遠足の俳句 30選 -えんそく-

公園に遠足に来た子供たち

子供の頃には、明日が遠足ともなると夜になかなか寝付けなかった思い出があります。

とても楽しみな気持ちであるとともに、雨が降ったりしないだろうかという心配もあり、あれこれ考えるときりがありませんでした。

このページには、遠足が詠まれた俳句の中から 30句を選びました。遠足にまつわる心が浮き立つような雰囲気の作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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目次

遠足の俳句 30選

遠足が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

俳句において、単に「遠足」とした場合は春の季語とされます。

 

秋晴れて 遠足の人 蟻の如し

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【補足】「秋晴(あきばれ)」は秋の季語です。「如し」の読み方は「ごとし」です。

 

遠足児 よどむに乳牛 尾をふりて

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

【補足】「よどむ」とは「物事などがすらすらとは進まないこと」を意味します。

 

遠足隊 わめき五月の 森とび出す

【作者】西東三鬼(さいとう さんき)

 

遠足に 出て流寓の 子等帰る

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

【補足】流寓(りゅうぐう)とは、放浪して他郷に住むことを意味します。

 

遠足の 一団すぎし 水を撒く

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

【補足】「撒く」の読み方は「く」です。

森林公園の噴水

 

遠足の おくれ走りて つながりし

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

 

遠足の 女教師の 手に触れたがる

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

 

遠足の 子が絵はがきの 店塞ぐ

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

【補足】「塞ぐ」の読み方は「ふさぐ」です。

 

遠足の 児が持ち歩く 護謨の毬

【作者】右城暮石(うしろ くれいし)

【補足】「護謨」「毬」の読み方は、それぞれ「ゴム」「まり」です。

 

遠足の 子としばらくは 歩を合はせ

【作者】菖蒲あや(しょうぶ あや)

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遠足の 子に囲まれて 滝落つる

【作者】右城暮石

 

遠足の 十人ばかり 花の雨

【作者】正岡子規

【補足】「花の雨」は春の季語です。

 

遠足の 半ばは持てり 夏蜜柑

【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)

【補足「半ば」「夏蜜柑」の読み方は、それぞれ「なかば」「なつみかん」です。

 

遠足の 弾む列来て 泥田照る

【作者】柴田白葉女(しばた はくようじょ)

【補足】「弾む」の読み方は「はずむ」です。

 

遠足の ひと日夕陽が 針の色

【作者】飯田龍太(いいだ りゅうた)

夕日が輝く小麦畑

 

遠足の 列うつくしく 壊しけり

【作者】櫂未知子(かい みちこ)

 

遠足の 列とゞまりて かたまりて

【作者】高浜虚子

 

遠足の 列にホームの 幅足りず

【作者】池田秀水(いけだ しゅうすい)

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遠足の 列伸ぶところ 走りをり

【作者】波多野爽波(はたの そうは)

 

遠足果てし 解散なほも 走ることよ

【作者】中村草田男(なかむら くさたお)

 

遠足へ 未明の声の 誘ひ合ふ

【作者】中村草田男

【補足】未明(みめい)とは、まだ夜が明けきらない頃のことをいいます。

夜明けの空

 

遠足や 白壁沿ひの 朝の道

【作者】大野林火(おおの りんか)

 

遠足や 生徒寝あまる 秋の宿

【作者】森鴎外(もり おうがい)

 

遠足や まだ日のたかき 藤の垂り

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

【補足】

 

遠足や やつれし顔が 真赤な師

【作者】中村草田男

 

遠足を してゐて遠足 したくなる

【作者】平井照敏(ひらい しょうびん)

手をつないで歩く二人の子供

 

転げ来し こけしを遠足の子にかへす

【作者】能村登四郎(のむら としろう)

 

第一歩に 砂利騒だつよ 遠足へ

【作者】香西照雄(こうざい てるお)

【補足】「騒だつ」の読み方は「さわだつ」です。

 

地下道を 声溢れ来る 遠足児

【作者】右城暮石

【補足】「溢れ来る」の読み方は「あふれくる」です。

 

間をひらき 行くや遠足 疲れして

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

桜の木がある山道

 


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