「春の朝」の俳句 -はるのあさ-
春の朝は、目覚めてから目にする光景がとても心地よく、気持ちも晴れやかになってきます。
そして、「春の朝」は俳句において春の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。
このページには、「春の朝」が詠まれた俳句を多く集めました。爽やかで清々しい雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。
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「春の朝」の俳句 15選
「春の朝」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。
どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。
明るさは 晴を約して 春の朝
【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)
井を汲めば 潮の香もする 春の朝
【作者】村山故郷(むらやま こきょう)
老の寝の 浅かりけるが 春の朝
【作者】富安風生(とみやす ふうせい)
君があがむる 仏像で君の 春の朝
【作者】喜谷六花(きたに りっか)
五時はもう 春の朝の日 見つつ発つ
【作者】稲畑汀子
【補足】「発つ」の読み方は「たつ」です。
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二階より 素足下りくる 春の朝
【作者】辻田克巳(つじた かつみ)
庭見んと し給ひし母や 春の朝
【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)
春の朝 カラーなめらかに 喉に添ひ
【作者】日野草城(ひの そうじょう)
春の朝 蜆はくろき 物ぞかし
【作者】岩間乙二(いわま おつに)
【補足】「蜆」の読み方は「しじみ」です。「くろき物ぞかし」は「黒い物なのだ、黒い物であるよ」という意味です。
春の朝 少女の鼻の 大きな鼻
【作者】日野草城
春の朝 窓にはたきの 躍りをり
【作者】波多野爽波(はたの そうは)
春の朝 めさめし妻を かへりみる
【作者】日野草城
日に烏 それがどうして 春の朝
【作者】正岡子規(まさおか しき)
【補足】「烏」の読み方は「からす」です。
麦飯の 香も馴れてうまし 春の朝
【作者】村山故郷
礼仏 子に怠らせず 春の朝朝
【作者】喜谷六花
【補足】礼仏(らいぶつ)とは、仏を礼拝することをいいます。
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