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百日紅の俳句 20選  -さるすべり-

百日紅の花と青空

夏の花というイメージが強いものの一つに、百日紅(さるすべり)があります。

その色鮮やかな花は、暑い真夏の日射しの中で私たちの目を楽しませてくれます。

このページには、百日紅が詠み込まれた俳句の中から 20句を選びました。百日紅の花が咲いている光景が目に浮かぶような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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百日紅の俳句 20

淡紅色の百日紅の花

百日紅が詠み込まれた句を集め、俳句の文字の五十音順に並べました。

なお、百日紅は俳句において夏の季語となります。

 

苔づける 百日紅や 秋どなり

【作者】芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

【補足】この句の百日紅の読み方は「ひゃくじつこう」です。

 

こもらばや 百日紅の ちる日迄

【作者】各務支考(かがみ しこう)

 

さきがけし 花こまやかや 百日紅

【作者】原 石鼎(はら せきてい)

 

百日紅 片手頬にあて 妻睡る

【作者】加藤楸邨(かとう しゅうそん)

【補足】「睡る」の読み方は「ねむる」です。

 

百日紅 ごくごく水を 呑むばかり

【作者】石田波郷(いしだ はきょう)

【補足】「呑む」の読み方は「む」です。

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百日紅 こぼれて庫裡へ 石畳

【作者】松本たかし(まつもと たかし)

【補足】庫裡(くり)とは、寺の台所、住職や家族の居間のことをいいます。

 

百日紅 坂がそのまま 門内へ

【作者】波多野爽波(はたの そうは)

 

百日紅 咲く世に朽ちし 伽藍かな

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

【補足】伽藍(がらん)とは、寺院の建物のことです。

 

百日紅 涼しき木かげ つくりけり

【作者】高橋淡路女(たかはし あわじじょ)

 

百日紅 何年後は 老婆たち

【作者】三橋鷹女(みつはし たかじょ)

盆栽の百日紅の花

 

さるすべり 裸木けものの 肌をして

【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

 

少女倚る 幹かゞやかに 百日紅

【作者】西島麦南(にしじま ばくなん)

【補足】「倚る(よる)」は「よりかかる、もたれる」という意味です。

 

散れば咲き 散れば咲きして 百日紅

【作者】加賀千代女(かがのちよじょ)

 

花を載せ 老百日紅 花を撒く

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

【補足】「撒く」の読み方は「く」です。

 

日除して 百日紅を 隠しけり

【作者】村上鬼城(むらかみ きじょう)

【補足】「日除」の読み方は「ひよけ」です。

白い百日紅の花

 

又しても 百日紅の 暑さ哉

【作者】正岡子規(まさおか しき)

 

先づ黄なる 百日紅に 小雨かな

【作者】夏目漱石(なつめ そうせき)

 

真青な 葉の花になり 百日紅

【作者】星野立子(ほしの たつこ)

 

夕栄に こぼるる花や さるすべり

【作者】日野草城(ひの そうじょう)

【補足】「夕栄」の読み方は「ゆうばえ(=夕映え)」です。

 

涼風や 木の間に見ゆる 百日紅

【作者】原 石鼎

淡紅色の百日紅の花

 


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