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バナナの俳句 16選 -ばなな-

一房のバナナ

バナナが初めて輸入された明治後期には、とても高価な品であって、一般の人には手に入れることができなかったといわれています。

そして、「バナナ」は俳句において夏の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「バナナ」が詠まれた俳句を多く集めました。いずれもバナナがある光景が目に浮かんでくるような作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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バナナの俳句 30選

夏の季語である「バナナ」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。

 

 

一度のみ 子規もバナナを 詠みをれり

【作者】相生垣瓜人(いおいがき かじん)

【補足】正岡子規(まさおか しき)は、明治時代の俳人・歌人です。

 

丑三つの 厨のバナナ 曲るなり

【作者】坊城俊樹(ぼうじょう としき)

【補足】丑三つ(うしみつ)とは、午前二時過ぎにあたり、真夜中とされます。

 

瓦斯の灯に バナナを買ふや 漁夫親子

【作者】加藤楸邨(かとう しゅうそん)

【補足】「瓦斯」の読み方は「ガス」です。

 

川をみる バナナの皮は 手より落ち

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

【補足】虚子は、明治中期から昭和中期にかけての俳人です。

 

虚子が詠む 変な俳句の バナナかな

【作者】筑紫磐井(つくし ばんせい)

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涅槃像 バナゝがあげて ありにけり

【作者】河野静雲(こうの せいうん)

【補足】福岡の南蔵院に建立されている涅槃像(ねはんぞう)は、世界最大級といわれています。

 

バナナ食ふ女のエゴは ゆるすべし

【作者】行方克巳(なめかた かつみ)

 

バナナにも ありしその季の 廻り来し

【作者】相生垣瓜人

 

バナナの香 フルーツパーラ 昼暗く

【作者】松本たかし(まつもと たかし)

 

バナナの値 月に糶られて ゐたりけり

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

【補足】「糶られて」の読み方は「られて」です。

バナナの木

 

バナナの葉 うなづき星は まばたきて

【作者】香西照雄(こうざい てるお)

 

バナナむき 食む夜暑し 犬の影

【作者】瀧井孝作(たきい こうさく)

【補足】「食む」の読み方は「む」です。

 

バナナむく 器用不器用 なかりけり

【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)

 

バナナ剥く 夏の月夜に 皮すてぬ

【作者】芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

 

村をゆく バナナ包みが 香を放ち

【作者】飯田龍太(いいだ りゅうた)

 

安バナナ 花びらのごと 子へ開く

【作者】香西照雄

【補足】「花びらのごと」は「花びらのように」という意味です。

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