絵馬の書き方 【例文】を 8種類・ 36パターン集めました
絵馬というと「合格祈願」という言葉が思い浮かぶように、受験生にとっては必須のものになっている感があります。
しかし受験に限らず、健康、受験、恋愛から安産などまで、様々な願いごとに絵馬は活躍してくれます。
このページでは、実際に絵馬にはどのようなことを書いたらよいのか、書き方で気をつけることなどを中心にみていきましょう。
目次
絵馬の意味って何ですか?
絵馬の意味や由来はどんなことなのか、簡単に確認しておきましょう。
日本では奈良時代の頃から、祈願のために神馬(しんめ、じんめ=神様が乗る馬)をお寺や神社に奉納する風習がありました。
奉納するのは皇族から民間人まで様々でしたが、馬は高価であり、また世話の手間もかなりかかるため、奉納する側も奉納を受ける側も大きな負担を伴うことになります。
このようなことから、実際に奉納するのは生きた馬から絵馬へと変わっていきました。これが、現在の絵馬の奉納へと受け継がれているのです。
なお、現在でも伊勢神宮(三重)、住吉大社(大阪)、日光東照宮(栃木)などでは神馬が飼育されています。
絵馬の書き方
祈願絵馬の書き方ですが、特に決まりはありません。ただし、神様にお願いするということを頭に置いて、失礼がないようにしましょう。
一般的に言われている書き方には、次のようなものがあります。
- 絵や図柄がない面(裏)に願い事を書く
- 文字が消えないように、油性のマジックなどで書くと良い
- 願いごとは言い切る形にする
- 願いごとは一つだけ書く
- 住所、氏名を明記する
これらに抵抗がなければ、この通りに書いて何の問題もありません。また、気になることがあれば、自分なりの書き方をしても大丈夫です。
上の 1. ~ 5.に関して、参考になると思われることを挙げておきましょう。
- 表・裏にこだわらず、絵や図柄がある面に余白があれば、そこに願い事を書いても大丈夫です
- 縦書き、横書きのどちらでも大丈夫です
- 筆記具は筆・鉛筆などでも大丈夫です
- 文字の消えるのが心配であれば、油性マジックなどを使うと良いでしょう
- 神様へのお願い事なので、失礼に当たらないような文言、表現を選びましょう(後にも述べますが、私は 3.の「言い切る形」はおすすめしません)
- 願い事は一つでなく、複数書いても大丈夫です
- 願い事が複数あっても一つの絵馬に書くのが気になる人は、願い事の数の絵馬を用意すると良いでしょう
- かつては「申年男」のように書いていましたし、実名や住所を記入することにこだわる必要はありません。
- 住所を書く場合に、完全な住所ではなく「〇〇県△△市」等としても大丈夫です
また、個人情報を保護するシールなどをくれる神社やお寺もあります
それでは次に、実際の書き方をみていくことにしましょう。
健康、安全などの場合
- 平癒(へいゆ)とは、病気がなおることです。
- 厄除(やくよけ)とは、災難を防ぎ取り払うことです。
- 方除(かたよけ=方角による災いを防ぐ)という言葉も使われます。
- 漢字の熟語を無理に使わないで、「~できますように」等のように、自分なりの表現をするのもよいでしょう。
学業、受験の場合
- 「絶対に合格する!」といったものも多いようですが、これでは願いごとの表現として相応しくないと私は考えます。あくまでも、相手は神様であること、お願いする立場であることに注意しましょう。
- 複数の学校を受験する場合、同じ大学の複数の学部を受験する場合などは、一つの絵馬にまとめて書いても大丈夫です。(もしそれが気になる場合は、別々の絵馬に一つずつ書きましょう)
恋愛の場合
- できるだけやわらかい表現のほうが、品があってよいでしょう。
- 「縁」は恋愛に限らず、人と人の縁という意味でも使われます。
- 「恋愛成就」も多く見られますが、私はあまりおすすめしません。
結婚の場合
- 「良縁成就」は、相手がいて結婚を望んでいる場合が多く使われます。
子宝の場合
- 「子孫繁栄」という言葉もありますが、私は少し抵抗を感じてしまいます。
- 生まれた赤ちゃんの健康を願う場合は、上の例のように「ちゃん」は外しましょう。
安産の場合
商売、その他
開運
まとめ
- 絵馬の願いごとの書き方については、特に決まりはありませんが、神様にお願いするということを頭に置いて言葉を選びましょう。
- 祈願のために神馬(しんめ、じんめ)を奉納する習わしで、生きた馬に替えて奉納するようになったのが絵馬です。
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