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羽子板を飾る時期は?  いつからいつまで飾るものですか?

毎年12月17日から3日間、東京の浅草寺(せんそうじ)で羽子板市が開かれます。この期間中の羽子板の出品はかなりの数なので、見て回るだけでも楽しめます。

この羽子板ですが、初正月のお祝いに贈ったりもしますが、そもそも羽子板とはどのような意味をもつものなのでしょうか?

このページでは、羽子板の由来や飾る時期、羽根つきについてみていきましょう。

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羽子板とは?

羽子板は、はじめは羽根つきの道具として使われていましたが、、徐々に厄払いにも用いられるようになりました。
やがて、魔除けとしてお正月に女性に贈る習慣も生まれました。

現代では、赤ちゃんが生まれてから初めて迎えるお正月、つまり初正月に、男の子には破魔弓(はまゆみ)、破魔矢(はまや)を、女の子には羽子板を贈る風習があります。

 

羽根つきで使う羽根の黒い球は、「ムクロジ」という木の種子に鳥の羽根を付けたものです。

このムクロジを漢字で表すと、「無患子」となります。つまり、「子どもが患うことがない」という意味をもっています。

ですから、羽子板は女の赤ちゃんにとって、無病息災のお守りの意味があるのです。

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羽子板を飾る時期は? 何歳まで飾るもの?

羽子板を飾る時期は、一般的に 12月中旬~1月15日とされています。しかし、特別な決まりはありません。

12月中旬から飾るとされるのは、12月13日が「正月事始め」といって、お正月の準備を始める日だからです。

門松やしめ縄などのお正月飾りを飾り付けるときに、一緒に行なっても大丈夫です。ただし、12月29日(にじゅうく=二重苦)と大みそか(一夜飾り)に飾るのは、避けることが多くみられます。

また、1月15日は小正月(こしょうがつ)で、その年に飾った門松やしめ縄などを集めて焼く左義長(さぎちょう)という行事が行なわれます。

そして、この日に羽子板をしまうことが多く行なわれています。

この小正月については、こちらをご覧ください。

【参考】小正月とは?

また、子どもが大きくなってから、何歳まで飾るのかについては、特に決まりはありません。

あえて目安を挙げるとすれば、立志式の年齢数え年の15歳があります。実際に、このころまで飾るという家庭は多くあります。

しかし、子供が成人するまで飾る家庭もありますし、さらには結婚して他家へ嫁ぐまで飾る家庭もあります。

ですから、たとえ成人した後に羽子板を毎年飾り続けたとしても、おかしいことは何もないと私は考えています。

 

 

羽根つきとは?

 

羽根つきの由来は?

羽根つきは、室町時代には「胡鬼(こき)の子勝負」と呼ばれていました。現在の羽子板は胡鬼板(こきいた)、羽は胡鬼の子という名前でした。胡鬼板で胡鬼の子をついて、その年の平安を祈願するという儀式的なものでした。

江戸時代には、お正月の女の子の遊びとして一般に普及しました。羽根をついて、その年の厄払いをするという意味合いを持っていたのです。

 

羽根つきの遊び方

羽根つきには、2つの遊び方があります。

  1. 追羽根(おいばね)
    2人で交互に羽根を打ち合います。
    羽根を落とすと罰として、顔に墨をつけることなども行われます。
  2. 揚羽根(あげはね)
    1人で羽根を打ち続け、その回数を競います。

 

羽子歌

羽子歌(はねうた)は、羽根つきのときに歌う数え歌です。
いくつかの例を挙げてみましょう。

とごにたご わたしめご いつ来てかし ななんのくし ここのまへでとを

とごにたご わたしめご 来てても なな子の帯を の字にしめて ここのはでかした

とり来なたり来な さんにん来たらつて来な いつ来てても ななこの帯をたらにしめて ここのまへでとを

 

 

まとめ

  • 現代では、初正月の女の赤ちゃんに羽子板を贈る風習があります。
  • 羽子板を飾る時期は、一般的に 12月中旬~1月15日です。
  • 羽根つきは、室町時代の「胡鬼(こき)の子勝負」に由来します。

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