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4月の俳句 20選 -佳景-

夜桜

4月になると気候もよくなり、風景も冬から春へと様変わりしてゆきます。桜の花をはじめとして、心が浮き立つような光景を目にすることも多くなります。

今回は、そのような春らしさに満ちた 4月に関する、「4月の俳句」といえるようなものを集めました。

4月ならではの風物が詠まれている句を、是非とも味わってみて下さい。

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4月の俳句について

現代の暦(新暦)の 4月の行事、風物が詠み込まれている俳句を集めました。

俳句の季語の季節感は旧暦によるものであり、ここに集めた句の季語は「春」のものです。

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4月の俳句 20選

 

うららかや 雀ひばりに 鳴きまじり

【季語】うららか

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

【補足】「うららか」は漢字で麗らかと書き、空が晴れて日差しが柔らかく照っている様子を表現する言葉です。

 

 

門の花 静かに白し 花曇

【季語】花曇

【作者】原 石鼎(はら せきてい)

【補足】花曇(はなぐもり)とは、桜が咲く頃の曇り空のことをいいます。

 

 

蚊帳釣草 逞しうなる 四月かな

【季語】蚊帳釣草

【作者】大須賀乙字(おおすが おつじ)

【補足】蚊帳釣草(かやつりぐさ)は雑草の一種で、茎の断面は三角形をしています。

 

 

桜狩 奇特や日々に 五里六里

【季語】桜狩

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

【補足】桜狩(さくらがり)とは、花見のことをいいますが、桜を求めて歩くというニュアンスが含まれます。この「狩り」は訪ね求めるという意味を持ちます。

 

 

春宵の 此一刻を 惜むべし

【季語】春宵

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

夕空と桜

 

 

清明や 翠微に岐る 駅路

【季語】清明

【作者】松瀬青々(まつせ せいせい)

【補足】清明(せいめい)は二十四節気の一つです。駅路は「うまやみち」と読みます。

【関連ページ】 ⇒ 清明とは?

 

 

旅人も まじりてそそぐ 甘茶かな

【季語】甘茶

【作者】吉武月二郎(よしたけ つきじろう)

【補足】4月8日にはお釈迦様の誕生日を祝う花祭りが行なわれ、誕生仏(たんじょうぶつ=お釈迦様の像)に甘茶(あまちゃ)を注ぎかけます。

【関連ページ】

 ⇒ 花祭りで甘茶をかけるのはなぜ?

 

 

半ば来て 雨にぬれゐる 花見哉

【季語】花見

【作者】炭 太祇(たん たいぎ)

 

 

菜の花の 暮るるや人を 待ち得たり

【季語】菜の花

【作者】中村汀女(なかむら ていじょ)

 

 

長閑さや 早き月日を 忘れたる

【季語】長閑さ(のどかさ)

【作者】炭 太祇

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初花は 誰ぬしなるぞ よし野山

【季語】初花

【作者】加賀千代女(かがのちよじょ)

【補足】千代女は次の句も詠んでいます。

よしの山 たが初花の ぬしならん

 

 

花のころ 奈良ざらし売る 家もあり

【季語】花のころ

【作者】山口素堂(やまぐち そどう)

【補足】花のころとは「桜の花が咲く頃」の意です。また春の花が咲く頃を指していうこともあります。

 

 

花冷えの ともし灯ひとつ ともりけり

【季語】花冷え

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

【補足】花冷えとは、桜の花が咲く頃に寒さが戻ってくることをいいます。

 

 

花人も 阿波人形に 似通へる

【季語】花人(はなびと)

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

【補足】花人(はなびと)とは、花見をする人の意です。

 

 

花御堂 花重なりて 匂ひけり

【季語】花御堂

【作者】及川 貞(おいかわ てい)

【補足】花御堂(はなみどう)はお堂を様々な花で飾り付けたもので、花祭りに誕生仏を安置します。 

甘茶の花

 

 

春の夜や 時計の音と 古畳

【季語】春の夜

【作者】日野草城

 

 

仏生会 くぬぎは花を 懸けつらね

【季語】仏生会

【作者】石田波郷(いしだ はきょう)

【補足】仏生会(ぶっしょうえ)とは花祭りのことで、この他にも灌仏会(かんぶつえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、降誕会(こうたんえ)などの呼び方があります。

 

 

ふり向きし うしろに月や 春の宵

【季語】春の宵

【作者】高橋淡路女(たかはし あわじじょ)

 

 

窓を開け 幾夜故郷の 春の月

【季語】春の月

【作者】中村汀女

 

 

夕暮の 水のとろりと 春の風

【季語】春の風

【作者】臼田亞浪(うすだ あろう)

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