温石の俳句 10選 -おんじゃく-
冬に、暖めた石を布などで包んで懐(ふところ)に入れて暖を取るものを温石(おんじゃく)といい、平安時代の末期頃から習慣とされていたといわれています。
そして、「温石」は俳句において冬の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。
このページには、「温石」が詠まれた俳句を多く集めました。とても冬らしい雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
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目次
温石の俳句 30選
冬の季語である「温石」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。
どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。
温石が ころがり出でし 父の老い
【作者】今瀬剛一
温石に ひたと硯の主泣く
【作者】長谷川零餘子
【補足】「硯」の読み方は「すずり」です。
温石の さめぬうち也 わかなつみ
【作者】小林一茶
【補足】わかなつみ(若菜摘み)とは、春の野に出て若菜を摘むことです。
温石の 抱き古びてぞ 光りける
【作者】飯田蛇笏
温石の ただ石ころと なりにけり
【作者】野村喜舟
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温石の 百両握る ふゆの月
【作者】黒柳召波
温石や 衾に母の かをりして
【作者】小林康治
【補足】「衾」の読み方は「ふすま」です。
温石を 焼く火とぼしき 夜更かな
【作者】鎌倉静林
【補足】「夜更」の読み方は「よふけ」です。
草庵に 温石の暖 唯一つ
【作者】高浜虚子
【補足】草庵(そうあん)とは、草ぶきの小さな家、粗末な家のことをいいます。
母なくて 夜々の温石 妻も抱く
【作者】細谷源二
【補足】夜々(よよ、よなよな、よるよる)とは、毎夜、夜ごとという意味です。
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