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芒種(ぼうしゅ)とは、どういう意味ですか? 【2023年版】

夏椿の花

「芒種」という言葉に初めて出会ったとすると、すんなりと読むのはままならない気がします。ましてや、その意味となると、見当をつけるのはかなり難しいでしょう。

これは暦に記載されている言葉ですが、その中でも別格という気がします。他の言葉のように、文字から意味の見当をつけるということもままなりません。

そこで、このページでは芒種とは何か、その意味などについてみていくことにしましょう。

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芒種とは?

「芒種」の読み方は、『ぼうしゅ』です。

芒種とは、一年を24等分したもの各々に季節の名前を付けた二十四節気の一つです。

 二十四節気については、こちらをご覧になってみてください。

⇒ 二十四節気とは?

 

この二十四節気を、さらに3つに分けたものが七十二候(しちじゅうにこう)と呼ばれるものです。

【芒種の七十二候】

螳螂生(かまきりしょうず) … 「かまきりが生まれてくるころ」のことです。

腐草為蛍 (ふそうほたるとなる) … 「腐った草が蛍になるころ」のことです。

梅子黄(うめのみきなり) … 「梅の実が黄ばんで熟してくるころ」のことです。

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芒種の意味は?

芒種とは「芒(のぎ)を持つ植物の種をまくころ」のことをいいます。

この「」とは、イネ科の植物(コメ、ムギなど)の穂の先にある針、トゲのような突起物のことです。下の写真を参考になさってください。

また、イネ科の多年草であるススキ(薄)も漢字で「芒」と書くことがあります。

植物の芒の役割は、これが動物に付着することによって、種子を散布することと考えられています。

麦の芒

なお、『こよみ便覧』には「芒(のぎ)ある穀類、稼種(かしゅ=種をまくこと)する時なり」と記載されています。

『こよみ便覧』とは、太玄斎(たいげんさい)こと、常陸宍戸藩の第5代藩主・松平頼救(まつだいら よりすけ)の著した暦についての解説書で、天明七年(1787年)に出版されたものです。

しかし現代では、実際の種まきは芒種よりも早い時期に行なわれています。

 

2023年の芒種はいつ?

2023年の芒種は、6月6日(火)です。

なお芒種の日付は、ほとんどが 6月5日、6月6日のいずれかとなります。

芒種を前後の二十四節気と並べてみると、次のようになります。

小満(しょうまん) 5/21 ⇒ 芒種(ぼうしゅ) 6/ 6 ⇒ 夏至(げし) 6/21

この二十四節気は、期間を表すものとして使われることもあります。その場合は、次の節気の前日までの期間を表わします。

つまり、6/6 ~ 6/20 の期間を「芒種」ということもあります。

沖縄では、一つ前の節気の小満(しょうまん)と芒種を合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という言葉が「梅雨(つゆ)」の意味で使われます。

田園の風景

 

 

まとめ

  • 芒種は二十四節気の一つで、「芒(のぎ)を持つ植物の種をまくころ」のことをいいます。
  • 「芒種」は夏の季語でもあります。

 


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⇒ 芒種の俳句

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