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「大寒の卵」や「寒の水」に人気があるのは何故ですか? 【2024年版】

雪原と太陽

大寒は、その名の通り、冬の中でも特に寒さが厳しい頃です。そして、この時期によく耳にするのが「大寒の卵」や「寒の水」ではないでしょうか。

特に、大寒の卵の人気はとても高く、贈答品としても注目されています。

このページでは、大寒の時期に人気のある大寒の卵寒の水について、みていきましょう。

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今年の大寒はいつ?

まず、大寒について確認しておきましょう。

2024年大寒 1月20日です。この大寒は二十四節気 (にじゅうしせっき)の一つです。

この二十四節気とは、1年を24等分して季節の名前をつけたもので、中国から伝わってきました。

【関連】 二十四節気の意味とは?  大寒とは?

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それでは、大寒の前後の二十四節気を表で確認しましょう。(2024年)

日付 二十四
節気
別名  
1/ 6 小寒 寒の入り
寒中
寒の内
1/20 大寒
2/ 4 立春 寒の明け
  • 小寒の日を寒の入りといい、立春の日を寒の明けといいます
  • 寒の入りから寒の明けまでの約1カ月間を寒(かん)または寒中(かんちゅう)寒の内といいます

【関連】 寒の入りとは?

空を見上げる男の子

 

 

大寒の卵とは?

大寒の卵とは、文字通り大寒の日に生まれた卵をいうわけですが、重宝されるのはこれだけではありません。

(寒の入り~寒の明け)の時期に生まれた卵も寒卵(かんたまご)と呼ばれて、こちらもやはり人気が高いものです。

大寒の卵や寒卵が好まれる理由は、次の2つです。

  1. 栄養分を多く含んでいるため美味しく、保存もきく
  2. 金運が上がる

1.は、この時期の鶏(にわとり)の活動が関係しています。

一年のうちで一番寒い時期なので、鶏の卵を産む数も少なくなります。また、寒いために鶏は水分よりも食料を多く取るようになります。

その結果として、産んだ卵の栄養価は高いものとなり、味も濃厚で美味しくなります。

2.は、風水によるものです。

大寒の卵を食べると、その年はお金に困ることがないといわれています。

このように、栄養価が高いことと金運が上昇するということから、大寒の卵・寒卵はとても人気があるのです。

三つの卵

 

 

寒の水とは?

(寒の入り~寒の明け)の時期に汲まれた水が寒の水で、これも人気が高いものです。

寒に採水して、産地から直送しているものもあります。

この時期の水は、一年の中でも不純物が最も少なく澄んでいるので、「寒の水は腐らない」といわれてきました。

また、昔から薬として飲むなど、体に良いものとして大事にされてきました。

特に、寒の入りから 9日目の水は「寒九の水」と呼ばれ、貴重なものとされてきました。

寒の水の使い方としては、次のようなものがあります。

  • 餅をつく
  • 服薬に用いる
  • 酒造りに用いる
  • 布などを晒す

兼六園の雪景色

 

 

「寒の卵」も「寒の水」も季語です

このページに取り上げた「寒の卵(寒卵:かんたまご)」と「寒の水」は、どちらも俳句の季語として、数多くの俳句作品に詠み込まれています。

また、この二つ以外にも「寒」に関連する季語は多く生み出されてきました。

それらの季語や俳句からは、人々がどのように寒の時期と接してきたかを伺うことができるので、とても興味を引かれます。

【関連】「寒」の季語と俳句

 

 

まとめ

  • 大寒の卵、寒卵は、栄養分が多く健康に良い、金運が上がるなどの理由から人気があるものです。
  • 寒の水もまた、不純物が少なく体に良いなどの理由から、昔から好まれてきました。
  • 「寒の卵」と「寒の水」は、どちらも俳句の季語として、数多くの俳句作品に詠み込まれています。

 

 


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⇒ 大寒の俳句

  ⇒ 冬の風物詩といえば?

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