長野といえば… のまとめ 20
長野といえば、何が思い浮かぶでしょうか。
何といっても美しく広大な自然は魅力的で、長野には数多くの名所があります。それらは写真を見るだけでも、旅情をそそられるような力を持っています。
このページでは、長野といえば必ず名前がランキングに挙がるもの、是非とも訪れてみたい地域などをみていくことにしましょう。
目次
長野といえば… のまとめ20
冬の白馬山麓
浅間山
浅間山(あさまやま)は標高 2568mの活火山で、火口の外側にカルデラ(=火山活動によってできる凹地)が形成されています。
「あさま」は火山を意味する古語と考えられていて、近年では2015年に小規模な噴火が発生しています。
日本百名山(にほんひゃくめいざん=深田久弥:ふかた きゅうやの著書)に選定され、浅間山を含む山域は上信越高原国立公園に指定されています。
安曇野
安曇野(あずみの、あづみの)は松本盆地内の地域を指し、かつては安曇平(あづみだいら)と呼ばれていました。
この地出身の臼井吉見(うすい よしみ)の歴史小説『安曇野』によって有名な地名となりました。
ワサビやニジマスが名産で、1985年に環境庁により名水百選に、1995年には国土省から水の郷百選の認定を受けています。
アルプス
日本アルプスとは次の 3つの山脈の総称です。
- 飛騨山脈(ひださんみゃく=北アルプス)
- 木曽山脈(きそさんみゃく=中央アルプス)
- 赤石山脈(あかいしさんみゃく=南アルプス)
名前の由来は、イギリス人のウィリアム・ゴーランドがヨーロッパのアルプス山脈にちなんで付けたものです。
日本アルプス
美ヶ原
美ヶ原(うつくしがはら)は八ヶ岳中信高原国定公園(やつがたけちゅうしんこうげんこくていこうえん)にある高原で、日本百名山に選定されています。
文献上に「美ヶ原」という名称が最初に記されたのは『信府統記(しんぷとうき=信濃国松本藩で編纂された地理・歴史書)』とされています。
温泉
長野には、以下をはじめとして数多くの温泉があります。
- 浅間(あさま)温泉
- 美ヶ原(うつくしがはら)温泉
- 鹿教湯(かけゆ)温泉
- 上諏訪(かみすわ)温泉
- 渋(しぶ)温泉
- 下諏訪(しもすわ)温泉
- 白骨(しらほね)温泉
- 戸倉上山田(とぐらかみやまだ)温泉
- 野沢(のざわ)温泉
- 昼神(ひるがみ)温泉
- 別所温泉(べっしょ)
- 湯田中温泉(ゆだなか)
湯田中渋温泉郷(おんせんきょう)にある地獄谷(じごくだに)温泉は、冬にニホンザルが露天風呂に入ることでも有名です。
上高地
上高地(かみこうち)は梓川(あずさがわ)上流の平野で、特別名勝・特別天然記念物に指定されています。
かつては「神垣内」という漢字で表記されていました。
河童橋(かっぱばし)、大正池(たいしょういけ)、明神池(にょうじんいけ)などの名所が有名です。
軽井沢
軽井沢(かるいざわ)の年平均気温は約 8℃と低いので、避暑地としてよく知られています。
地名の語源については諸説があり、枯井沢(=水が枯れた沢の意)という説もあります。
志賀高原
志賀高原(しがこうげん)は上信越高原国立公園の中心に位置する高原です。
奥志賀高原スキー場や焼額山(やけびたいやま)スキー場などをはじめ多くのスキー場があり、これらは戦前から開発が行なわれてきました。
白樺湖
白樺湖(しらかばこ)は、、八ヶ岳中信高原国定公園内にある人造湖です。
農業用水の確保を目的とした人口のため池で、完成した当時(1947年に竣工)は蓼科大池(たてしなおおいけ)という名称でした。
1950年代からはリゾート地として観光開発が進められて、白樺湖という名称に変更されました。
白馬岳
白馬岳(しろうまだけ)は飛騨山脈(北アルプス)にある標高 2932mの山です。
中部山岳国立公園内にあり、長野県と富山県にまたがっています。
夏期には花畑広がり、明治時代から植物学者によって研究が行われており、「高山植物の宝庫」と言われています。
信州味噌
信州味噌(しんしゅうみそ)は長野県を中心として生産されているもので、現在の日本で生産、消費されている味噌の約 4割に相当します。
米麹(こめこうじ)と大豆(だいず)からつくる米味噌で色は淡く、辛口であるのが特徴です。
諏訪湖
諏訪湖(すわこ)は諏訪盆地にある、長野県で最大の湖です。
冬には、大音響を伴って凍結した湖面に亀裂が入る御神渡り(おみわたり)という現象が起こることがあります。
これが発生すると、御渡り神事(みわたりしんじ-無形民俗文化財に指定)がとり行われます。
諏訪大社
諏訪大社(すわたいしゃ)は諏訪湖の周辺に 4宮の境内がある神社で、「お諏訪さま」「諏訪大明神」などの名前でも呼ばれています。
全国におよそ 25,000あるといわれる諏訪神社の総本社です。
諏訪大社
善光寺
善光寺(ぜんこうじ)は無宗派の寺院で、本堂は国宝に、山門などは重要文化財に指定されています。
江戸時代の末頃には、「一生に一度は善光寺詣り」とまで言われるようになりました。
俳人・小林一茶(こばやし いっさ)は、次の句をはじめとして、善光寺を詠み込んだ俳句を多く残しています。
春風や 牛に引かれて 善光寺
蕎麦(そば)
「信州そば」は長野でつくられるものの総称ですが、商標登録もされています。
現代に食べられている麺状のそば(=そば切り)は信州で始まったといわれていて、江戸時代の中頃から江戸庶民の間で人気となりました。
蓼科高原
蓼科高原(たてしなこうげん)は八ヶ岳中信高原国定公園内にある高原です。
白樺湖をはじめ、奥蓼科温泉郷や多くのスキー場などのレジャー施設が充実しています。
また、蓼科高原を貫くビーナスライン(観光道路)は日本有数の景観を誇ります。
蓼科高原
千曲川
全長が 367kmと日本一長い河川である信濃川(しなのがわ)は、上流部の長野県を流れる部分が千曲川(ちくまがわ)と呼ばれています。
古くは万葉の時代から詩歌にも歌われ、島崎藤村(しまざき とうそん)の『千曲川旅情の歌』『小諸なる古城のほとり』にも歌われています。
野沢菜漬け
信州菜(しんしゅうな)とも呼ばれる野沢菜(のざわな)の葉と茎を漬物にした野沢菜漬けは有名で、そのまま食べるほかに、おにぎりの具材、お茶受け、酒の肴、薬味など様々なものに用いられます。
松本城
かつて松本城(まつもとじょう)は深志城(ふかしじょう)といわれ、烏城(からすじょう)という別名も持ちます。
6階からなる天守閣(てんしゅかく=天守と同じ)は国宝に指定されています。
八ヶ岳
八ヶ岳(やつがたけ)は長さ 30kmにも及ぶ山々の総称で、日本百名山に選定されています。
大きく「北八ヶ岳」と「南八ヶ岳」に分けられることもあり、最高峰は赤岳(あかだけ)の標高 2899mです。
八ヶ岳