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3月の俳句 20選 -春光-

桃の花

3月の半ばを過ぎると寒さも少し和らいで、わずかながらに暖かさが感じられることもあるようになります。そして、一日ごとに春に向かっているのが実感できます。

今回は、そのような冬から春へと季節が移ってゆく 3月に関した、「3月の俳句」といえるようなものを集めました。

3月ならではといえる風物が詠まれた句を、是非ともチェックしてみて下さい。

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3月の俳句について

現代の暦(新暦)の 3月の行事や風物が詠まれている句を集めました。

俳句の季語の季節感は旧暦によるものであり、ここに集めた句の季語は「春」のものとなっています。

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3月の俳句 20選

 

尼寺や 彼岸桜は 散りやすき

【季語】彼岸桜(ひがんざくら)

【作者】夏目漱石(なつめ そうせき)

【補足】彼岸桜は他の桜よりも開花が早く、彼岸の頃に咲くことから名付けられたといわれています。小彼岸(こひがん)、小彼岸桜(こひがんざくら)とも呼ばれています。

 

 

薄赤き 顔並びけり 桃の酒

【季語】桃の酒

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【補足】桃の花を酒に浸したものを桃の酒といい、桃の節句にこれを飲むと百病が除かれるといわれています。

 

 

飾りたる 小町雛の うれひ眉

【季語】小町雛

【作者】阿部みどり女

【補足】雛飾りによっては、三歌人(=柿本人麻呂、小野小町、菅原道真)や三賢女(さんけんじょ=小野小町、清少納言、紫式部)が含まれます。

 

 

風晴れて 夕となりし 彼岸かな

【季語】彼岸

【作者】原 石鼎(はら せきてい)

 

 

京言葉 大阪言葉 濃白酒

【季語】濃白酒

【作者】松本たかし

【補足】白酒(しろざけ)がひな祭りのお供えとされるようになったのは、江戸時代になってからのことです。

白酒

 

 

啓蟄や たゞ一疋の 青蛙

【季語】啓蟄(けいちつ)

【作者】原 石鼎

【補足】啓蟄は二十四節気の一つで、冬眠していた虫たちが地上へ出てくる頃のことをいいます。

 

 

三月や 茜さしたる 萱(かや)の山

【季語】三月

【作者】芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

 

 

三月や 月をわすれし 木々の枝

【季語】三月

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

 

 

珠数ひろふ 人や彼岸の 天王寺

【季語】彼岸

【作者】正岡子規

 

 

寺の灯も なべて春めく 宵なれや

【季語】春めく

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

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鳶(とび)ついと 社日の肴 領しけり

【季語】社日(しゃにち)

【作者】三宅嘯山(みやけ しょうざん)

【補足】社日とは雑節(ざっせつ=季節の区分け)の一つで、春と秋に 2回あります。

 

 

初雷や ものに驚く 病み上がり

【季語】初雷(はつらい)

【作者】正岡子規

【補足】初雷とは立春(りっしゅん)以後の初めての雷のことで、音に驚いた虫が穴から出てくることから虫出しの雷とも呼ばれます。

 

 

春雨の 音がしてくる 楽しさよ

【季語】春雨

【作者】前田青邨(まえだ せいそん)

 

 

春の雪 今本降りや 美しや

【季語】春の雪

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

 

 

雛祭る 都はづれや 桃の月

【季語】雛祭る

【作者】与謝蕪村(よさ ぶそん)

提灯と桃の花

 

 

水とりや 氷の僧の 沓の音

【季語】水とり

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

【補足】お水取りとは、奈良の東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)で行われる行事で、閼伽井屋(あかいや)の香水を汲むものです。

 

 

水ぬるむ 頃や女の わたし守

【季語】水ぬるむ

【作者】与謝蕪村

 

 

山の日の きらきら落ちぬ 春の川

【季語】春の川

【作者】村上鬼城(むらかみ きじょう)

 

 

雪どけの 音聞て居る 朝寝哉

【季語】雪どけ

【作者】高井几董(たかい きとう)

 

 

夜明けから 雀が鳴いて 暖かき

【季語】暖かき

【作者】臼田亞浪(うすだ あろう)

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