スマートフォン解析

12月の俳句 20選+1 -追懐-

除夜の鐘

12月に入ると、いよいよ今年も終わりかという少し寂しいような気持になってきます。

そして、新年を迎える準備などであわただしく過ごしていると、あっという間に大晦日がやって来てしまいます。

今回は、一年の締めくくりとなる 12月に関連した、「11月の俳句」といえるようなものを集めました。

12月ならではといえるような句ばかりですので、是非とも鑑賞してみて下さい。

スポンサーリンク

 

12月の俳句について

現代の暦(新暦)の12月の行事や風物が詠まれている句を集め、最初の文字の五十音順に並べました。

ここにある句の季語はすべて「冬」のものです。

スポンサーリンク

 

12月の俳句 20選+1

 

いそがしき 冬至の妻の うしろ影

【季語】冬至

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

【補足】冬至(とうじ)は二十四節気の一つで、「一年のうちで最も昼が短くなる日(=最も夜が長くなる日)」のことです。

 

 

大歳の 暮れゆく雲を 仰ぎけり

【季語】大歳

【作者】西島麦南(にしじま ばくなん)

【補足】大歳(おおとし、おおどし)とは大晦日(おおみそか)のことです。

 

 

汲みたての 水うつくしき 煤払

【季語】煤払

【作者】日野草城

【補足】かつては旧暦の 12月13日に大掃除が行なわれていましたが、この由来となるのが煤払(すすはらい)という平安時代の行事です。

 

 

小気味よき 寒さとなりぬ 年の暮

【季語】年の暮

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

 

 

極月の 人々人々 道にあり

【季語】極月

【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

【補足】極月(ごくげつ)とは 12月の異名です。

師走の浅草寺

 

 

極月の 昼寝の夢の はかなしや

【季語】極月

【作者】日野草城

 

 

山茶花の 咲きてことしも 師走かな

【季語】師走

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

【補足】師走(しわす)は旧暦の 12月の呼び名です。

名前の由来として、師(=僧侶の意)が走るほど忙しいという説があります。しかし、これは民間語源であるとされています。

 

 

さむざむと 日輪あそぶ 冬至かな

【季語】冬至

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

【補足】日輪(にちりん)とは太陽のことです。また、月は月輪(がちりん)といいます。いずれも輪(わ)のように丸いことから名付けられたものです。

 

 

尻もちを つきてよろこぶ しはす哉

【季語】しはす

【作者】北村季吟(きたむら きぎん)

 

 

師走の夜の 釣鐘ならす 身となりて

【季語】師走

【作者】尾崎放哉(おざき ほうさい)

スポンサーリンク

 

 

水仙の 香も押合ふや 年の市

【季語】年の市

【作者】加賀千代女(かがのちよじょ)

【補足】年の市は年末にお正月飾りなどを売り出す市で、歳の市、暮の市ともいわれます。

 

 

月あらむ 櫺子明りを 柚子風呂に

【季語】柚子風呂

【作者】臼田亞浪(うすだ あろう)

【補足】冬至の日の柚子風呂(ゆずぶろ)は江戸時代の銭湯から流行したといわれています。

柚子湯(ゆずゆ)、冬至風呂ともよばれています。

 

 

妻はまだ 何かしてをり 除夜の鐘

【季語】除夜の鐘

【作者】日野草城

 

 

年の市 何しに出たと 人のいふ

【季語】年の市

【作者】小林一茶(こばやし いっさ)

 

 

年忘れ 一斗の酒を 尽しけり

【季語】年忘れ

【作者】正岡子規(まさおか しき)

杉玉

 

 

長旅の はてのわが家や 年の暮

【季語】年の暮れ

【作者】久保田万太郎

 

 

中々に 心おかしき 臘月哉

【季語】臘月

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

【補足】臘月(ろうげつ)も 12月の別名で、臈月、﨟月と表記されることもあります。

 

 

仏壇の 菓子うつくしき 冬至かな

【季語】冬至

【作者】正岡子規

 

 

ゆく年や 蕎麦にかけたる 海苔の艶

【季語】ゆく年

【作者】久保田万太郎

 

 

柚子湯出て 老の顔なる 汗やまず

【季語】柚子湯

【作者】皆吉爽雨(みなよし そうう)

 

 

わが家の いづこか除夜の 釘をうつ

【季語】除夜

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

【補足】除夜(じょや)は大晦日の夜のことをいいます。

スポンサーリンク


サブコンテンツ

このページの先頭へ