運動会の俳句 30選 -うんどうかい-

運動会の万国旗と空に上がる風船

子供の頃、晴れで迎えた運動会の日には、空を見上げながら気持ちが高まってゆくのを感じたものでした。

運動会は春に行われることも多いのですが、俳句において「運動会」は秋の季語とされています。

このページには、運動会が詠み込まれた俳句の中から 30句を選びました。運動会が開かれている秋の光景が目に浮かぶような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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運動会の俳句 30選

運動会が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

「運動会」は、俳句において秋の季語とされます。

 

赤蜻蛉 運動会の 日となりぬ

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【補足】赤蜻蛉(あかとんぼ)も秋の季語です。

 

秋晴の 運動会を してゐるよ

【作者】富安風生(とみやす ふうせい)

【補足】秋晴(あきばれ)も秋の季語です。

 

朝の晴 午後につなぎて 運動会

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

 

運動会 跡を島の子 かけまはる

【作者】平畑静塔(ひらはた せいとう)

 

運動会 終りし教師 山の秋

【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

山と秋空と万国旗

 

運動会 甲賀も伊賀も 花火鳴る

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

【補足】甲賀(こうか、こうが)は滋賀、伊賀(いが)は三重の地名で、二つの地は隣接しています。

 

運動会 授乳の母を はづかしがる

【作者】草間時彦(くさま ときひこ)

 

運動会 少女の腿の 百聖し

【作者】秋元不死男(あきもと ふじお)

【補足】「腿」「聖し」の読み方は、それぞれ「もも」「きよし」です。

 

運動会 天気固めの 花火鳴る

【作者】百合山羽公

 

運動会 庭の平を 天に向け

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

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運動会の 旗あちこちす 春の山

【作者】正岡子規

【補足】「運動会」自体は秋の季語ですが、「春の山」という春の季語があるので、この句の季節は春となります。

 

運動会 のろのろ颱風 海にあり

【作者】百合山羽公

【補足】「颱風」の読み方は「たいふう(=台風)」で、秋の季語です。

 

運動会 果つ万国旗 地に落とし

【作者】右城暮石(うしろ くれいし)

【補足】万国旗(ばんこくき、ばんこっき)は、多数の国の国旗を連ねたものです。

 

運動会 村の自動車 集まれり

【作者】右城暮石

 

運動会 森の枯葉の 落ちくらべ

【作者】平畑静塔

【補足】単なる「枯葉」は冬の季語です。

秋の森の中の紅葉

 

金網を 皆まぶしがる 運動会

【作者】細見綾子(ほそみ あやこ)

 

欅散る 運動会は 帽子取り

【作者】細見綾子

【補足】(けやき)は、ニレ科ケヤキ属の落葉高木です。

 

玄海の 舐める小島の 運動会

【作者】平畑静塔

 

小島より こぼれざる白 運動会

【作者】平畑静塔

 

梢ごし 旅に見下ろす 運動会

【作者】中村草田男(なかむら くさたお)

【補足】(こずえ)は、樹木の先の部分のことをいいます。梢越しに見える万国旗

 

四肢硬き 処女が眼前 運動会

【作者】草間時彦

【補足】四肢(しし)とは、手足(両手と両足)のことをいいます。「処女」の読み方は「おとめ、むすめ」です。

 

雀班より 汗湧く少女 運動会

【作者】草間時彦

【補足】「雀斑」の読み方は「そばかす」です。

 

太郎長脛 花子太腿 運動会

【作者】草間時彦

【補足】「太郎」「花子」は、それぞれ「男の子」「女の子」の意味です。「長脛」の読み方は「ながすね」です。

 

つぎつぎの 運動会や 秋の行く

【作者】前田普羅(まえだ ふら)

 

何も獲で 運動会より 母へ戻る

【作者】中村草田男

空の弁当箱

 

花の中に 運動会の 囲ひかな

【作者】正岡子規

【補足】この句の季語は「花」で、春の俳句となります。

 

振れば鳴る 紙の旗かな 運動会

【作者】野村喜舟(のむら きしゅう)

 

孫とはこれか 総身「小さき運動会」

【作者】中村草田男

 

山吹や 諏訪の工女の 運動会

【作者】前田普羅

【補足】「山吹」が春の季語で、この句は春の句となります。

 

四等を 喜こぶ末子 運動会

【作者】稲畑汀子

【補足】「」の読み方は「すえこ(すえっこ)、ばっし、まっし」です。

運動会でかけっこをする女の子

 


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