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仏教と神道についてまとめてみました

日本で信仰者が多いのは、仏教と神道の2つの宗教です。特別に熱心な信仰心が無くても、お寺や神社との関わりは少なからずあるのではないでしょうか。

私の場合は、初詣をはじめとして祈願があれば神社へいきますし、身内の葬儀などがあれば菩提寺のお世話になります。

とは言っても、宗派を聞かれて即答できない時期もありましたので、限りなく無信心者に近いといえるのでしょう。

せめて、先祖代々の宗派については知識を得たいとは思うのですが、何か機会がないと勉強も進みません。

そこで、仏教と神道(しんとう)についての理解を深めるための手立てとして、いろいろと調べることにしました。

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仏教について

日本人の多くは特定の宗教を持たないながらも、約75,000の寺院や300,000体以上といわれる仏像数から、日本は一大仏教国とされています。

これらの数は、他の仏教国と比較しても桁違いのものです。

現在の日本の仏教徒は、文化庁編纂の「宗教年鑑」等によれば、浄土宗系・浄土真宗の宗派と日蓮宗系の宗派が大きな割合を占めています。

日本に仏教が伝来したのは、飛鳥時代の552年、あるいは538年といわれています。歴史の教科書には538年が採用されています。

その後、奈良時代、平安時代、鎌倉時代に多くの宗派が成立して現在に至っていますが、それらを時代の流れに沿ってみていきましょう。

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奈良時代の仏教

奈良時代には、南都六宗(なんとろくしゅう、りくしゅう)という6つの宗派が盛んになりました。それぞれの宗派は、次のようなものです。

  • 倶舎宗(くしゃしゅう) … 752年の東大寺の大仏開眼会(かいげんえ)で経論を講説した宗派です
  • 華厳宗(けごんしゅう) … 『華厳経』を経典とする大乗仏教の宗派の一つです
  • 三論宗(さんろんしゅう) … 『三論』を経典とする大乗仏教の宗派の一つです
  • 成実宗(じょうじつしゅう) … 三論宗に付属する宗派で、『成実論』を研究します
  • 法相宗(ほっそうしゅう) … 大乗仏教の宗派の一つです
  • 律宗(りっしゅう) … 戒律の研究と実践を行なう宗派です

 

平安時代の仏教

桓武天皇が最澄(さいちょう)と空海(くうかい)を中国に送り、密教(みっきょう=大乗仏教の中の秘密教を意味します)を学ばせました。この二人が帰国して広めたのが、次の宗派です。

  • 天台宗(てんだいしゅう) … 最澄が比叡山に寺を開きました
  • 真言宗(しんごんしゅう) … 空海が高野山に寺を開きました

この時代には、来世の幸福を願う浄土信仰が流行しました。極楽浄土の象徴として建立されたのが、宇治の平等院です。

 

鎌倉時代の仏教

この時代になると、仏教の目指すものが「国家の鎮護」から「民衆の救済」へと変化し、それにともなって、次のような宗派が生まれてきました。

  • 日蓮宗(にちれんしゅう) … 法華宗(ほっけしゅう)とも称し、「南無妙法蓮華経」の題目を唱えます
  • 浄土宗(じょうどしゅう) … 「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えます
  • 浄土真宗(じょうどしんしゅう) … 悪人正機(あくにんしょうき)の思想を説きました
  • 融通念仏宗(ゆうづうねんぶつしゅう) … 浄土教の宗派の一つです
  • 時宗(じしゅう) … 浄土教の宗派のひとつです
  • 曹洞宗(そうとうしゅう) … 禅宗(ぜんしゅう)の一つです
  • 臨済宗(りんざいしゅう) … 禅宗の一つです
  • 黄檗宗(おうばくしゅう) … 禅宗の一つです

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神道について

神道は日本古来の宗教で、国歌の形成に深く関わって来たとされています。次に、主な特徴を挙げてみましょう。

  • 自然をはじめ、森羅万象に神の存在を見出す、いわば多神教です
  • 明確な開祖、創始者はいません
  • 「古事記(こじき)」、「日本書紀(にほんしょき)」等の『神典(しんてん)』を規範としています
  • 祖霊をまつるなど、祭祀(さいし)を重要視します
  • 他の宗教と比較すると、現世主義的な傾向があります

 

また、神道は次のように分類されることもあります。

 

古神道(こしんとう)

江戸時代の国学によって生み出された概念で、「原始宗教」と表現されることもあります。純神道、原始神道という言葉も同様です。

また、明治時代の初期に成立した神道系の宗教運動も古神道と呼ばれています。

 

皇室神道

皇居内の宮中三殿を中心として行われる、皇室の神道です。宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)ともいわれます。

 

国家神道

明治維新から第二次世界大戦終結までの間に行なわれた、国家の支援をともなった神道をいいます。

 

神社神道

神社を中心として、氏子(うじこ)や崇敬する者たちによって行われる信仰の形態をいいます。

現在では「神道」といった場合、この神社神道を意味します。

 

民族神道

民間で行われてきた信仰の形態で、民間神道とも呼ばれます。

 

仏教と神道の習合と分離

現在では、七五三や成人式などのお祝い事や祈願の行事などは神社で行ない、葬儀や祖先の供養などはお寺で行なうといったことは多いでしょう。

つまり、神道と仏教の信仰、習慣、行事を両立させているわけです。これは、明治維新の以前には神道と仏教が習合しているのが一般的だったことの名残りといえます。

たとえば、お寺の中に鳥居があるという風景も、珍しいものではありませんでした。

このような、仏教と神道が入り混じった状態は「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」あるいは「神仏混淆(しんぶつこんこう)」といわれます。

そして、1000年を超えて行われてきた神仏習合(神仏混淆)は、明治元年(1868年)に明治政府が発した神仏分離令によって、徐々に崩壊してゆくことになります。

 

まとめ

  • 仏教が日本に伝わって来たのは飛鳥時代といわれていて、奈良時代、平安時代、鎌倉時代にかけて多くの宗派が成立しました。
  • 神道とは、一般的に神社神道を意味しますが、その他に古神道、皇室神道、国家神道、民族神道などの分類もあります。
  • 現在でも、明治以前の神仏習合の名残りは多くみられます。

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