果物の漢字の読み方 35【難読編】

柿の実と青空

果物の名前が漢字で書かれている場合、中には何と読むのか考えてしまうようなものもあります。

漢字の「音」から見当がつくこともありますが、読み方がわかっても理解に苦しむようなものも見受けられます。

今回は、漢字で表記された果物の名前について、読み方を中心にみていくことにしましょう。

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果物の漢字の読み方

漢字で表記された果物のうち、「難読」といわれているものを集めて五十音順に並べました。

「桃」や「柿」のように容易に読めると考えられるものは含めていません。

 

鰐梨

【読み方】アボカド

【補足】

 和名の「鰐梨(ワニナシ)」は英名の「alligator pear(本来はavocado )」を直訳したものです。

 

 

杏子 / 杏

【読み方】あんず

【補足】

 英名は Apricot (アプリコット)です。

 

 

【読み方】いちご

【補足】

平安時代に著された『本草和名(ほんぞうわみょう:薬物に関する辞典)』には「以知古」と記載されています。

農林水産省による分類では「果実的野菜」です。

 

 

無花果 / 映日果

【読み方】イチジク

【補足】

「無花果(漢語)」は「花が咲かずに実がなる(ように見える)」ことに由来しています。

和名の「イチジク」は「映日果」の音読みの「エイジツカ」が変化したものともいわれます。

 

 

桜桃

【読み方】おうとう、さくらんぼ

【補足】

「さくらんぼ」は「桜の坊(桜の実の意)」が変化したものと考えられています。

さくらんぼの実

 

 

甘橙

【読み方】オレンジ

【補足】

和名が「甘橙(アマダイダイ)」です。

 

 

花梨

【読み方】カリン

【補足】

安蘭樹(アンランジュ)という別名があります。

民間療法で咳止めや利尿に使われてきました。

 

 

彌猴桃 / 支那猿梨

【読み方】キウイ

【補足】

「彌猴桃(びこうとう)」は中国語の表記です。彌猴はアカゲザルのことで、「猿が好んで食べる果物」の意から名付けられました。

 

 

蕃石榴

【読み方】グアバ

【補足】

和名が「蕃石榴」で「バンザクロ、バンセキリュウ」と読みます。

 

 

茱萸 / 胡頽子

【読み方】ぐみ

【補足】

江戸時代に著された『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん:日本の食べ物の解説書)』に「胡頽子 和名久美」という記載があります。

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胡桃

【読み方】くるみ

【補足】

クルミの実は古くから食用に利用されてきました。

 

 

葡萄柚子

【読み方】グレープフルーツ

【補足】

「葡萄柚子」は果物の漢字の中でも特に「難読」とされています。

「葡萄」「柚子」それぞれについては後述。

 

 

石榴 / 柘榴 / 若榴

【読み方】ザクロ

【補足】

和名の「ザクロ(佐久呂)」は中国名・石榴の漢音「セキリュウ」あるいは呉音「ジャクル」に基づくと考えられています。

 

 

朱欒 / 謝文

【読み方】ザボン

【補足】

「ジャボン」と読まれることもあります。

 

 

西瓜

【読み方】すいか

【補足】

中国語の「西瓜」の唐音が「スイカ」です。

農林水産省による分類では、西瓜は「果実的野菜」です。

また、「南瓜」の読みは「カボチャ」です。

西瓜の花

 

 

五歛子

【読み方】スターフルーツ

【補足】

和名が「五歛子(ごれんし)」です。

 

 

李 / 酢桃

【読み方】すもも

【補足】

「すもも」の名前は、桃(もも)よりも酸味が強いことに由来しています。

 

 

火龍果

【読み方】ドラゴンフルーツ

【補足】

中国名が「火龍果」で、「ピタヤ、ピターヤ」の名でよばれることもあります。

メキシコ、中南米の原産で、スペイン語では「pitahaya」です。

 

 

麝香猫果

【読み方】ドリアン

【補足】

「麝香(じゃこう)」は香料の一種です。

また、麝香猫(ジャコウネコ)の分泌液は香料に利用されます。

 

 

【読み方】ナツメ

【補足】

「ナツメ(和名)」は「夏芽(夏に芽が出る)」に由来します。

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凰梨

【読み方】パイナップル

【補足】

和名が「凰梨」で「ほうり」と読みます。

多年草ですが収穫ごとに実が小さくなり、パイナップルの法定耐用年数は 3年と定められています。

 

 

八朔

【読み方】はっさく

【補足】

名前の由来は、八朔(旧暦の 8月1日)頃から食べられたこととされています。

原木は江戸時代末に広島の浄土寺で発見されたのが最初といわれています。

 

 

果物時計草

【読み方】パッションフルーツ

【補足】

和名は「果物時計草(くだものとけいそう)」です。

英語でトケイソウを passion flower ということから名付けられたものです。

 

 

甘蕉 / 実芭蕉

【読み方】バナナ

【補足】

日本では「芭蕉(ばしょう)」と呼ばれてきました。

江戸時代の俳人・松尾芭蕉が俳号としたのは、門人から芭蕉の株を贈られ、それがよく育ったたことによるものです。

 

 

万寿果 / 蕃瓜樹

【読み方】パパイア

【補足】

和名が「万寿果(まんじゅか)」、漢名が「蕃瓜樹(ばんかじゅ)」です。

パパイヤの木と海

 

 

枇杷

【読み方】びわ

【補足】

桃栗三年柿八年 枇杷は九年でなりかねる」ということわざがあるように、種子から育てる場合(実生栽培)は実が成るまでに 7・8年かかります。

 

 

葡萄

【読み方】ぶどう

【補足】

甲州(こうしゅう:品種名)は鎌倉時代の初め頃から甲斐国(かいのくに:現在の山梨)で栽培が始められました。

 

 

檬果 / 芒果

【読み方】マンゴー

【補足】

原産地はインドからインドシナ半島にかけての地域といわれています。

 

 

蜜柑

【読み方】みかん

【補足】

古くには「みっかん」と読まれていました。

甘い柑橘類(かんきつるい)」の意から名付けられました。

 

 

甜瓜

【読み方】メロン

【補足】

「甜瓜(てんか)」は漢名です。

農林水産省による分類では「果実的野菜」です。

 

 

椰子

【読み方】やし

【補足】

ヤシ科のカンノンチク、シュロチクは江戸時代から栽培され、大正・昭和時代には投機の対象にもなりました。

 

 

柚子

【読み方】ゆず

【補足】

桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿 18年」といわれるように、実生栽培では実が成るまでに十数年を要します。

 

 

茘枝

【読み方】ライチ

【補足】

中国名が「茘枝(レイシ)」です。

 

 

林檎

【読み方】りんご

【補足】

平安時代に表わされた『和名類聚抄』には「利宇古宇(りうこう、りうごう)」と記載されていて、これが「りんご」に変化したと考えられています。

 

 

檸檬

【読み方】レモン、ねいもう

【補足】

和名が「檸檬(ねいもう)」でうす。

 

【関連ページ】

⇒ 野菜の難読漢字の読み方

 

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