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風習と文化の意味の違いは? 使い分けはどうすればいい?

杉玉「風習」や「文化」という言葉は、ときどき耳にする言葉です。この二つの言葉の意味は似ているように思えるので、あまり意識して使い分けていないのではないでしょうか。意味や使い方には違いがあるはずですが、どうもハッキリしません。

今回は、「風習」と「文化」の意味の違いを確認し、どのように使い分けるのかをみていくことにしましょう。

 

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文化の意味

まずは、文化の意味について確認しましょう。

文化の意味は、「人間が社会生活上で作り上げてきた生活様式などや、その表現」ということです。具体的にいえば次のようなものになります。

  • 学問
  • 芸術
  • 芸能
  • 道徳
  • 政治
  • 経済
  • 宗教
  • 衣・食・住に関するならわし、しきたりなど

これらのうち洗練されたもの、つまり学問や芸術などは「ハイカルチャー」と呼ばれることもあります。

 

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風習の意味

それでは次に、風習の意味を確認しましょう。

先の文化の意味と対比させる表現をとれば、風習の意味は「ある地域社会で行なわれてきた特有のならわし」ということです。地域社会といった場合には、一定の地域、あるいは限定された地域といった意味合いを持ってきます。

ですから、風習と文化の本質は同じものですが、地域の限定性をより意識した言葉が「風習」であるといえるでしょう。そして、風習が従来の地域よりも広い範囲で通用するものとなった場合は、やがて文化と呼ばれることになります。

なお、地域といってもどこまでのレベルをいうのかという問題があります。これに明確な範囲を示すのは難しいですが、国単位の事柄であれば「文化」として扱うべきと私は考えます。

たとえば、日本では一般に行われていても、お隣の中国では全く行われていないことがあるとしましょう。この場合は、「風習が違う」というよりも「文化の違い」といったほうが適しているはずです。

 

身代わり猿

 

 

風習と文化の使い分け

ある事柄を表現するときに、「風習」と「文化」のどちらを使った方がよいのかという判断が難しいことは多いでしょう。むしろ、どちらを使っても支障がないことも多いかもしれません。

しかし、それぞれに適した使い方もあります。具体的な例で考えてみましょう。

新年の「お正月飾り」は、日本国内のどこでも見られるものです。逆に、お正月飾りをしない地域はないと言えるでしょう。ですから、『お正月飾りは日本の文化です』という表現が適しています。

次に七夕(たなばた)の場合を考えてみると、この日に「素麺(そうめん)」を食べる地域があります。しかし、日本全国どこでも素麺を食べるわけではありません。お正月飾りとは違って、限定された地域で行われていることなので、『○○では七夕に素麺を食べる風習があります』という表現が適しているわけです。

そして将来、全国的に「七夕=素麺」が通用するようになったときに、「文化」と表現されるようになります。

 

つるし雛

 

 

まとめ

  • 文化とは、「人間が社会生活上で作り上げてきた生活様式などや、その表現」という意味です。
  • 風習の意味は、「ある地域社会で行なわれてきた特有のならわし」という意味です。
  • 「風習」と「文化」は、地域性を考慮して使い分けます。

 

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