小寒とは? その意味は? 【2026年版】

「小寒」という言葉を暦やカレンダーで見かけると、「今が一番寒い時期で、まだまだ寒さが続くんだな」といったことを考えます。
私が住んでいる地域では、雪が降るとすればこの時期が多い気がします。また、「寒の入り」という言葉を耳にするのも、やはりこの時期です。
このページでは、この小寒(しょうかん)の意味などについて、確認していくことにしましょう。
小寒とは? 読み方は?
小寒とは、一年を24等分したものに季節の名前を付けた二十四節気の一つで、読み方は『しょうかん』と音読みします。
二十四節気については、こちらをご覧ください。
【参考】 二十四節気とは?
小寒は二十四節気の一つです
二十四節気の小寒の意味は?
二十四節気の小寒とは、「寒さが本格的になるころ」のことをいいます。
なお、『こよみ便覧』には「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と記載されています。
『こよみ便覧』とは、太玄斎(たいげんさい)こと、常陸宍戸藩の第5代藩主・松平頼救(まつだいら よりすけ)の著した暦についての解説書で、天明七年(1787年)に出版されたものです。

2026年の小寒はいつ?
2026年の小寒は、1月 5日(月)です。なお、小寒の日付は毎年 1月 5日~ 6日頃となり、年が明けてから最初の二十四節気となります。
小寒を前後の二十四節気と並べてみると、次のようになります。(2025~2026年)
冬至(とうじ) 12/22 ⇒ 小寒(しょうかん) 1/ 5 ⇒ 大寒(だいかん) 1/20 ⇒ 立春(りっしゅん) 2/ 4
なお、二十四節気は期間を表すものとして使われることもあります。その場合は、次の節気の前日までの期間を表わします。
つまり、1/ 5 ~ 1/19の期間を「小寒」ということもあります。
寒の入り、寒の明け
また、小寒の日を寒の入り*、立春の日を寒の明けといいます。
 この寒の入りから寒の明けまでの約1カ月間を「寒(かん)」「寒中(かんちゅう)」「寒の内」といいます。
* 寒の入りについては、こちらをご覧ください。
【関連】 寒の入りとは?
「小寒の氷 大寒に解く」という言葉もあるように、大寒よりもむしろ小寒のほうが寒いこともあります。
いずれにせよ、寒(かん)は一年で一番寒さがきびしい時期であり、寒中見舞いを出す時期でもあります。
小寒の七十二候
この二十四節気の期間を、さらに3つに分けたものが七十二候(しちじゅうにこう)と呼ばれるものです。
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)
⇒ 「芹がすくすくと育つころ」という意味です。
次候:水泉動(すいせんうごく)
⇒ 「地中で凍っていた泉に動きがみられるころ」という意味です。
末候:雉始雊( きじはじめてなく)
⇒ 「雉の雄が鳴き始めるころ」という意味です。

旧暦の小寒を味わう
現在の暦(新暦)では、新年を迎えてから小寒の日がやってきますが、旧暦の時代にはまだ年が明けないうちのことです。
これから年末に向かって、お正月の準備や大掃除などの行事もあるので、一番寒い時期に動き回らなければならなかったわけです。
それを考えると、昔の人は「小寒」の文字を、現代の人とは違った気持ちで見ていたのでしょう。
これを感じるために一番適しているのが俳句です。というのは、俳句の持つ季節感は旧暦のものであるからです。是非とも、それをじっくりと味わってみて下さい。
【関連】 小寒の俳句
まとめ
- 2026年の小寒は、1月 5日(月)です。
 - 1/ 5 ~ 1/19の期間を「小寒」ということもあります。
 - 小寒は二十四節気の一つで、「寒さが本格的になるころ」のことをいいます。
 








