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白鳥の俳句 50選 -はくちょう-

仲が良さそうな二羽の白鳥

純白の白鳥が水に浮かんでいる姿は優雅で、気高ささえも感じられます。

このような「白鳥」は俳句において冬の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、白鳥が詠まれた俳句を多く集めました。水に浮かぶ美しい白鳥の姿が目に浮かんでくるような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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目次

白鳥の俳句 50選

夕暮れの湖に浮かぶ数多くの白鳥たち

白鳥が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

 

歩き来て 白鳥われの 前に立つ

【作者】平畑静塔(ひらはた せいとう)

 

いくたびか 月の白鳥 覓め来し

【作者】石原八束(いしはら やつか)

【補足】「覓め来し」の読み方は「もとし」です。

 

欝々と 白鳥に引く 空ありぬ

【作者】岸田稚魚(きしだ ちぎょ)

【補足】「鬱々と」の読み方は「うつうつと」です。

 

海涼し 白鳥向ふ より来る

【作者】正岡子規(まさおか しき)

 

押麦を 白鳥に撒く 男かな

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

【補足】押麦(おしむぎ)とは、蒸した裸麦(はだかむぎ)や大麦を、押して平たくして乾かしたものです。

 

傷きし 白鳥榛の花おもく

【作者】松村蒼石(まつむら そうせき)

【補足】榛(はしばみ)は、カバノキ科の落葉低木です。

 

教会の 鐘白鳥と 来し露人

【作者】栗林千津(くりばやし ちづ)

【補足】露人(ろじん)とは、ロシア人のことです。

 

爽やかや 白鳥留守の 曲り橋

【作者】角川源義(かどかわ げんよし)

 

下萌や 白鳥浮きて 水翳す

【読み】したもえや はくちょううきて みずかざす

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

【補足】下萌とは、地面から芽がもえ出ること、また、その芽をいいます。

 

除夜の妻 白鳥のごと 湯浴みをり

【作者】森 澄雄(もり すみお)

【補足】除夜(じょや)とは、大晦日(おおみそか)の夜のことをいいます。湯浴み(ゆあみ)とは、入浴のことです。

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尻重き 白鳥もゐて 啼き合へり

【作者】石原八束

 

丈高き 白鳥黒き 子を率ゐ

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】「率ゐ」の読み方は「ひきい」です。

 

月ある闇 白鳥光は 寄りあひて

【作者】橋本多佳子(はしもと たかこ)

 

冬天に 百羽の白鳥 とけてゐし

【作者】平井照敏(ひらい しょうびん)

【補足】冬天(とうてん)とは、冬の空のことです。

 

遠のけば 白鳥まぶし 稼ぐ妻よ

【作者】香西照雄(こうざい てるお)

 

流れつく ごとく白鳥 潟に降る

【作者】能村登四郎(のむら としろう)

【補足】「潟」の読み方は「かた」です。

 

亡き妻を 呼び白鳥を 月に呼ぶ

【作者】石原八束

 

二級河川 白鳥一羽 預りて

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

【補足】二級河川とは、「一級水系(=河川法に定められた日本の水系の区分による水系)以外の水系で、公共の利害に重要な関係があるものに係る河川」です(国土交通省による説明)。

 

寝上手の 鴨に白鳥 すかされて

【作者】平畑静塔

 

白鳥と いふ一巨花を 水に置く

【作者】中村草田男(なかむら くさたお)

【補足】巨花(きょか)は「大きな花」の意です。

美しい純白の白鳥

 

白鳥と 老卒業生 水に澄み

【作者】大野林火(おおの りんか)

 

白鳥に 到る暮色を 見とどけし

【作者】細見綾子(ほそみ あやこ)

【補足】暮色(ぼしょく)とは、夕暮れの景色のことです。

 

白鳥に こゞしき雪の 越の山

【作者】石塚友二(いしづか ともじ)

【補足】「こごしき」とは「(岩などが)ごつごつと重なっていて険しい」という意味です。「越の山(こしのやま)」は神奈川の地名です。

 

白鳥に 雪嶺も頭を 並べたり

【作者】堀口星眠(ほりぐち せいみん)

【補足】雪嶺(せつれい)とは、雪が降り積もった山のことをいいます。

 

白鳥に 流れ寄りくる 薄氷

【読み】はくちょうに ながれよりくる うすごおり

【作者】石原八束

【補足】「薄氷;うすらい」は春の季語となります。

 

白鳥に 撒く餌ひかりて 夏近し

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

 

白鳥に 向けし眼鏡に 春の水

【作者】高野素十(たかの すじゅう)

【補足】「眼鏡」の読み方は「めがね」です。

 

白鳥の 愛ふかければ 頸もつれ

【作者】能村登四郎

【補足】「頸」の読み方は「くび(=首)」です。

 

白鳥の いよ~深き 眠りかな

【作者】高野素十

 

白鳥の 己れの白さ 暮れなづむ

【作者】阿波野青畝

【補足】「暮れなずむ」とは、日が暮れそうでいて、なかなか暮れないでいる状態をいう表現です。

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白鳥の 顔を埋めて 巣に籠る

【作者】高野素十

【補足】「籠る」の読み方は「こもる」です。

 

白鳥の 嘴白き 胸を突く

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

【補足】「嘴」の読み方は「くちばし」です。

 

白鳥の 首より寝落つ 雪深し

【作者】神蔵 器(かみくら うつわ)

 

白鳥の 声のなかなる 入日かな

【作者】桂 信子(かつら のぶこ)

【補足】入日(いりひ)とは、夕日・落日(らくじつ)のことをいいます。

 

白鳥の 酒を吐くらん 花の山

【作者】服部嵐雪(はっとり らんせつ)

 

白鳥の 巣は花に満つ 春の森

【作者】横光利一(よこみつ りいち)

 

白鳥の ため雪除に 身をおとす

【作者】古舘曹人(ふるたち そうじん)

【補足】雪除(ゆきよけ)とは、雪害を防ぐための仕掛けのことです。

 

白鳥の 何も恃まず 白き影

【作者】百合山羽公

【補足】「恃まず」の読み方は「たのまず」です。

 

白鳥の 並んで来たる 春の水

【作者】阿部みどり女(あべ みどりじょ)

 

白鳥の 前にて装ふ つねならず

【作者】古舘曹人

三羽の白鳥

 

白鳥の 貧しき夕餉 水鳴らし

【作者】堀口星眠

【補足】夕餉(ゆうげ)とは、夕食のことです。

 

白鳥の 群一望の ときめきに

【作者】古館曹人

 

白鳥の ゐてたそがれの 深くあり

【作者】平井照敏

 

白鳥は 雲の化身と なり細る

【作者】古舘曹人

 

白鳥は 愁眉をひらく ときにあり

【作者】古舘曹人

【補足】「愁眉(しゅうび)をひらく」とは、「ほっと安心する」という意味です。

 

白鳥も 餌づけの子らも ほほと声

【作者】皆吉爽雨(みなよし そうう)

 

白鳥を あたたかく見る 焚火して

【作者】平畑静塔

【補足】「焚火」の読み方は「たきび」です。

 

翅閉ぢて 白鳥首を 立てにけり

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

【補足】「翅」の読み方は「はね、つばさ」です。

 

火起こせし 直後白鳥 きて泛かぶ

【作者】橋 閒石(はし かんせき)

【補足】「泛かぶ」の読み方は「かぶ」です。

 

引き際の 白鳥にして 争はず

【作者】能村登四郎

飛び立とうとしている白鳥

 

 


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