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啓蟄の俳句 40選 -驚蟄-

寒緋桜のピンク色の花

二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は、3月初め頃の日付です。

この啓蟄は「冬籠りしていた虫たちが出てくる頃」といった意味を持っていて、確かにそのような時期かなとも感じられます。

俳句においても、啓蟄は季語として数多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、啓蟄が詠まれた俳句の中から 40句を選びました。それほど遠くはない春の雰囲気が感じられるものばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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目次

啓蟄の俳句 40

白い鈴蘭水仙の花

「啓蟄」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

俳句において、これらは春の季語として扱われます。

【関連ページ】

⇒ 二十四節気とは?

⇒ 啓蟄とは?

 

啓蟄に ガラス袋の 金魚来る

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

 

啓蟄の 蟻が早引く 地虫かな

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

【補足】「蟻」の読み方は「あり」です。地虫(じむし)とは、コガネムシやカブトムシの幼虫のことをいいます。

 

啓蟄の カーテン引けば 常の夜

【作者】阿部みどり女(あべ みどりじょ)

【補足】「常の(つねの)」は「ふだんの」の意です。

 

啓蟄の 風さむけれど 石は照り

【作者】加藤秋邨(かとう しゅうそん)

 

啓蟄の 甕には金魚 明りゆれ

【作者】皆吉爽雨(みなよし そうう)

【補足】「甕」の読み方は「かめ」です。

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啓蟄の 雲にしたがふ 一日かな

【作者】加藤楸邨

【補足】「一日」の読み方は「ひとひ」です。

 

啓蟄の 寒さこつこつ 卵割る

【作者】百合山羽公

 

啓蟄の 芝生は汚れ たる感じ

【作者】後藤夜半(ごとう やはん)

 

啓蟄の すぐ失へる 行方かな

【作者】中村汀女(なかむら ていじょ)

【補足】「行方」の読み方は「ゆくえ」です。

 

啓蟄の 大地月下と なりしかな

【作者】大野林火(おおの りんか)

月夜の森林

 

啓蟄の 高々鳥の 鳴き過ぎし

【作者】阿部みどり女

 

啓蟄の 地の面濡らして 雨一と日

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

【補足】「地の面」の読み方は「ちのおも」です。

 

啓蟄の 土かき消して 雨となる

【作者】波多野爽波(はたの そうは)

 

啓蟄の 土洞然と 開きけり

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】「洞然(とうぜん)と」は「ぽっかりと」という意味です。

 

啓蟄の 土の汚れ やすきを掃く

【作者】橋本多佳子(はしもと せいこ)

 

啓蟄の 童女を抱く 羅漢あり

【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

【補足】羅漢(らかん)は「阿羅漢(あらかん)」を略したもので、仏教において尊敬などを受けるにふさわしい人のことをいいます。

 

啓蟄の 堂塔僧伽 皆動く

【作者】後藤夜半

【補足】堂塔(どうとう)は寺院の堂と塔のことで、僧伽(さんが、そうぎゃ)とは出家者の共同体を意味します。

 

啓蟄の 鳥語すずろに 美しく

【作者】後藤夜半

【補足】鳥語(ちょうご)とは、鳥の鳴き声のことです。「すずろに(漫に)」は「何とはなしに」という意味です。

 

啓蟄の なほ鬱として 音もなし

【作者】加藤秋邨

【補足】「鬱(うつ)」とは、気持ちが晴れ晴れしないさまを表現する言葉です。

 

啓蟄の 花の一鉢 枯らしけり

【作者】鈴木真砂女(すずき まさごじょ)

鉢植えの紫色の花

 

啓蟄の 蛇に丁々 斧こだま

【作者】中村汀女

【補足】丁々(ちょうちょう)は、物を続けて打つ音を表現する言葉です。

 

啓蟄の 虫におどろく 縁の上

【作者】臼田亞浪(うすだ あろう)

【補足】(えん)は「縁側(えんがわ)」のことです。

 

啓蟄の 虫より早く 起き出でて

【作者】山口青邨

 

啓蟄の 夜気を感ずる 小提灯

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

【補足】夜気(やき)とは、夜の冷えた空気、夜の静かな気配(けはい)のことをいいます。

 

啓蟄の ゆふべや人は ちりぢりに

【作者】加藤秋邨

【補足】「ゆふべ(夕べ)」は夕方を意味します。

 

啓蟄の わが門や誰が 靴のあと

【作者】高橋淡路女(たかはし あわじじょ)

 

啓蟄や 藜の茎を 踏めば鳴る

【作者】阿部みどり女

【補足】(あかざ)はアカザ科の一年草です。

 

啓蟄や いつかほぐれし 肩の凝り

【作者】鈴木真砂女

 

啓蟄や 生れ来る子の 報せ待つ

【作者】稲畑汀子

【補足】「報せ」の読み方は「しらせ(=知らせ)」です。

 

啓蟄や 雲のあなたの 春の雲

【作者】加藤秋邨

【補足】「あなた(彼方)」は「あちらのほう、むこう」という意味です。

木の枝に残る雪と冬の空

 

啓蟄や 如露でぬらす 庭の石

【作者】及川 貞(おいかわ さだ)

【補足】「如露(じょろ)」は「如雨露(じょうろ)」と同じです。

 

啓蟄や 駄菓子の薄荷 口の中

【作者】百合山羽公

【補足】「薄荷」の読み方は「はっか」です。

 

啓蟄や 脱ぎし羽織を 濡縁に

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

【補足】濡縁(ぬれえん)とは、雨戸の外側に付けた、幅の狭い縁側のことです。

 

啓蟄や 日はふりそゝぐ 矢の如く

【作者】高浜虚子

【補足】「如く」の読み方は「ごとく」です。

 

啓蟄や 豆を煮るとて 落し蓋

【作者】鈴木真砂女

【補足】落し蓋(おとしぶた)は、鍋などの中に落ち込むようにした蓋(ふた)のことです。

 

啓蟄や 皆手に持てる 虫眼鏡

【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)

 

啓蟄や 幼児のごとく 足ならし

【作者】阿部みどり女

 

啓蟄や われらは何を かく急ぐ

【作者】中村汀女

【補足】「かく」は「このように」という意味です。

 

啓蟄を 啣へて雀 飛びにけり

【作者】川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)

【補足】「啣へて」の読み方は「くわえて」です。

 

とまどひて 啓蟄の蟻 顎を這ふ

【作者】加藤秋邨

【補足】「顎」の読み方は「あご」です。

花の芽と蟻

 


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