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穀雨の俳句 -こくう-

雨にぬれる緑の葉

4月の後半になると、二十四節気の一つ「穀雨(こくう)」を迎えます。

この穀雨は俳句の季語でもあり、俳句作品に詠み込まれたものも見かけます。

このページには、穀雨が詠み込まれた俳句の中から 10句を集めました。「百穀潤う(ひゃっこくうるおう)」とも称される春の雨の雰囲気に満ちたものばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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穀雨の俳句 10選

 

伊勢の海の 魚介ゆたかにして 穀雨

【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)

【補足】魚介(ぎょかい)とは、魚や貝の類で、海産動物の総称です。

 

傘立てて 穀雨の雫 地に膨れ

【作者】峰尾北兎(みねお ほくと)

【補足】「膨れ」の読み方は「ふくれ」です。

 

鎌倉や 穀雨を待たぬ 窓の闇

【作者】石川桂郎(いしかわ けいろう)

 

琴屋来て 琴鳴らし見る 穀雨かな

【作者】長谷川かな女

 

苗床に うす日さしつゝ 穀雨かな

【作者】西山泊雲(にしやま はくうん)

【補足】苗床(なえどこ)とは、種をまいて苗を生えさせて、それを育てるところのことです。

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睡るとは 不覚穀雨の 散髪屋

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

 

走り根が 大樹支へて 穀雨かな

【作者】鷹羽狩行(たかは しゅぎょう)

 

掘返す 塊光る 穀雨かな

【作者】西山泊雲

【補足】(つちくれ:土塊)とは、土のかたまりのことをいいます。

 

本読むは 微酔のごとく 穀雨かな

【作者】鳥居おさむ(とりい おさむ)

【補足】微酔(びすい、ほろよい)とは、酒に少し酔うことをいいます。

 

夜を境に 風邪熱落したり 穀雨

【作者】長谷川かな女

 

 


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