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おでんの俳句 50選 -御田-

鍋で煮たおでん

寒い冬の日に食べる暖かいおでんは格別で、人々に愛され続けている日本の伝統的な料理です。

この「おでん」は俳句において冬の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、おでんが詠まれた俳句を多く集めました。湯気が立つおでんが目に浮かぶような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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目次

おでんの俳句 50選

湯気たが立っているおでんの具

おでんが詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

雨だれに おでんのゆげの すぐもつれ

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】雨だれ(雨垂れ:あまだれ)とは、軒などからしたたり落ちる雨のしずくのことです。

 

飯蛸や 磨き立てたる おでん鍋

【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)

【補足】飯蛸(いいだこ)とは、腹に飯粒(めしつぶ)のような卵を持つ、小さなたこのことをいいます。

 

いくつもの 病掻きわけ おでん食ふ

【作者】佐藤鬼房(さとう おにふさ)

【補足】「病掻きわけ」の読み方は「やまい きわけ」です。

 

園遊会 おでんのゆげの 逸るなり

【作者】阿波野青畝

【補足】園遊会(えんゆうかい)とは、庭園に模擬飲食店や演芸場を設けて、多くの客を招いてもてなす祝賀・披露(ひろう)の会のことです。

 

多すぎると おでんの種を 叱りけり

【作者】波多野爽波(はたの そうは)

 

大鍋に おでんの串の 入り乱れ

【作者】高浜年尾(たかはま としお)

 

おでん売る 夫人の天幕 訪ひ寄れる

【作者】杉田久女(すぎた ひさじょ)

【補足】天幕(てんまく)とは、天井にかける飾り幕、テントのことをいいます。

 

おでん喰ひ 泥棒の話 女の話

【作者】福田蓼汀(ふくだ りょうてい)

【補足】「喰ひ」の読み方は「い(=食い)」です。

 

おでん酒 酌むや肝胆 相照らし

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

【補足】「酌む」の読み方は「む」です。「肝胆相照らす(かんたん あいてらす)」とは、互いにまごころをもって交わることをいいます。

 

おでん酒 わが家に戻り 難きかな

【作者】村山古郷(むらやま こきょう)

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おでん汁 たつぷりと戦 年を更ふ

【読み】おでんじる たっぷりとそよぎ としをかう

【作者】久米正雄(くめ まさお)

【補足】「更ふ」は「かえる、改める」の意です。

 

おでん種 臼の大根を たばさみぬ

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

【補足】たばさむ(手挟む)とは、はさんで持つ、わきにはさむことをいいます。

 

おでん煮え さまざまの顔 通りけり

【作者】波多野爽波

 

おでん煮え だしもう目鼻 など要らぬ

【作者】加藤秋邨(かとう しゅうそん)

【補足】「要らぬ」の読み方は「らぬ」です。

 

おでん煮ゆ 男はものの さびしくて

【作者】行方克巳(なめかた かつみ)

 

おでんの灯 文学祭は 夜となりぬ

【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

【補足】「灯」の読み方は「」です。

 

おでんの湯気 忙しげ夕刊 折る音に

【作者】香西照雄(こうざい てるお)

 

おでんやに すしやのあるじ 酔ひ呆け

【作者】久保田万太郎(くぼ まんたろう)

 

おでん屋に 溜る払も 師走かな

【読み】おでんやに たまるはらいも しわすかな

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

 

おでん屋に 集へる背中 相似たり

【作者】山田弘子(やまだ ひろこ)

【補足】「集へる」の読み方は「つどえる(=集まっている)」です。

「おでん」の文字が書かれた赤提灯

 

おでん屋の 看板ごろの 暗さかな

【作者】阿波野青畝

 

おでん屋の 看板娘 如何にせし

【作者】鈴木花蓑(すずき はなみの)

【補足】「如何にせし」の読み方は「いかにせし」です。

 

おでん屋の 背の灯のいまだ 更け足らず

【作者】久米正雄

 

おでん屋の 屋台の下の 秋田犬

【作者】山口青邨

 

おでん屋の 湯気の向うに おかめ顔

【作者】高澤良一

【補足】おかめ顔とは、丸顔で頬(ほお)が高く鼻の低い女性の顔をいいます。

 

おでんやの 湯気吹き飛ばす 空ッ風

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

 

おでんやは 夜霧のなかに あるならひ

【作者】久永雁水荘

 

おでんやを 立ち出でしより 低唱す

【作者】高浜虚子

【補足】低唱(ていしょう)とは、低い声で歌うことです。

 

カフカ去れ 一茶は来れ おでん酒

【作者】加藤楸邨(かとう しゅうそん)

【補足】フランツ・カフカはチェコ生まれの小説家、小林一茶(こばやし いっさ)は江戸時代後期の俳人です。

 

壁にぶつかりたる背や おでん酒

【作者】阿波野青畝

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急流の ごとき世なれど おでん酒

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

 

行徳は 千鳥浦安は おでんかな

【作者】川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)

【補足】行徳(ぎょうとく)と浦安(うらやす)は、ともに千葉(ちば)の地名です。

 

草の穂に 裾明りして おでん店

【作者】山口青邨

【補足】「裾明り」の読み方は「すそあかり」です。

 

ぐち~と 愚痴をこぼして おでん煮え

【作者】清崎敏郎(きよさき としお)

 

言外に くみとれるもの おでん酒

【作者】高澤良一

【補足】言外(げんがい)とは、「直接言葉に出さないところ」の意です。

 

香辛の 鼻おどろかす おでんかな

【作者】阿波野青畝

【補足】「香辛」の読み方は「こうしん」です。

 

採点簿 かくしに触れし おでん酒

【作者】能村登四郎(のむら としろう)

 

三階の 客が見おろす おでん鍋

【作者】山口青邨

 

高飛車に 決め付けらるる おでん酒

【作者】高澤良一

【補足】高飛車(たかびしゃ)とは、相手を頭から威圧(いあつ)するような態度を意味します。

 

例へば おでんの芋に 舌焼く愚

【作者】安住 敦(あずみ あつし)

小鉢に取ったおでん

 

団欒は 無しおでん鍋 煮返して

【作者】安住 敦

【補足】「団欒」の読み方は「だんらん」です。

 

千鳥見て 来て皆おでん 所望かな

【作者】川端茅舎

【補足】所望(しょもう)とは、「望みとするもの、望むことがら」という意味です。

 

亭主健在 おでんの酒の よいお燗

【作者】富安風生(とみやす ふうせい)

 

伝法の 女はむかし おでん売る

【作者】百合山羽公

【補足】伝法(でんぽう、でんぼう)とは、言行が乱暴な様子、(女性の)勇み肌(いさみはだ)の態度をいいます。

 

煮え過ぎの おでんに減つて ゐし家族

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

 

箸に寄す おでんの種の がんもどき

【作者】石川桂郎(いしかわ けいろう)

 

初おでん 木蓋開いて 見せにけり

【作者】百合山羽公

【補足】「木蓋」の読み方は「きぶた」です。

 

花冷や 味噌たつぷりと 味噌おでん

【作者】鈴木真砂女(すずき まさじょ)

 

府下中野の頃のおでん屋に 客たりし

【作者】久米正雄

【補足】府下(ふか)とは、「(かつての東京)府の行政下」という意味です。中野(なかの)は東京の(現存する)地名です。

 

ふるさとの 地酒を力 おでん売る

【作者】百合山羽公

【補足】地酒(じざけ)とは、その土地でできる酒のことです。

おでんと徳利と銚子

 

 


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