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三隣亡とは? よくない日ですか? 【2024年版/令和6年版】

比叡山延暦寺

暦やカレンダーを見ていると、「三隣亡」や「三りんぼう」という文字を目にすることがあります。これはどのような日なのか、あなたはご存知ですか?

「亡」という字が入っているので、何となく良くない日のような印象を受けますが、はたして実際はどうでしょうか?

このページでは、その三隣亡について詳しくみていくことにしましょう。

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三隣亡とは?

三隣亡(さんりんぼう)は、選日 (せんじつ)の一つです。

他の選日には一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、天赦日(てんしゃび、てんしゃにち)、不成就日(ふじょうじゅび)等があり、この2つは吉日(きちじつ)と呼ばれる「縁起の良い日」です。

これに対した言い方をすれば、三隣亡は「縁起の悪い日凶日(きょうじつ)」ということになります。

選日とは、暦注(れきちゅう=暦に記載される吉凶、運勢など)のうち六曜、七曜、九星、十二直(中段)、二十八宿、暦注下段以外のものをいいます。撰日と書くこともあります。

六曜の仏滅(ぶつめつ)は「すべてのことに悪い日」とされていますが、同じ凶日でも三隣亡の意味合いは少し違います。

三隣亡は「建築に関することの凶日」とされていて、この日に建築関係のことを行なうと「三軒隣りまで亡ぼす」などといわれてきました。

現在でも、棟上げなど建築関係の日取りは三隣亡を避けて決められることが行なわれています。

また以前には、三隣亡の日に引越しをすると、「あの家は三隣亡に越してきた」と悪口を言われる風潮がありました。

さらに、結婚式などのおめでたいことも、三隣亡の日を避ける傾向は現在でも続いています。

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しかし不思議なことに、江戸時代の文献には三隣亡が「三輪宝」と書かれていて、「屋立てよし」「蔵立てよし」としているものも存在します。つまり、それによれば「さんりんぼう」が凶日ではなく吉日だったことになります。

一説には、暦の制作者が「よし(良し)」を「あし(悪し)」と書き誤ったために、「さんりんぼう」が吉日から凶日へと変わってしまったというものがあります。

しかし、この説に私は賛同することはできません。それまで吉日として理解されていたのに、ミスによって吉日から凶日へと反転するとは考えにくいからです。

むしろ、何らかの不都合があって意図的に凶日へ転化させたと考える方が自然です。その要因は「三輪宝」の文字に関係があると考えられるのですが、現在のところ裏付ける文献が見つかっていません。

比叡山延暦寺

 

 

2024年の三隣亡はいつ?

2024年(令和 6年)の三隣亡の日を表にまとめると、次の表のようになります。

三 隣 亡 (2024年)
1月 3
(水)
7
(日)
19
(金)
31
(水)
2月 5
(月)
17
(土)
29
(木)
3月 15
(金)
27
(水)
4月 12
(金)
24
(水)
5月 11
(土)
23
(木)
6月 4
(火)
7
(金)
19
(水)
7月 1
(月)
17
(水)
29
(月)
  -
8月 15
(木)
27
(火)
9月 11
(水)
23
(月)
 - 
10月 5
(土)
9
(水)
 21
 (月)
 - 
11月 2
(土)
7
(木)
 19
 (火)
 - 
12月 1
(日)
16
(月)
28
(土)

 

【参考】2023年の三隣亡

三 隣 亡 (2023年)
1月 12
(木)
24
(火)
2月 10
(金)
22
(水)
3月 9
(木)
21
(火)
4月 2
(日)
6
(木)
18
(火)
30
(日)
5月 17
(水)
29
(月)
6月 13
(火)
25
(日)
7月 11
(火)
23
(日)
  -
8月 4
(金)
9
(水)
21
(月)
9月 2
(土)
17
(日)
29
(金)
 - 
10月 15
(日)
27
(金)
 -   - 
11月 13
(月)
25
(土)
 -   - 
12月 10
(日)
22
(金)

 

 

まとめ

  • 三隣亡は選日(せんじつ)の一つで、「建築に関することの凶日」とされています。
  • 江戸時代には、三隣亡が凶日ではなく吉日だったことが伺える文献もあります。

 

 


 関 連 ペ ー ジ 


⇒ 吉日の意味や使い方

⇒ 六曜(大安、友引、仏滅など)の読み方、意味、順番

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