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『夏の俳句』 ベスト20!+3

夏の渓谷

うっとうしい梅雨が明けて、夏になったときの開放感はとても楽しいものです。一夜が明けたら夏の朝だったという経験は誰にもあるのではないでしょうか。そして、暑さの中にも一時の涼しさを求める夏の風物詩も数多くあります。

今回は、夏という季節を表現している俳句を選びました。どれも素晴らしい句ばかりで、有名な句も多いので、是非鑑賞してみて下さい。

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夏の俳句について

  • 季語から分類すれば「夏」でないものもあるかもしれませんが、私が夏を想起する句を選んでいます。
  • 「字余り」、「字足らず」の句は選んでいません。
  • 並んでいる順番は、五十音順です。

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夏の俳句 ベスト20 +3

 

暁の 紺朝顔や 星一つ

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

【私感】明け方の朝顔と星の対比、情景が浮かんできます。

 

 

朝顔に つるべとられて もらい水

【作者】加賀千代女(かがのちよじょ)

【補足】つるべ(釣瓶)は井戸で水を汲み上げるための桶(おけ)などの入れ物です。

【私感】有名すぎる句です。朝顔とつるべという組み合わせが素晴らしいです。

 

 

荒海や 佐渡に横とう 天の川

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

【補足】『おくのほそ道』の旅の中で詠まれた句です。

【私感】これも有名な句ですね。「天の川」は秋の季語とされていますが、夏を感じても不都合はないはずです。

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入る月の 跡は机の 四隅哉

【作者】松尾芭蕉

【私感】この句で、何故か夏の夜を想起してしまいます。

 

 

薄月夜 花くちなしの 匂いけり

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【私感】「薄月夜」が何ともいえぬ情感をもたらしてくれます。

 

薄月夜

 

 

籠かばふ 鬼灯市(ほおずきいち)の 宵の雨

【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)

【私感】夕立ちでなく、宵の雨を使うセンスが秀逸です。

 

 

川風や 薄柿着たる 夕涼み

【作者】松尾芭蕉

【補足】薄柿とは、薄い赤茶色のことです。

 

 

雲の峰 いくつ崩れて 月の山

【作者】松尾芭蕉

【補足】「月の山」とは山形の月山(がっさん)のことで、出羽三山(でわさんざん)の一つです。

一度は月山を訪れてみたいものです。

 

 

さじなめて 童たのしも 夏氷

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

【私感】子どもの楽しそうな顔が浮かんできますね。

 

 

五月雨を 集めてはやし 最上川

【作者】松尾芭蕉

【季語】五月雨(さみだれ)-夏

【補足】旧暦の「五月」であれば、夏も間もなくといったところでしょうか。

 

 

山門の 大雨だれや 夏の月

【作者】小林一茶(こばやし いっさ)

【季語】夏の月

 

 

閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声

【作者】松尾芭蕉

【私感】いわずと知れた名作で、完璧としか言いようがありません。

 

枯山水の岩

 

 

涼風の 曲がりくねって 来たりけり

【作者】小林一茶

【私感】「曲がりくねって」が一茶らしい句です。

 

 

たたかれて 昼の蚊をはく 木魚かな

【作者】夏目漱石(なつめ そうせき)

【私感】漱石らしいユーモアが感じられます。

 

 

七夕の 逢はぬ心や 雨中天

【作者】松尾芭蕉

【私感】「雨中天」は「有頂天」にかけた、芭蕉の遊びですね。

 

 

散れば咲き 散れば咲きして 百日紅(さるすべり)

【作者】加賀千代女

【私感】「散れば咲き」の繰り返しがリズムを生んでいます。

 

 

夏川を こすうれしさよ 手にぞうり

【作者】与謝蕪村(よさ ぶそん)

【私感】嬉しい心情が、しっかりと伝わってきます。

 

夏の小川

 

 

夏草や つわものどもが 夢の跡

【作者】松尾芭蕉

【私感】これも名作中の名作ですね。

 

 

夏の夜の あけ残りけり 吾妻橋(あづまばし)

【作者】正岡子規

【補足】吾妻橋は東京の隅田川にかかる橋です。

【私感】懐かしい地名が入っている句には、思い入れが深くなります。

 

 

水の奥 氷室(ひむろ)尋ぬる 柳哉

【作者】松尾芭蕉

【補足】氷室は氷を貯えておくための部屋や穴をいいます。

【私感】「水」、「氷室」、「柳」の3語で清涼感を醸し出しています。

 

 

やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声

【作者】松尾芭蕉

【私感】蝉の声の特徴を、文句なしに表現している句です。

 

 

夕顔の 花に冷つく 枕かな

【作者】小林一茶

【季語】夕顔

 

 

をととひの へちまの水も 取らざりき

【作者】正岡子規

【補足】子規の辞世の句といわれています。

 

 

四季の俳句

他の季節の俳句は、こちらをご覧になってください。

⇒ 春の俳句

⇒ 秋の俳句

⇒ 冬の俳句

【関連項目】

⇒ 俳句の季語 夏関連 30

⇒ 夏の短歌 ベスト20

⇒ 夏の風物詩 50

⇒ 夏の言葉 20

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