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「あいの風」の俳句 15選 -あいのかぜ-

夏の海辺

日本海沿岸で夏に吹くそよ風のことを「あいの風」と呼ぶことがあり、「あい」「あえのかぜ」「あゆのかぜ」などともいわれることもあります。

そして、「あいの風」は俳句において夏の季語でもあり、俳句作品に詠み込まれてきました。

このページには、「あいの風」が詠まれた俳句を多く集めました。夏らしいの雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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「あいの風」の俳句 15選

夏の季語である「あいの風」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。

 

 

あいの風 あまたの人を 送りけり

【作者】小形さとる

【補足】「あまた(数多)」とは、「たくさん、数多く」という意味です。

 

あいの風 運河の泊船 軋み合ふ

【作者】横田和

【補足】「軋み合ふ」の読み方は「きしう」です。

 

あいの風 虚子の碑に聞く 浪の音

【作者】竹田昭子

【補足】高浜虚子(たかはま きょし)は、明治中期から昭和中期にかけての俳人です。

 

あいの風ごと 菩提寺の門抜くる

【作者】田中とし江

【補足】菩提寺(ぼだいじ)とは、一家が代々その寺に帰依している寺院のことです。

 

あいの風 飛行を試す 鴇の雛

【作者】大日向幸江

【補足】「鴇」の読み方は「とき(トキ科トキ属に分類される鳥類)」です。

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海沿いの 駅舎にあいの風抜ける

【作者】小林玲子

【補足】駅舎(えきしゃ)とは、鉄道の駅の建物のことをいいます。

 

思い出に 汐満ちてくる あいの風

【作者】火箱ひろ

 

交し合ふ 祝ぎの声々 あいの風

【作者】林翔

 

搾乳の 盛上る泡 あいの風

【作者】松澤秀昭

 

草に座す ことも療しの あいの風

【作者】大竹淑子

【補足】「療し」の読み方は「いやし」です。

夏の入江

 

深海の 色の作務衣や あいの風

【作者】大川ゆかり

【補足】作務衣(さむえ、さむい)とは、禅宗の僧侶が雑事などを行うときに着る衣類です。

 

新生児 出づる戸外は あいの風

【作者】品川鈴子

 

空いちまい 棚田千枚 あいの風

【作者】鈴鹿呂仁

【補足】棚田(たなだ)とは、傾斜地に階段状に作られた水田のことです。

 

高跳びの 少女しなやか あいの風

【作者】熊谷尚

 

灯台の 光のリズム あいの風

【作者】荻布貢

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