坐骨神経痛の5つの原因と主な症状について

足を怪我した人の人形

「神経痛」という言葉は耳にすることが多いと思いますが、「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」となるとどうでしょうか。

聞いたことがない人にとっては、神経痛のなかでも特別なもの、症状が重いものといった印象を受けるかもしれません。

そこで、このページでは坐骨神経痛の原因、症状などについてみていきましょう。

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坐骨神経痛とは何か?

私はかなり以前に「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」という名前を知ったのですが、長い間これを病名だと思っていました。

しかし、これは病名ではなくて症状の名前です。

つまり、『ヘルニアになって坐骨神経痛が出た』という場合は、「ヘルニア」が病名で「坐骨神経痛」が症状名です。

とはいっても、『坐骨神経痛になった』という言い方は普通に使われています。

また、病院で診察を受けた場合に、医師から「坐骨神経痛です」と言われることもあります。

これは、病名を特定できない段階で使われる表現ですが、あくまでも坐骨神経痛は症状名です。

ここで「ヘルニア」という名前を出しましたが、坐骨神経痛の原因となるのは、そもそもどのようなものでしょうか。

 

坐骨神経痛の5つの原因

それではまず、坐骨神経痛の原因となるものについてみていきましょう。

椎間板ヘルニア

人の脊椎(せきつい)、つまり背骨は首から腰あたりまで続く約30の骨からできています。

これらの骨と骨の間にあって、クッションの働きをするのが椎間板(ついかんばん)です。

そして、この椎間板が変形して中身の一部が飛び出してしまい、神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアは腰か首の部分で起こることが多く、腰の場合は腰椎(ようつい)椎間板ヘルニア、首の場合は頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアと呼ばれます。

 

脊柱管狭窄症

背骨の中には神経の束や血管が通っています。

この通り道を脊柱管(せきちゅうかん)といいます。

そして、この脊柱管が狭くなって神経を圧迫するのが脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)です。

これもヘルニアのように、起こる場所が腰の場合は腰部(ようぶ)脊柱管狭窄症、首の場合は頸部(けいぶ)脊柱管狭窄症と呼び分けられています。

 

変形性腰椎症

腰椎(ようつい)とは、背骨のうち腰の部分にあるものをいいます。

この腰椎が変形してしまったり、正常な位置からズレてしまうと変形性腰椎症になり、神経が圧迫されます。

慢性的な腰の痛みを伴なうのが特徴です。

 

梨状筋症候群

梨状筋(りじょうきん)は、お尻にある筋肉で「深層筋」、「インナーマッスル」といわれるものです。

この筋肉によって神経が圧迫されている状態が梨状筋症候群で、症状として坐骨神経痛があらわれます。

 

脊髄腫瘍

脊髄(せきずい)は、脳から伸びて背骨の中を通る神経の束です。

この脊髄の周辺にできた腫瘍(しゅよう)が坐骨神経を圧迫すると坐骨神経痛の症状が出ます。

坐骨神経は、腰から足まで走っています。


ここまで、坐骨神経痛の主な原因を5つみてきました。

これらはすべて、坐骨神経を圧迫していることがわかります。

しかし、これら以外にも帯状疱疹(たいじょうほうしん)、糖尿病、アルコール依存症などが原因になることもあるといわれています。

ここで一度、主な原因についてまとめておきましょう。

坐骨神経痛の主な原因
椎間板ヘルニア ついかんばん~
脊柱管狭窄症 せきちゅうかん
きょうさくしょう
変形性腰椎症 へんけいせい
ようついしょう
梨状筋症候群 りじょうきん
しょうこうぐん
脊髄腫瘍 せきずいしゅよう
帯状疱疹 たいじょうほうしん
糖尿病 とうにょうびょう
アルコール依存症 ~いぞんしょう

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坐骨神経痛の主な症状

腰が痛い人の人形

次に、坐骨神経痛の症状に関してですが、これらの症状は坐骨神経がある腰から下の部分に起こります。

何といっても多いのは、「痛み」と「しびれ」です。

発生するのはお尻、太ももの後ろ側、ふくらはぎ、すねの外側、足にかけてです。

どこか一部分のこともあれば、腰から下全体に痛みやしびれを感じる人もいます。

痛みの表現も、

  • 「ピリピリする」
  • 「ビリビリと電気が通ったような痛み」
  • 「やけ火箸をあてられたような感覚」
  • 「ズキンズキンとした激痛」

といったように人それぞれです。

これらの痛みやしびれが強くなると

  • 歩くことが困難となる
  • 座っているのがつらくなる
  • 足に力が入らなくて立てない
  • 足先の感覚がなくなる
  • 体を動かすだけで痛みが走る

といったことも起きてきます。

これらの症状は、ゆっくりと進行することもありますが、突然症状が出て急速に悪化するケースもあります。

ですから、疑わしい症状が見られたらすぐに医師の診察を受けて、あまり症状が重くならないうちに治すのが望ましいのです。

なお、初めて病院を訪れる場合は、整形外科(せいけいげか)で受診するとよいでしょう。

 

まとめ

  • 「坐骨神経痛」は病名ではなく、症状の名前です。
  • 坐骨神経痛の原因には、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、梨状筋症候群、脊髄腫瘍などがあります。
  • 坐骨神経痛の主な症状は痛みとしびれです。

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