一夜飾りでお正月を迎えるとどうなりますか?【対策あります】

門松、しめ飾り、鏡餅などの正月のお飾りは、大みそかに飾るのは良くないといわれます。これは、いわゆる「一夜飾り」というものになってしまうからです。

しかし、いくら「一夜飾りは良くない」と言われても、お正月飾りなしというわけにもいかないでしょう。

そこで、一夜飾りを避ける意味、一夜飾りをしてしまったらどうなるのか、お正月飾りがどうしても 31日になってしまう場合どうすればよいのか、などについて考えてみましょう

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一夜飾りは良くないこと?

そろそろお正月という時期に、正月飾りの準備をするのは楽しいものです。

いつまで飾るのかについては、こちらをご覧ください。

【参考】お正月飾りはいつまで飾るもの? 

しかし、大みそかまでに飾れなかった、気がついたら大みそかだったということはあり得ることです。

そうなると、一夜飾りという問題が出てきます。ここで、一つの疑問が起こります。

「そもそも、一夜飾りをしてはいけない理由とは何でしょうか? 」

これに対してよく言われているのは、次のようなものです。

  1. お正月の神様をお迎えするのに、一夜だけの飾り付けでは誠意にかける、失礼であるから。
  2. 葬儀の一夜飾りに通じるから。
  3. 神様が来られるのは 31日の早朝なので、これに間に合わないから。

言われてみれば、なるほどそうかなと思わせるものがあります。

それでは、上の 1. ~ 3. のそれぞれについて考えてみましょう。

1.が一番多く耳にする理由です。

しかし、あくまでも「失礼」なのであって、「縁起が悪い」ということではありません。

2.は縁起が関係してくるので、ちょっとやっかいかもしれません。

しかし、対策はありますから、あまり心配しなくても大丈夫です。後述の【対策】を参考にして下さい。

3.はあまり聞かない理由かもしれません。

これは、毎年違う神様が来られるので、引き継ぎをする時間が必要となり、そのために翌年の神様は一日早くおいでになるという説によるものです。

私も子どもの頃には、30日には夜遅くになっても飾り付けを終わらせていた記憶があります。

しかし、現在ではどうでしょうか。31日に飾り付けをしている家庭も、よく見かけますが…

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もし大みそかになってしまったら… 【対策】

早めに準備をして、一夜飾りにならないようにしましょう!

といっても、なかなかうまくいかないのが人間です。

「どうしても忙しくて大みそかまでに飾れなかった」、「忙しさにかまけて気がついたら大みそかだった」、「大みそかしかできないよ」ということはあるでしょう。

私も過去に、このようなことがありました。(しかも、一度や二度ではありません)

では、飾り付けが大みそかになってしまったら、どうすればいいのでしょか。大丈夫です、選択肢は2つあります。

  1. 一夜飾りを避ける
  2. 一夜飾りをする

私は、両方とも経験しています。

それでは具体的にみていきましょう。

 

一夜飾りを避ける

これは、「縁起(えんぎ)」を気にする人向けです。

先に述べた「葬儀の一夜飾りに通じるから」がどうしてもクリアできない人は多いはずです。

一夜飾り ⇒ 葬儀

という連想をしたら、縁起が悪くてダメでしょう。それが「どうしてもダメ!」であれば、一夜飾りをしなければよいのです。

とはいっても、お正月飾りをしないわけにはいきません。それこそ神様に失礼です。

ですから、飾り付けを元旦にするのです。元旦であれば問題ありませんし、これ以上おめでたい日はありません。

大丈夫です、神様も大目にみてくれるはずです。

 

あえて一夜飾りをする

これは、「縁起(えんぎ)」を乗り越えられる人向けです。

浄土真宗では、「日の吉凶にまどわされないこと」という教義があるので、あえて一夜飾りで鏡餅をお供えするそうです。

大みそかしかできないのであれば、この日に飾りましょう。

私も何度か一夜飾りをしたことがありますが、大丈夫です。特に悪いことは起こりませんでした。

また、お正月飾りは松の内や鏡開きまでは飾るので、本当の「一夜飾り」になることはないはずです。

さらに、私が一夜飾りをする場合は、飾りを外すのを 2・3日遅らせて、少し長めにお正月飾りを残すようにしています。こうすることによって、飾るのが遅くなった分を取り戻します。

それでも、少し後ろめたい、少し気が引ける、どうしても縁起が… という人がいるかもしれません。

その場合は、飾ってから近くに「盛り塩」を置いて清めましょう。盛り塩は、29日(「二重苦:にじゅうく」につながるといわれます)や仏滅等にも有効ですから活用してください。

これで、気持ち良くお正月を迎えられます。

 

それでは最後に、一夜飾りに関する俳句を紹介します。

明治~大正期の俳人・富田木歩(とみたもっぽ)が詠んだ句です。

宵ひそと 一夜飾りの 幣(ぬさ)裁(た)ちぬ

 

まとめ

  • 一夜飾りは、神様に対して失礼、葬儀の一夜飾りに通じるなどのことから、避けた方がよいといわれています。
  • どうしても一夜飾りをしたくなければ、元日以降に飾り付けをしましょう。
  • やむをえずに一夜飾りをして気になる場合は、近くに盛り塩を置いて清めるとよいでしょう。
  • 盛り塩は、29日仏滅等にも有効です。
  • 皆様、どうか良い年をお迎え下さい。新しい年が素晴らしい年でありますように。

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