煉炭の俳句 15選 -れんたん-
煉炭は蓮根状の穴の明いた円筒形の固形燃料で、近年は見かけることも少なくなりました。
この「煉炭」は俳句において冬の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。
このページには、「煉炭」が詠まれた俳句を多く集めました。いかにも冬といった雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
目次
煉炭の俳句 15選
「煉炭」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。
どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。
深夜にて 煉炭息を断たむとす
【作者】岸風三楼
父の忌の暮れ 煉炭に薬罐のる
【作者】菖蒲あや
【補足】「薬罐」の読み方は「やかん」です。
涅槃図に 煉炭の香の まぎれなし
【作者】辻桃子
【補足】涅槃図(ねはんず)とは、釈迦(しゃか)の入滅(にゅうめつ:亡くなること)の場面を描いた絵のことです。
伏目して 雪は煉炭置場にも
【作者】三橋鷹女
【補足】「伏目」の読み方は「ふしめ」です。
リヤカーに 煉炭積まる 暮色かな
【作者】山田みづえ
【補足】暮色(ぼしょく)とは、夕暮れの景色のことをいいます。
煉炭に 掌かざし子に継ぐ命なり
【作者】小林康治
【補足】「掌」の読み方は「て、てのひら」です。
煉炭のある闇いつも ざらざらす
【作者】西東三鬼
煉炭の 最終の火や 兄妹
【作者】永田耕衣
【補足】「兄妹」の読み方は「あにいもと、あにいもうと、けいまい、きょうだい」です。
煉炭の匂う 改札口とおる
【作者】田川飛旅子
煉炭の灰ぶちまけて 路地寒し
【作者】菖蒲あや
煉炭の火起こす臭ひ 梅林に
【作者】右城暮石
【補足】梅林(ばいりん)とは、梅の林のことです。
煉炭の火の匂ひ濃し 蟹買ふに
【作者】宮津昭彦
【補足】「蟹」の読み方は「かに」です。
煉炭の 火口へ種子を 突きおとす
【作者】秋元不死男
【補足】火口(ほくち)とは、火を移しとるもののことです。。
煉炭を 悪事なすごと 煽ぎをり
【作者】小林康治
【補足】「煽ぎをり」の読み方は「あおぎおり」です。
煉炭を 七つ束ねて 花となす
【作者】西東三鬼
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