Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

星月夜の俳句 50選 -ほしづきよ-

星空と森

夜空いっぱいに星が輝いて、月夜のように明るい夜のことを星月夜(ほしづきよ)といいます。

この「星月夜」は俳句において秋の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「星月夜」が詠まれた俳句を多く集めました。秋の夜空に星がきらめいている光景が目に浮かんでくるような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

スポンサーリンク

目次

星月夜の俳句 50選

星空と神社の鳥居

「星月夜」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

 

赤き灯の 高く見えけり 星月夜

【作者】正岡子規(まさおか しき)

 

一天の 漆光りに 星月夜

【作者】富安風生(とみやす ふうせい)

 

犬吠ゆる 里は麓に 星月夜

【作者】正岡子規

【補足】「麓」の読み方は「ふもと」です。

 

いま鳴くは 夜蝉ならずや 星月夜

【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)

 

厳かに 松明振り行くや 星月夜

【読み】おごそかに まつふりゆくや ほしづきよ

【作者】夏目漱石(なつめ そうせき)

【補足】松明(まつ)は「たいまつ」のことです。

 

柁取に 海の名問ふや 星月夜

【作者】正岡子規

 

風落ちて 曇り立ちけり 星月夜

【作者】芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

 

鎌倉は 井あり梅あり 星月夜

【作者】正岡子規

 

干瓢を どうつきだしに 星月夜

【作者】斎藤 玄(さいとう げん)

【補足】「干瓢」の読み方は「干瓢」です。

 

今日わが家 一人と気づく 星月夜

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

スポンサーリンク

 

首出すや 夜舟の窓の 星月夜

【作者】正岡子規

 

月蝕の けふにこそ見れ 星月夜

【作者】正岡子規

【補足】「月蝕」の読み方は「げっしょく」です。

 

鯉はねて 足もとゆらぐ 星月夜

【作者】相馬遷子(そうま せんし)

 

洪水の 勢ひや空は 星月夜

【作者】正岡子規

 

火燵出て 古郷戀し 星月夜

【作者】池西言水(いけにし ごんすい)

【補足】「火燵(=炬燵)」の読み方は「こたつ」です。「戀」は「恋」の旧字体です。

 

子のこのみ 今シューベルト 星月夜

【作者】京極杞陽(きょうごく きよう)

 

三尺の 庭へ出て見つ 星月夜

【作者】正岡子規

【補足】三尺(さんじゃく)は、約 90センチメートルです。

 

白露や 原一ぱいの 星月夜

【作者】正岡子規

 

人生の 重きときあり 星月夜

【作者】稲畑汀子

 

慧星は 見えずなりけり 星月夜

【作者】内藤鳴雪(ないとう めいせつ)

【補足】「彗星」の読み方は「すいせい」です。

森から見上げた星空

 

砂山を のぼりくだりや 星月夜

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

 

その蟇に 手触れてかなし 星月夜

【作者】水原秋桜子

【補足】「蟇」の読み方は「ひき(=ひきがえる)」です。

 

大佛の 眼光るや 星月夜

【作者】正岡子規

 

竹人形 裾をほそめて 星月夜

【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)

【補足】「裾」の読み方は「すそ」です。

 

竹の奥 井戸ある音の 星月夜

【作者】久米正雄(くめ まさお)

 

ちよぼちよぼと 黒きは村か 星月夜

【作者】正岡子規

 

月隠す 山高ければ 星月夜

【作者】水原秋桜子

 

寺高し 窓をあくれば 星月夜

【作者】正岡子規

 

灯籠の 星月夜也 冬木立

【作者】岩田凉菟(いわた りょうと)

 

戸口迄 送つて出れば 星月夜

【作者】正岡子規

スポンサーリンク

 

年立つや 家中の礼は 星月夜

【作者】宝井其角(たからい きかく)

【補足】年立つ(としたつ)とは、新年になることをいいます

 

ともし火の 一つも見えず 星月夜

【作者】正岡子規

 

何もなき 畠をありく 星月夜

【作者】正岡子規

 

鳴門鯛 さげて空路の 星月夜

【作者】水原秋桜子

【補足】鳴門鯛(なるとだい)とは、鳴門海峡で釣れる天然鯛のことです。空路(そらじ、くうろ)とは、航空機に乗って行くこと、航空機の飛んで行くコースのことをいいます。

 

ぬかるみの ほのかに白し 星月夜

【作者】寺田寅彦(てらだ とらひこ)

 

春風や 井戸は昔しの 星月夜

【作者】正岡子規

 

病室の 窓の四角の 星月夜

【作者】稲畑汀子

 

古井戸の 底の光や 星月夜

【作者】内田百間(うちだ ひゃっけん)

 

古庭に 白菊白し 星月夜

【作者】正岡子規

 

星隕ちて 易者驚く 星月夜

【作者】会津八一(あいづ やいち)

【補足】「隕ちて」の読み方は「ちて」です。

 

星月夜 こころ漂ふ 藻のごとし

【作者】飯田龍太(いいだ りゅうた)

【補足】「漂ふ」の読み方は「ただよう」です。

 

星月夜 今宵はかなく 祈りけり

【作者】松村蒼石(まつむら そうせき)

 

星月夜 濯ぎて水と 遊びをり

【作者】古賀まり子(こが まりこ)

 

星月夜 手にせしものを 草に置き

【作者】永井龍男(ながい たつお)

 

星月夜 一つも星の 飛ばぬかな

【作者】正岡子規

 

星月夜 ひとり五階に 寐る夜哉

【作者】正岡子規

【補足】「寐る」の読み方は「ねる(=寝る、寐る)」です。

 

星月夜 星を見に行く 岡の茶屋

【作者】正岡子規

 

星月夜 われらは富士の 蚤しらみ

【作者】平畑静塔(ひらはた せいとう)

【補足】「蚤」の読み方は「のみ」です。

 

鞭鳴らす 頭の上や 星月夜

【作者】夏目漱石

【補足】「鞭」の読み方は「むち」です。

 

喪を秘して 軍を返すや 星月夜

【作者】夏目漱石

 

 


 関 連 ペ ー ジ 


⇒ 星の俳句

  ⇒ 流れ星の俳句

  ⇒ 秋の俳句【保存版】

  ⇒ 秋の季語

⇒ 有名な俳句【永久保存版】

⇒ 有名な俳人【リスト】

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ