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秋遍路の俳句 20選 -あきへんろ-

竹林寺

秋に霊場(れいじょう:神仏のご利益などが著しいとされる場所)などを巡ることを秋遍路といいますが、この「秋遍路」は俳句において秋の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「秋遍路」「秋の遍路」が詠まれた俳句を多く集めました。お遍路さんの姿が目に浮かんでくるような、とても秋らしいの雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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秋遍路の俳句 20選

「秋遍路」「秋の遍路」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆくりっと鑑賞なさってください。

 

 

相触るる 人もこの身も 秋遍路

【作者】稲垣きくの(いながき きくの)

 

秋遍路 青信号を 渡りけり

【作者】鈴木真砂女(すずき まさじょ)

 

秋遍路 声を低めて 物語

【作者】成瀬正俊(なるせ まさとし)

 

秋遍路 去りて塔影 つつと伸ぶ

【作者】皆吉爽雨(みなよし  そうう)

【補足】塔影(とうえい)とは、塔がおとした影のことをいいます

 

秋遍路 時計止まつて ゐたりけり

【作者】宮坂静生(みやさか しずお)

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秋遍路 水うまさうに のみにけり

【作者】細見綾子(ほそ、い あやこ)

 

雨だれを 恨める 秋の遍路かな

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】雨だれとは、軒先などから滴(したた)り落ちる雨水のことで、「あましずく」等とも呼ばれます。

 

生きてゐる ことがしるしと 秋遍路

【作者】阿波野青畝

 

磯伝ひ ゆけりひとりの 秋遍路

【作者】茨木和生(いばらき かずお)

 

欠け茶碗 それも大事に 秋遍路

【作者】高浜年尾(たかはま としお)

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木の情 石のこころに 秋遍路

【作者】岡本 眸(おかもと ひとみ)

 

子を背負ひ いでたちなりし 秋遍路

【作者】野見山朱鳥(のみやま あすか)

【補足】「いでたち(出で立ち)」とは、旅立ちのことです。

 

ついと出づ うしろすがたの 秋遍路

【作者】阿波野青畝

【補足】「出づ」の読み方は「いづ」です。

 

人ごみに ありてとぼとぼ 秋遍路

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

 

ひもじさを まぎらす鈴か 秋遍路

【作者】鷹羽狩行(たかは しゅぎょう)

【補足】「ひもじさ」とは、空腹感 、空腹のことです。

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補陀落の 海きらきらと 秋遍路

【作者】古賀まり子(こが まりこ)

【補足】補陀落(ふだらく)とは、観音菩薩(かんのんぼさつ)が降り立つとされる伝説上の山です。

 

ほいなくも 抜かるる秋の 遍路かな

【作者】阿波野青畝

【補足】「ほい」は、掛け声、軽く応答するときに発する語です。

 

またも掃く 秋の遍路を 見送りて

【作者】阿波野青畝

【補足】「掃く」の読み方は「はく」です。

 

みなうしろ姿ばかりの 秋遍路

【作者】野見山朱鳥

 

我も亦 秋の遍路の 心もて

【作者】高浜年尾

【補足】「亦」の読み方は「また」です。「心もて」は「自分の心から求めて」という意味です。

 


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