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夜店の俳句 30選 -よみせ-

夜店の面

夏祭りや縁日の際に出る夜店は、楽しい雰囲気に満ちた夏の風物詩です。

そして、「夜店」は俳句において夏の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「夜店」が詠まれた俳句を多く集めました。活気のある夜店の雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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目次

夜店の俳句 30選

「夜店」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

 

いつの間に 月の出てゐし 夜店かな

【作者】細川加賀(ほそかわ かが)

 

池に灯の 映りて夜店らしくなる

【作者】岡本 眸(おかもと ひとみ)

 

植木屋の 夜店の跡や 道の露

【作者】正岡子規(まさおか しき)

 

団扇手に 田舎の夜店 見に行きぬ

【作者】正岡子規

【補足】「団扇」の読み方は「うちわ」です。

 

売られゆく うさぎ匂へる 夜店かな

【作者】五所平之助(ごしょ へいのすけ)

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曾て住みし町よ 夜店が坂なりに

【作者】波多野爽波(はたの そうは)

【補足】「曾て」の読み方は「かつて」です。

 

かなぶんを ぶんと呼び寄せ 夜店の灯

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

【補足】かなぶん(金蚉、金亀虫、金蚊)は、コガネムシ科に属する昆虫です。

 

黴の書を 夜店に買うや チエホフ忌

【作者】古沢太穂(ふるさわ たいほ)

【補足】「黴」の読み方は「かび」です。

 

カンテラに 鰯かゝやく 夜店哉

【作者】正岡子規

【補足】「鰯」の読み方は「いわし」です。

 

金魚桶に もたれかゞむ子 夜店かな

【作者】高橋淡路女(たかはし あわじじょ)

金魚すくい

 

境内に 水打ち夜店 立ち始む

【作者】高澤良一

【補足】「境内」の読み方は「けいだい」です。

 

水舎から 水借り夜店支度かな

【読み】みずやから みずかりよみせじたくかな

【作者】高澤良一

 

線香を 買うて夜店の 灯る町

【作者】後藤夜半(ごとう やはん)

 

そくばくの 水を守れる 夜店かな

【作者】綾部仁喜(あやべ じんき)

 

大樹下の 夜店明りや 地蔵盆

【作者】杉田久女(すぎた ひさじょ)

【補足】地蔵盆(じぞうぼん)とは、道端や街角にあるお地蔵さんにお供物をしてまつる行事です。

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出はじめは 風の夜店と なりにけり

【作者】岡本 眸

 

秤置き 駄菓子を売れる 支那夜店

【作者】京極杞陽(きょうごく きよう)

【補足】「秤」の読み方は「はかり」です。

 

走り根を 除けて夜店を 組み始む

【作者】高澤良一

【補足】走り根(はしりね)とは、土中において、他の根に比べて極端に長く伸びた根のことをいいます。

 

引いて来し 夜店車を まだ解かず

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

 

まばら立つ 夜店の中の 胡桃売

【作者】石川桂郎(いしかわ けいろう)

【補足】「胡桃売」の読み方は「くるみうり」です。

 

モナリザの 大小を地に 夜店の灯

【作者】殿村菟絲子(とのむら としこ)

 

門前の ところが暗き 夜店かな

【作者】清崎敏郎(きよさき としお)

おみくじ結び

 

夜店親し 玩具の亀の糸巻も

【作者】伊藤白潮(いとう はくちょう)

 

夜店建ち けふの稼ぎを 待つばかり

【作者】高澤良一

 

夜店にて 仮名書論語 妻買ひし

【作者】池上浩山人(いけがみ こうさんじん)

 

夜店の灯 明るきところ 子供群れ

【作者】成瀬正俊(なるせ まさとし)

 

夜店の灯 つなぐ電線 きずだらけ

【作者】右城暮石(うしろ ぼせき)

 

夜店の荷 夫婦で曳いてきておろし

【作者】成瀬櫻桃子(なるせ おうとうし)

【補足】「曳いて」の読み方は「いて」です。

 

夜店の灯 古きパリーの 地図を買ふ

【作者】有馬朗人(ありま あきと)

 

リルケの詩 夜店の婆の 手より受く

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

【補足】ライナー・マリア・リルケは、オーストリアの詩人です。

 

 


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