清明の俳句 10選  -せいめい-

草原に立つ一本の木

4月初め頃には、二十四節気の一つである「清明(せいめい)」があります。

この清明は俳句の季語でもあり、多くの俳句作品に詠まれています。

このページには、清明が詠み込まれた俳句の中から 10句を選びました。春らしい清々しい雰囲気に満ちたものばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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清明の俳句 10

クローバーの葉

「清明」「清明節」が詠まれた句を集め、俳句の文字の五十音順に並べました。

なお、これらは俳句において春の季語として扱われます。

 【関連ページ】 二十四節気とは?  清明とは?

 

清明節の 朝しめりよし 芋を植う

【作者】西山泊雲(にしやま はくうん)

【補足】朝しめりとは、朝に露などで物が湿ったり濡れていることをいいます。

 

清明に 梅開かんと しつつあり

【作者】深川正一郎(ふかがわ しょういちろう)

 

清明の 琴鳴り花火 天に爆づ

【作者】岸 風三楼(きし ふうさんろう)

【補足】「爆づ(はづ)」は「はじける」という意味です。

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清明の 月の遊びは 何もせず

【作者】平井照敏(ひらい しょうびん)

 

清明の 波打ちのべし 上総かな

【作者】大嶽青児(おおたけ せいじ)

【補足】上総(かずさ)は地名で(現在の千葉の中央部)、古くには「かみつふさ」と呼ばれていましたが、後に「かづさ」へと変化しました。

 

清明の 水菜歯ごたへ よかりけり

【作者】鈴木真砂女(すずき まさごじょ)

【補足】水菜(みずな)はアブラナ科の越年草で、京菜(きょうな)と呼ばれることもあります。若い茎は食用とされています。

 

清明や 街道の松 高く立つ

【作者】桂 信子(かつら のぶこ)

立ち並ぶ松の木

 

清明や 神域よりの 流れ水

【作者】下村 宏(しもむら ひろし)

【補足】神域(しんいき)とは、神社の境内(けいだい)などを意味します。

 

鳥ゐるや 清明節の つちくれに

【作者】吉岡 禅寺洞(よしおか ぜんじどう)

【補足】「つちくれ(土塊)」は「土のかたまり」という意味です。

 

一つ葉や 清明の滝 懸りたる

【作者】 阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】一つ葉(ヒトツバ)は、羊歯植物(しだしょくぶつ)の一種です。

高千穂峡の滝

 

 


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