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「散る桜」の俳句 20選 -ちるさくら-

水面に浮かぶ桜の花びら

春に開花した桜は多くの人々に広く愛されていますが、咲いたかと思うとすぐに散ってゆくさまも惹きつけられずにはいられません。

そして、「散る桜」は俳句において春の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「散る桜」が詠まれた俳句を多く集めました。桜が散ってゆく姿の儚さや潔さに満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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「散る桜」の俳句 20選

春の季語である「散る桜」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。

 

 

扇にて 酒くむかげや 散る桜

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

 

惜しみても 惜しみても散る 桜かな

【作者】武原はん(たけはら はん)

 

惜しみなく 散る桜そは カタルシス

【作者】高澤晶子(たかざわ あきこ)

【補足】カタルシスとは、心にある重苦しい嫌な気分が浄化されることを意味します。

 

競ひ鳴る 午の汽笛や 散る桜

【作者】島田青峰(しまだ せいほう)

【補足】(ひる)は、正午を意味します。

 

国中の 水の全てに 散る桜

【作者】対馬康子(つしま やすこ)

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旅いゆく 湧き立つ木の芽 散る桜

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

【補足】「いゆく」は「行く」の意です。

 

断崖へ 乗り出して散る 桜かな

【作者】瀧澤宏司(たきざわ ひろし)

 

散る桜 眼中になく 耕せり

【作者】川村紫陽(かわむら しよう)

【補足】「耕せり」の読み方は「たがやせり」です。

 

散る桜 天より迦陵頻迦の声

【作者】橋本夢道(はしもと むどう)

【補足】迦陵頻伽(かりょうびんが)は仏教において、上半身が人、下半身が鳥という想像上の生物です。

 

散る桜 僕はひとつの 島になる

【作者】塩見恵介(しおみ けいすけ)

川面に浮かぶ桜の花びら

 

散る桜 炎となりて 身を焼く夢

【作者】小松崎爽青(こまつざき そうせい)

 

散る桜 見んとて来たる 野川べり

【作者】細見綾子(ほそみ あやこ)

【補足】野川(のがわ)とは、野辺を流れる小川のことをいいます。

 

土佐日記 懐にあり 散る桜

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

【補足】土佐日記(とさにっき)は、平安時代に成立した日本最古の日記文学とされています。

 

とどまるも 日に流るるも 散る桜

【作者】岡田順子(おかだ じゅんこ)

 

荷くづれの やうに人居て 散る桜

【作者】長谷川ヱミ(はせがわ えみ)

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評判の 是真の絵馬や 散る桜

【作者】野村喜舟(のむら きしゅう)

【補足】柴田是真(しばた ぜしん)は、江戸時代末期から明治中期にかけての、絵師・日本画家・漆工家です。

 

二株の 同じ如くに 散る桜

【作者】京極杞陽(きょうごく きよう)

【補足】「如くに」の読み方は「ごとくに」です。

 

欲りて得ぬ 一語はいづこ 散る桜

【作者】林 翔(はやし しょう)

【補足】「欲(ほ)る」とは、「望む、欲する、ほしいと思う」という意味です。

 

喪の列の ひとりひとりに 散る桜

【作者】藤井寿江子(ふじい すえこ)

【補足】 (も)とは、人の死後に、近親者が一定の期間、外出や社交的な行動などを避けて身を慎むことです。

 

山桜 咲き切れず散る 桜あり

【作者】永川絢子(えいかわ あやこ)

 

 


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