四万六千日の俳句 10選 -しまんろくせんにち-
7月10日の観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の縁日を四万六千日といい、この日に参詣すると四万六千日分の功徳(くどく)があるとされています。
そして、「四万六千日」は俳句において夏の季語でもあり、俳句作品に詠み込まれてきました。
このページには、「四万六千日」が詠まれた俳句を多く集めました。とても夏らしい雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
目次
四万六千日の俳句 10選
夏の季語である「四万六千日」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。
どうぞ、ごゆくりっと鑑賞なさってください。
あだ花や 四万六千日きたる
【作者】角川源義(かどかわ げんよし)
【補足】あだ花(徒花)とは、咲いても実を結ばずに散ってしまう花のことで、転じて、 実(じつ)を伴わない物事のことをいいます。
あをあをと 四万六千日の寺
【作者】石塚友二(いしづか ともじ)
大葭簀の下の 四万六千日
【作者】清崎敏郎(きよさき としお)
【補足】葭簀(よしず)とは、ヨシなどの植物の茎を編んでつくった簀(す:粗く編んだもの)のことです。
結縁の 四万六千日なりけり
【作者】安住 敦(あずみ あつし)
【補足】結縁(けちえん)とは、仏道に縁を結ぶこと、大事なものや貴重な文物などに接する機会を得ることを意味します。
稿成るや 四万六千日にして
【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)
【補足】「にして」は「において」の意です。
四万六千日 浅草有縁無縁かな
【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)
【補足】四万六千日には、東京・浅草の浅草寺(せんそうじ)で鬼灯市(ほおずきいち)が開かれます。
滝なすや 四万六千日の雨
【作者】有馬朗人(ありま あきと)
土砂降りの 四万六千日の市
【作者】清崎敏郎
【補足】「市」の読み方は「いち、まち、し」です。
ふりかへることあり 四万六千日
【作者】清水基吉(しみず もとよし)
古絵馬に 四万六千日来る
【作者】松本たかし(まつもと たかし)
【補足】「来る」の読み方は「きたる」です。
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