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「夏の空」「夏空」の俳句 20選 -なつのそら、なつぞら-

夏空の雲

夏の空には入道雲を見かけることも多く、雲の形が何に似ているかを考えたりするのは楽しいものです。

そして、「夏の空」は俳句において夏の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「夏の空」「夏空」が詠まれた俳句を多く集めました。夏特有の鮮やかな青空が目に浮かんでくるような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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「夏の空」「夏空」の俳句 20選

「夏の空」「夏空」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

 

紅き海 名のみにすぎぬ 夏の空

【作者】横光利一(よこみつ りいち)

【補足】「紅き」の読み方は「あかき」です。

 

大き木の 光りいさまし 夏の空

【作者】安藤甦浪(あんどう そろう)

 

起重機の巨鉤 夏の空よりす

【作者】山口誓子(やまぐち せいし)

【補足】巨鉤(きょく、きょこう)とは、大きな鉤(かぎ=っかけるための、がった道具)のことをいいます。

 

伐りごろの 杉そそり立つ 夏の空

【作者】福田甲子雄(ふくだ きねお)

【補足】「伐りごろ」の読み方は「りごろ」です。

 

死に消えて ひろごる君や 夏の空

【作者】三橋敏雄(みつはし としお)

【補足】「ひろごる」は「ひろがる(広がる)」と同義です。

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住持まで 払ひ果てけり 夏の空

【作者】服部嵐雪(はっとり らんせつ)

【補足】住持(じゅうじ)とは、住職(じゅうしょく)や寺の長である僧のことです。

 

太平洋側は夏空 嘘のやう

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

 

積まれたる 石の放熱 夏空に

【作者】高澤良一

 

夏空が 救ひのやうに ある日なり

【作者】高澤良一

 

夏空に 妻子描かん 雲もなし

【作者】栗林一石路(くりばやし いっせきろ)

夏の青空

 

夏空に 鈴の音の去るごとくなり

【作者】平井照敏(ひらい しょうびん)

 

夏空の 一滴蒼く 氷河透く

【作者】仙田洋子(せんだ ようこ)

 

夏空の下美しき 故山あり

【作者】上村占魚(うえむら せんぎょ)

【補足】故山(こざん)とは、故郷の山や故郷のことをいいます。

 

夏空へ 片岡球子の 面構へ

【作者】桂 信子(かつら のぶこ)

【補足】片岡球子(かたおか たまこ)は、昭和から平成時代にかけての日本画家です。面構へ(つらがまえ)とは、顔つき、特に「強そうな顔のようす」をいいます。

 

夏空へ 雲のらくがき 奔放に

【作者】富安風生(とみやす ふうせい)

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夏空や 廃れて高き 煙出し

【作者】吉武月二郎(よしたけ つきじろう)

【補足】「廃れて」の読み方は「すたれて」です。

 

夏空や 花の名残の 朝ぐもり

【作者】森川許六(もりかわ きょりく)

【補足】朝ぐもり(朝曇)とは、朝のうちに空が曇っていることをいいます。

 

夏空や ポプラは遠くでもわかる

【作者】上村占魚

 

夏空を 航くに何にも鍵かけず

【作者】加倉井秋を(かくらい あきを)

【補足】「航く」の読み方は「く、く」です。

 

灯を消せば すなはち在りぬ 夏の空

【作者】林原耒井(はやしばら こうぞう)

 

 


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