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日本の迷信・厳選 50の【一覧】

宮地嶽神社の光の道

迷信というものは、子供にとっては恐ろしく思えるものが多くあります。そして、意味がよくわからないながらも信じてしまう傾向がみられます。

そのせいで、大人になるにつれて意味がわかってきたとしても、迷信に逆らった行動をするのに「ためらい」を感じてしまうことが時にあります。

このページでは、日本で「迷信」といわれてきたものについて、みていくことにしましょう。

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目次

迷信とは? 意味がないもの?

まず、迷信とはどのようなものをいうのか確認しておきましょう。

迷信とは、

合理的な根拠はないが、人々に信じられていること

と表現することができます。また、

社会生活上で実害があるような俗信

ということもできるでしょう。これは、迷信によって差別や人権侵害などが生じることもあるからです。

しかし、すべての迷信が「意味がないもの」ということではありません。迷信の通りにすると病気や災難を防ぐことができるものもあります。

つまり、迷信には次のようなものが含まれていることもあるのです。

  • 先人の知恵
  • 生活習慣・作法の教え
  • 人生の教訓

したがって、これらを承知の上で迷信に接することが望ましいといえるでしょう。

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日本の迷信 50の【一覧】

迷信を五十音順に並べました。

迷信によっては様々な言い回しがありますが、一般的と思われるものを選んでいます。

 

朝の蜘蛛は縁起がいい

朝に蜘蛛(くも)を見ることは縁起が良いというものです。

「朝の蜘蛛は敵でも逃がせ」ともいわれます。

後述しますが、夜の蜘蛛に関する迷信もあります。

 

 

秋茄子(あきなす)は嫁に食わすな

「茄子を食べると体が冷えるので、大切な嫁には食べさせるな」という意味の迷信です。

また、「おいしい秋茄子を嫁に食わせてなるものか」といった嫁いびりの意味に解釈されることもも多くみられます。

 

 

嘘をつくと閻魔様(えんまさま)に舌を抜かれる

誰でも子供の頃に言われたことがあると思われる迷信で、子供が嘘をつかないようにという教育、道徳的な意味合いのものです。

「嘘をつくと地獄に落ちる」という表現もよく使われます。

 

 

うなぎと梅干しを一緒に食べるとお腹を壊す

食べ過ぎや贅沢(ぜいたく)を戒めるための言い伝えと考えられています。

他にも「天ぷらと氷」「スイカと天ぷら 」などが食べ合わせが悪いといわれる組合せです。

 

 

親不孝をするとささくれができる

この迷信は、ささくれができた時に「自分は親不孝なことをしていないだろうか」と考えさせる力を持っている迷信です。

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かかあ天下の夫婦には男の子ができやすく、亭主関白の夫婦には女の子ができやすい

科学的根拠がない迷信の代表例といえるでしょう。

 

 

鏡が割れると不幸が起こる

鏡が割れるのはめったにないことなので、不吉な気持ちになってしまうかもしれません。しかし、その後に必ず不幸が訪れるわけではありません。

 

 

風邪は人にうつすと治る

人の風邪と自分の風邪のタイミングから、このように思えることはあります。

 

 

雷が鳴ったらへそを隠せ

雷の後には、夕立ちが降って気温も下がってくるからお腹を冷やさないようにという教えです。

 

 

カラスが夜に鳴くと人が死ぬ

カラスの外見と鳴き声から作り上げられたものです。

夜の月

 

 

北枕で寝てはいけない

お釈迦様が亡くなる際に、北の方角に頭を置いたという故事にちなんでいます。

古くから北枕は縁起が悪いとされ、死者を安置するときだけ北枕(きたまくら)とされていました。

 

 

黄身が二つある卵を食べると双子が生まれる

かつては双子が生まれると「畜生腹(ちくしょうばら)」と呼ばれたり、「男女の双子は前世で心中した男女の生まれ変わり」などといわれて忌み嫌う傾向がありました。

 

 

牛乳を飲むと背が伸びる

牛乳に含まれるカルシウムによって骨が丈夫になりますが、身長が伸びることにはつながりません。

 

 

くしゃみをするのは誰かが噂をしているから

くしゃみは自分の力で抑えることができないものであることから、他人の関与を持ち出したものです。

 

 

靴下を履いて寝ると親の死に目に会えない

葬儀の際に、遺体に白足袋を履かせることにちなんでいます。

「~すると、親の死に目に会えない」という迷信は数多く存在します。

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熊に出会ったら死んだふりをすると助かる

「熊と旅人」というイソップ寓話から生まれた誤解です。

実際の熊は肉食獣で死体も食べるので、死んだふりをするのは自殺行為と言われています。

 

 

黒猫が前を横切ると縁起が悪い

黒い猫は烏猫(からすねこ)といわれ、江戸時代には、労咳(ろうがい=肺結核)の人間が飼うと治るという迷信がありました。

したがって、明治以降の西洋文化の流入に伴って変化したものと考えます。

 

 

血液型による性格分類

科学的根拠がありませんが、日本では広く信じられている迷信です。

ときには差別問題も発生しています。

 

 

子供が火遊びをするとおねしょする

子供に火遊びが危険であることを教育するために有効な迷信です。

 

 

ご飯を残すと目がつぶれる

食べ物の大切さを子供に教えるために持ち出される迷信です。

白いご飯

 

 

三人で写真に写った場合、中央にいた人が最も早く死ぬ

科これも、科学的根拠がない迷信です。

また、「三人」ではなく「五人」とする迷信もあります。

 

 

写真に撮られると命を吸われる

日本では幕末の頃に人物の写真が撮影され始めましたが、当時の人々は本当に命を吸われると考えていました。

 

 

しゃっくりが100回出ると死ぬ

この数字に医学的根拠はありません

 

 

スイカの種を飲み込むと盲腸(もうちょう)になる

「ぶどうの種」とする迷信もあります。

 

 

数字の四と九は縁起が悪い

四は「死」に、九は「苦」に通じるとされています。

 

 

酢を飲むと体が柔らかくなる

酢に体を柔らかくする効果はないので、根拠のない迷信となります。

 

 

洗濯ものを夜に干してはいけない

かつては死者の着物をずっと干しておく風習があり、夜に洗濯したものを干すのはこれを連想させるため、このような迷信が生まれました。

 

 

食べてからすぐに寝ると牛になる

食べたすぐ後に横になるのは行儀が悪いということを諭すためのものです。

 

 

男女の双子は前世で心中した男女の生まれ変わり

前述のように、日本では戦前まで、双子に対する偏見や双子を嫌う風潮がありました。

 

 

茶柱が立つといいことがある

「立った茶柱は着物の左袖に入れる」、「茶柱が立ったことを人に話すと、その人に幸運が移る」などともいわれます。

日本茶

 

 

茶碗を叩くと餓鬼(がき)が集まる

「餓鬼」とは仏教用語で、餓鬼道に落ちた亡者のことです。

子供に「茶碗を叩くのは行儀が悪いこと」と教えるための迷信です。

 

 

旋毛(つむじ)を押すと下痢になる

科学的根拠はありません

「旋毛を押すと背が縮む」ということもいわれます。

 

 

流れ星が流れている間に三回願い事をすると願いが叶う

合理的な根拠はありません。

また、流れ星が見えている時間は短いので、願い事を三回するのは難しいと考えられます。

 

 

二重の虹を見ると幸せになる

二重の虹が見られるのは希なので、幸福感と結びつけたものです。

 

 

猫が顔を洗うと雨が降る

猫は顔を洗うようなしぐさをよくしますが、その後に必ず雨が降るとはいえません。

 

 

歯が抜けたら、上の歯は縁の下へ、下の歯は屋根の上へ投げる

抜けた乳歯を投げ分けると、投げた方向へ正しく永久歯が生えそろうというものです。

 

 

箸を白いご飯に立ててはいけない

亡くなった人に供える「枕飯(まくらめし)」に通じることから生まれたものです。

 

 

初物を食べると75日寿命が延びる

古くから「初物七十五日(はつものしちじゅうごにち)」といわれてきました。

 

 

「人」を掌に3回書いて飲むと落ち着く

本当に信じて実行すれば効果があるような気もする迷信といえるでしょう。

 

 

雛祭りが過ぎた後も雛壇を出し続けると晩婚になる

「片付かない=(嫁に)行き遅れる」というものですが、根拠はありません。

雛飾り

 

 

丙午(ひのえうま)の年に生まれた女性は気性が激しく、夫の命を縮める

八百屋お七が1666年の丙午生まれだとされたことに由来しています。

丙午の年である1906年(明治39年)には前年より出生数が約4%下がり、1966年(昭和41年)の出生率は前年に比べて25%減少しました。

【関連】丙午とは?

 

 

耳たぶが大きいと金持ちになる

七福神の大黒天(だいこくてん)に由来するといわれています。

 

 

茗荷(みょうが)を食べると物を忘れる

お釈迦様の弟子の周利槃特(しゅりはんどく)が物忘れの激しい人で、その人が亡くなった後に墓から生えたのが茗荷だったという話に由来します。

 

 

宵越しの茶は飲むな

一晩置いたお茶は美味しさが失われるばかりでなく、消化に良くないという事実があります。

 

 

夜に口笛をふくと蛇がくる

かつて人身売買が行なわれていた時代に、夜に口笛を吹くのが合図であり、これを子供に警告するためのものだったといわれています。

 

 

夜に新しい靴をおろしてはいけない

夜に新しい履物で家を出るのは死者だけだったことから生まれたものです。

やむを得ないときは、履物の裏に墨を塗るなどして汚れを付けてから履きます。

 

 

夜に爪を切ると親の死に目に会えない

「夜爪(よづめ)」は「世詰め(よづめ)」に通じていて、短命とお同じ意味になるとして嫌われました。

また、手元が暗い夜にわざわざ爪を切る必要はないという注意の意味を持っています。

 

 

夜の蜘蛛(くも)は縁起が悪い

「夜の蜘蛛は親でも殺せ」ともいわれ、前述の「朝の蜘蛛が縁起が良い」とされるのと正反対です。

 

 

霊柩車を見たら親指を隠せ

親が長生きするように親指を隠せという意味です。

「葬式を見たら親指を隠せ」ともいわれます。

 

 

緑青(ろくしょう)は猛毒である

緑青(銅が酸化することによってできる錆:さび)の毒性が特に強いということはなく、他の金属と変わりがありません。

お寺の屋根の緑青

 

 

ワカメやコンブを食べると、髪の毛が増える

科学的な根拠がありません

 

 


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日本の文化で衣・食・住・生活に関するものを次のページに集めました。是非ご覧になってみて下さい。

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