夢二忌の俳句 30選 -ゆめじき-
画家、詩人の竹久夢二(たけひさ ゆめじ)の忌日は九月一日で、「夢二忌(ゆめじき)」は俳句において秋の季語でもあり、俳句作品に詠み込まれてきました。
このページには、「夢二忌」「夢二の忌」が詠まれた俳句を多く集めました。初秋の雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
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目次
夢二忌の俳句 10選
秋の季語である「夢二忌」「夢二の忌」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。
どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。
秋草の どれも頸長 夢二の忌
【作者】安住敦(あずみあつし)
【補足】「頸長」の読み方は「くびなが」です。
菓子つつむ 伊勢千代紙や 夢二の忌
【作者】稲垣富子
【補足】伊勢千代紙(いせちよがみ)とは、伊勢型紙によって友禅や小紋の図柄が刷られた和紙のことです。
口紅を かへて出かけて 夢二の忌
【作者】福場朋子
小海線 松虫草も 夢二の忌
【作者】文挟夫佐恵
【補足】小海線(こうみせん)は、山梨県北杜市の小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅までを結ぶ鉄道路線です。松虫草(まつむしそう)は、マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草です。
猫は寝てばかり 夢二の忌なりけり
【作者】牧野暁行
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娘にも 俳句作らせ 夢二の忌
【作者】鈴木鷹夫
湯の匂ふ 路地の暗さよ 夢二の忌
【作者】中野千秋
夢二忌の 画集と詩集 並べたる
【作者】小峰俊之
夢二忌の 銀座に最中 買ひてをり
【作者】細谷喨々
【補足】最中(もなか)は、餡(あん)を餅から作った皮で包んだ和菓子です。
夢二忌や 白雲尽くる時もなし
【作者】安成三郎
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