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『春の俳句』 ベスト20!

俳句の素晴らしさには、いつも感心させられてしまいます。単に風景を写し取るだけでなく、そのときの心情までを込めることができます。しかも、それがたったの17文字で可能なのです。

そして、現在に至るまでに多くの作品が生み出されてきました。それらに接して四季の趣を味わうたびに、日本で暮らすことの喜びを感じることができます。

今回は、春のイメージを持った句を集めてみました。これらから春を感じてみてください。

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春の俳句について

  • 季語から分類すれば「春」でないものもあるかもしれませんが、私が春を想起する句を選んでいます。
  • 「字余り」、「字足らず」の句は選んでいません。
  • 並んでいる順番は、五十音順です。

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春の俳句 ベスト20

 

鶯や 柳のうしろ 薮の前

【作者】松尾芭蕉

【私感】鶯の動きを想起させる、究極の17文字といえるでしょう。

 

 

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ

【作者】服部嵐雪

【私感】「梅」が冬を、「あたたかさ」が春を連想させ、季節が移り変わるころを絶妙にとらえています。

 

 

梅が香に のっと日の出る 山路かな

【作者】松尾芭蕉

【私感】「のっと」が芭蕉ならではの擬態語であり、まず普通には出てこないのではないでしょうか。

 

 

門松や おもへば一夜 三十年

【作者】松尾芭蕉

【私感】門松で年を振り返る、万人の共感を呼ぶ句かといえるでしょう。

 

 

しばらくは 花の上なる 月夜かな

【作者】松尾芭蕉

【私感】「花」は一般的に桜と解釈されるかもしれませんが、他の花を想定しても成立するのが俳句の優れている点でしょう。

 

 

 

島々に 灯をともしけり 春の海

【作者】正岡子規

【私感】夕刻の春の海を詠んだものは珍しく感じます。

 

 

白梅や ひと日南を あこがれぬ

【作者】石川啄木

【私感】啄木の作品には、短歌、俳句いずれも忘れがたいものがあります。

 

 

笋(たけのこ)の うんぷてんぷの 出所かな

【作者】小林一茶

【私感】「うんぷてんぷ」を使うところが一茶らしさではないでしょうか。

 

 

筍や 目黒の美人 ありやなし

【作者】正岡子規

【私感】東京・目黒の「筍飯(たけのこめし)」は、江戸時代からの名物でした。そして、筍を食べると顔のツヤがよくなって、美人になるともいわれていました。

 

 

近道へ 出てうれし野の 躑躅(つつじ)かな

【作者】与謝蕪村

【私感】思いがけず、つつじに巡り合えた嬉しい心情が伝わってきます。

 

 

 

菜の花や 月は東に 日は西に

【作者】与謝蕪村

【私感】名作中の名作、これを越える句があるとしたら…

 

 

白桃や 莟(つぼみ)うるめる 枝の反り

【作者】芥川龍之介

【私感】短編の名手・芥川龍之介の句として、忘れがたいものです。

 

 

花の雲 鐘は上野か 浅草か

【作者】松尾芭蕉

【私感】懐かしい地名が含まれていて、とても親近感を覚えます。

 

 

春の海 ひねもすのたり のたりかな

【作者】与謝蕪村

【私感】「のたり のたり」の繰り返しが、これ以上なく春らしさを醸し出しています。これも、普通には出てこない擬態語と感心してしまいます。

 

 

春の夜は 桜に明けて しまひけり

【作者】松尾芭蕉

【私感】「春の夜」と「桜」の取り合わせが、いやが上にも情緒を引き出してくれます。

 

 

 

春もやや けしきととのう 月と梅

【作者】松尾芭蕉

【私感】「月」と「梅」の取り合わせの妙を感じます。

 

 

百両の 石にもまけぬ つつじ哉(かな)

【作者】小林一茶

【私感】「石にもまけぬ」が一茶らしさ全開です。

 

 

古池や 蛙(かわず)とびこむ 水の音

【作者】松尾芭蕉

【私感】俳句の代名詞的な存在で、驚異的な作品です。

 

 

ほろほろと 山吹散るか 滝の音

【作者】松尾芭蕉

【私感】「ほろほろ」の表現が、才ある人ならではといえるでしょう。

 

 

山路きて 何やらゆかし すみれ草

【作者】松尾芭蕉

【私感】何でもない句に思えて、つくろうとしてもつくれない存在ではないでしょうか。

 

 

 

四季の俳句

他の季節の俳句は、こちらをご覧になってください。

⇒ 夏の俳句

⇒ 秋の俳句

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