結婚記念日の呼び方 30の【一覧】 結婚記念日はいつがいい?
結婚記念日の中でも、金婚式・銀婚式の名前は広く知られているでしょう。しかし、それ以外となると数も多いので、すべてを覚えるのもなかなか難しいかもしれません。
とはいえ、何年経ったとしても結婚したことを記念する日は、いつまでも大切にしていきたいものです。
このページでは、数多い結婚記念日の呼び方を一覧で確認するとともに、結婚記念日について由来、いつがいいのか、数え方のポイントについてみていくことにしましょう。
結婚記念日の呼び方の一覧
結婚記念日は結婚式、披露宴などからの経過年数によって名前が付けられています。
そして、それぞれの名前に合った贈り物、プレゼントを夫婦の間で交換することも行われています。
年後 周年 |
呼び方(読み方) |
- | [結婚式] |
1 | 紙婚式 |
2 | 綿(わた)婚式 |
3 | 革(かわ)婚式 |
4 | 「花と果実」婚式 |
5 | 木(もく)婚式 |
6 | 砂糖婚式 |
7 | 銅婚式 |
8 | 青銅婚式 |
9 | 陶器婚式 |
10 | 錫(すず)婚式 |
11 | 鋼鉄婚式 |
12 | 絹婚式 |
13 | レース婚式 |
14 | 象牙(ぞうげ)婚式 |
15 | 水晶婚式 |
20 | 磁器婚式 |
25 | 銀婚式 |
30 | 真珠婚式 |
35 | 珊瑚(さんご)婚式 |
40 | ルビー婚式 |
45 | サファイア婚式 |
50 | 金婚式 |
55 | エメラルド婚式 |
60 | ダイヤモンド婚式 |
65 | ブルーサファイア婚式 |
70 | プラチナ婚式 |
75 | 「ダイヤと金」婚式 |
80 | 樫(かし)婚式 |
85 | ワイン婚式 |
90 | 花崗岩(かこうがん)婚式 |
結婚記念日を祝う習慣はイギリスで発祥したといわれますが、そのいわれを明確に特定できるような文献などはありません。
また、イギリスとアメリカでは結婚記念日の名称にいくつかの違いがあります。
上の一覧表はイギリス式を中心としたもので、中でも金婚式と銀婚式は一般的にも広く知られています。
それでは次に、日本で結婚記念日を祝うようになった由来を確認しておきましょう。
日本における結婚記念日の由来は?
日本では古くから家父長(かふちょう)を中心とした「家」が重んじられてきました。
そのため、婚礼の儀式を行なった後は、新郎の家と新婦の家が結びついたことが重要とされました。したがって、夫婦間の結婚後の経過年数を祝うという考え方も発達してきませんでした。
しかし日本においても、外国にならって結婚記念日を祝う先駆けともいえる出来事がありました。それは、明治天皇と昭憲皇太后の銀婚式に相当する「大婚25年祝典」で、明治27年(1894年)に催されました。
そして戦後には、アメリカ文化の流入の影響から、結婚記念日を毎年のように祝う傾向が強くなっていきました。
また現代では、毎年祝うことはなくても 25・50回目の結婚記念日の銀婚式・金婚式の名前は広く浸透したといえるでしょう。
ところで、結婚記念日とは何によって決まるのでしょうか。次にそれを確認しておきましょう。
結婚記念日とは? いつがいい?
何の日を結婚記念日とするかについては、次のようにいくつかの考え方があります。
- 結婚式、結婚披露宴の日
- 婚姻届を提出した日
- 同居を始めた日
- 二人が結婚の合意に達した日
このうちで、最初の「結婚式、結婚披露宴の日」を結婚記念日とすることは多くみられます。
しかし、事情によってそれらの挙式が行なわれないこと(無式婚)もあり、その場合にはこれを記念日とすることができません。
「婚姻届を提出した日」はいわゆる「入籍した日、籍を入れた日」です。
日本では、結婚(婚姻)の成立要件として婚姻届の届け出が必要です。しかし、届け出はないが実質的に婚姻関係が結ばれているという夫婦(事実婚)は多く存在するので、その場合には記念日の対象から外れることになります。
また、上記 2つが同日となることは多くないので、いずれか一方を結婚記念日とすることはかなり多数です。しかし、他の日を結婚記念日とすることも近年は増えてきています。
「同居を始めた日」を結婚記念日とするのも、無式婚や事実婚の場合などには一番選ばれる日ではないでしょうか。
さらには「二人が結婚の合意に達した日」を結婚記念日とすることも増えていて、最も自由度がある選択ということになります。
以上のように、結婚記念日をいつとするかについては複数の選択肢があります。
そして、その決定については何の規定もないので、結婚した二人の考え方によって最も納得のいくものを選べば良いのです。
結婚記念日の数え方は?
結婚記念日は、結婚した次の年が「紙婚式」となります。(最初の一覧表を参照願います)
つまり、結婚の 1年後が「結婚 1周年記念」の日となるわけで、「○年後」か「○周年」で数えればよいのです。
しかし、これを数えるときに混乱してしまうことがあるようです。それは、「○年目」と考えてしまうことが原因です。
下の表のように、「結婚 1年目」は結婚してから 1年後までの 1年間をいい、最初に迎える結婚記念日(紙婚式)が結婚 2年目の初日となります。
結婚 | …… | 1年後 1周年 |
||
結婚 1年目 |
このように、「○年後、○周年」と「○年目」にはズレがあります。
ですから、結婚記念日の数え方としては必ず「○年後」か「○周年」を使うことが重要です。