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「雨水の日」が暦にあるけど、どんな意味ですか?

雪解けの風景

暦の「雨水」という言葉は、私にとって分かりにくいものでした。文字だけ見ると「雨が降る時期」というような印象を受けてしまいますが、実際には違っていました。雨水は2月半ばくらいのものなので、あまり雨とは縁が無い時期です。

今回は、この雨水の日がどのような意味を持っているのかについて、確認していくことにしましょう。

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「雨水」と暦

流し雛の表情が可愛いですね。

雨水」の読み方は、『うすい』です。雨水とは二十四節気の一つで、2017年2月18日です。(2016年は2月19日)

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、一年を24等分して季節の名前を付けたもので、古代中国の時代から使われていたものが、日本に伝わってきました。

二十四節気の詳細については、こちらをご覧ください。

⇒ 二十四節気とは

この二十四節気を、さらに3つに分けたものが七十二候(しちじゅうにこう)と呼ばれるものです。

 

【雨水の七十二候】

初候:土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)

「雨が降って、土が潤ってくるころ」のことです。

次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)

「霞がたなびき始めるころ」のことです。

末候:草木萠動(そうもくめばえうごく)

「草木が芽を出し始めるころ」のことです。

 

雨水を前後の二十四節気と並べてみると、次のようになります。

立春(りっしゅん)  ⇒  雨水  ⇒  啓蟄(けいちつ)

立春は「春のきざしが感じられるころ」のことをいい、啓蟄は「冬眠していた虫が地上へ出てくるころ」のことをいいます。この2つの間にある雨水は、冬が終わって春へと変わっていく動きがみえてくる季節といえるでしょう。

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「雨水」の意味

『こよみ便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記載されています。つまり、雨水は「空から降る雪がに変わり、地上の雪や氷はとなるころ」という意味になります。

『こよみ便覧』とは、太玄斎(たいげんさい)こと、常陸宍戸藩の第5代藩主・松平頼救(まつだいら よりすけ)の著した暦についての解説書で、天明七年(1787年)に出版されたものです。

そして昔から、雨水は農耕の準備を始める目安となる日とされてきました。雪解けが始まれば、春もそれほど遠くはありませんね。

雪解けの水を表現する言葉は他に、雪汁(ゆきしる、ゆきじる)、雪消水(ゆきげみず)などがあります。また、その水の流れに勢いがあって激しい場合は、雪代(ゆきしろ)、雪代水(ゆきしろみず)といいます。そして、雪代が川などに流れ込んで水が濁る様子を雪濁り(ゆきにごり)といいます。

雪解け水

 

 

雨水の日には何をする?

雨水の日は「雛人形を出す日」といわれることがあります。これは、雨水に雛人形を飾ると、その家の女の子は良縁に恵まれるという言い伝えがあるからです。

しかし、雨水と雛人形には直接の関係はありません。むしろ、雨水の前の二十四節気である「立春」から飾ることもありますし、それが早いと思われれば雨水に飾れば良いのです。また、雛祭りに近い大安の日に飾ることも多いので、雨水の日にとらわれずに臨機応変に行なえば大丈夫です。

また、雛人形の一夜飾りは避けた方がよいということが言われます。しかし、この「一夜飾り」は、お正月飾りに対して言われることです。つまり、一日飾りでお正月の神様を迎えるような失礼なことは避けるべきとされています。これを、桃の節句の雛人形に対しても応用するのは、意味合いが違うのではないかと私は考えます。

花に積もった雪

 

 

まとめ

  • 雨水は二十四節気の一つで、立春と啓蟄の間にあります。
  • 雨水は「空から降る雪がに変わり、地上の雪や氷はとなるころ」のことをいい、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。
  • 雨水の日に雛人形を飾ると、その家の女の子は良縁に恵まれるという言い伝えがあります。

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