夏至の俳句 20選  -夏至日-

夏枯草の花

6月の下旬になると、二十四節気の夏至(げし)の日がやって来ます。

「夏至」の文字からすると、「暑さの盛り」のようにも思えてしまいますが、実際には梅雨の最中ということが多いのではないでしょうか。

このページには、夏至が詠み込まれた俳句の中から 20句を選びました。夏至の頃の風物や雰囲気を絶妙に表現した作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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夏至の俳句 20

雨に濡れる青い紫陽花の花

夏至が詠み込まれた句を集め、俳句の文字の五十音順に並べました。

なお、「夏至」は俳句において夏の季語として扱われます。

【関連ページ】夏至はいつ?

 

萍や 夏至の太陽 やや西に

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

【補足】(うきくさ)は、ウキクサ属の植物です。

 

枝を伐る 夏至の日深く 響きたり

【作者】阿部みどり女(あべ みどりじょ)

【補足】「伐る」の読み方は「きる」です。

 

金の尾を 持つ鶏夏至の 点告ぐる

【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)

【補足】「鶏」の読み方は「とり」です。

 

夏至今日 と思ひつつ書を 閉ぢにけり

【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

 

夏至過ぎて 吾に寝ぬ夜の 長くなる

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【補足】「吾」の読み方は「われ」です。

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夏至鳥や 啼くにも倦んで 枝うつり

【作者】前田普羅(まえだ ふら)

【補足】「啼く」「倦んで」の読み方は、それぞれ「く」「んで(=嫌になって、飽きての意)」です。

 

夏至の雨 娘ひとり舟を ただよはす

【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

 

夏至の日の アイヌのものの 石柱

【作者】高野素十(たかの すじゅう)

 

夏至の日の 団扇立なる 奈良団扇

【作者】後藤夜半(ごとう やはん)

【補足】「団扇」の読み方は「うちわ」です。

 

夏至白夜 濤たちしらむ 漁港かな

【作者】飯田蛇笏

【補足】「濤方は「なみ、とう」です。

漁港と白い波が立っている海

 

この萩や 雑草園の 夏至を告ぐ

【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

 

空にふと 蛾を追ふ雀 夏至夕ベ

【作者】皆吉爽雨(みなよし そうう)

【補足】「蛾」の読み方は「が(=昆虫)」です。

 

大雨量 かぶりて僅か 夏至の蘆

【作者】百合山羽公

【補足】「僅か」の読み方は「わずか」です。(よし、あし)は、イネ科ヨシ属の多年草です。

 

竹青く 磨ける夏至の 流れかな

【作者】長谷川かな女

 

冬至夏至 けふは夏至なる 月日かな

【作者】及川 貞(おいかわ てい)

障子の間から射し込む日光

 

のびきつて 夏至に逢ふたる 葵かな

【作者】正岡子規

【補足】(あおい)は、アオイ科の植物の総称としても用いられます。

 

白衣きて 禰宜にもなるや 夏至の杣

【作者】飯田蛇笏

【補足】禰宜(ねぎ)は神職の位(くらい)の一つで、広く「神職」を意味することもあります。

 

ほころびの 初々しさよ 夏至の萩

【作者】阿波野青畝

【補足】「初々しさ」の読み方は「ういういしさ」です。

 

ぼんやりと 夏至を過せり 脹脛

【作者】佐藤鬼房(さとう おにふさ)

【補足】「脹脛」の読み方は「ふくらはぎ」です。 

 

夕刊に 夏至の匂ひの ありにけり

【作者】百合山羽公

夕方の風景

 


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