穀雨の俳句 -こくう-
4月の後半になると、二十四節気の一つ「穀雨(こくう)」を迎えます。
この穀雨は俳句の季語でもあり、俳句作品に詠み込まれたものも見かけます。
このページには、穀雨が詠み込まれた俳句の中から 5句を集めました。「百穀潤う(ひゃっこくうるおう)」とも称される春の雨の雰囲気に満ちたものばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
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目次
穀雨の俳句 5選
苗床に うす日さしつゝ 穀雨かな
【作者】西山泊雲(にしやま はくうん)
【補足】苗床(なえどこ)とは、種をまいて苗を生えさせて、それを育てるところのことです。
掘返す 塊光る 穀雨かな
【作者】西山泊雲
【補足】塊(つちくれ:土塊)とは、土のかたまりのことをいいます。
伊勢の海の 魚介ゆたかにして 穀雨
【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)
【補足】魚介(ぎょかい)とは、魚や貝の類で、海産動物の総称です。
夜を境に 風邪熱落したり 穀雨
【作者】長谷川かな女
琴屋来て 琴鳴らし見る 穀雨かな
【作者】長谷川かな女
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