寒中見舞いはいつまでに出すのかご存じですか?【2024年版】
現在では SNSなども広く普及しているので、年賀状を出す習慣も減っているという話を聞きます。
たしかに、わざわざ「はがき」を用意して文字を書き込むよりも、携帯電話での「年賀メール」などのほうが手軽にできてしまいます。
ましてや寒中見舞いとなると、もらった相手に返事をするにしても、出す時期や書き方も考えてしまいますし、参考になる例文でも見つけないと少し苦労するかもしれません。
このページでは、いざもらったら困ってしまう(?)寒中見舞いについて考えていきましょう。
寒中見舞いを出す時期は?
まず、寒中見舞いを出すのはいつからいつまでなのかをみていきましょう。
これは、『二十四節気の小寒(しょうかん)から立春(りっしゅん)』の寒中(かんちゅう)に出すとされています。
立春を過ぎてから出す場合は、「余寒見舞い(よかんみまい)」となります。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、一年を24等分して季節の名前をつけたもので、古代中国の時代から使われていたものが日本に伝わってきました。
【関連】 二十四節気の意味とは?
そして、寒中見舞いを出す時期は、2024年の場合は 1月 6日 ~ 2月 4日ということになります。
しかし、これはあくまで基本と考えてよいでしょう。たとえば、寒さがきびしい地域へ出す場合は、3月に入った頃でも「寒中見舞い」で差支えないはずです。
また立春を過ぎたからといって、そのような地域へ2月上旬に「余寒見舞い」を出すのは適切ではありません。
相手が受け取るときの状況を考えて使い分ければよい、と私は考えています。
寒中見舞いとは?
そもそも、寒中見舞いはどのようなときに出す(使う)ものなのでしょうか。
それは、大きく分けると次の 3つになります。
季節のあいさつ状として
一年で最も寒さのきびしい「寒中」は、風邪などで体調をくずす人も多い季節です。
そのようなときに、相手を気づかって送るのが、寒中見舞いの本来の使いかたといえます。
特に、相手が寒冷地や豪雪地帯に住んでいるのであれば、毎年欠かさずに送りたいものです。
また、この時期の行事、たとえば節分などへの招待や参加のお願いに寒中見舞いを使うのは、なかなか良いと思います。
年賀状の返事として
これは、年賀状をいただいた相手への返事が遅くなって、松の内(一般的には 1月7日まで)を過ぎてしまった場合です。
1月半ばころになっての年賀状は、出すのもためらわれますが、受け取るほうも今ひとつの印象を持つでしょう。
そのような場合には、寒中見舞いがうってつけです。
この場合は、気後れせずに堂々と出しましょう。
年賀状が遅れたことへのお詫びなどを書くと、かえって印象が悪くなります。
「もともと寒中見舞いを出したかったんです」というスタンスでいきましょう。
喪中(もちゅう)にある場合の年賀状の代わりとして
これは、自分が喪中である場合も、相手がそうである場合も、両方同じことです。
喪中であれば、おめでたいときに使う年賀状はNGですから、寒中見舞いを使うことになります。
当然ながら、年賀はがきを使ってはいけません。
なお、喪中の場合の「寒中見舞い」は、先方が年賀状の準備を始める前(目安として 11月~12月上旬)に届くようにしましょう。
その他
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- 寒中見舞いは、はがきや封書でなく、お歳暮のお返しの品で行なうこともあります。
まとめ
- 寒中見舞いは、小寒から立春の寒中(かんちゅう)に出すとされています。
- 寒中見舞いは、季節のあいさつ状、年賀状の返事、喪中にある場合の年賀状の代わりとして用いることができます。
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