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鏡開きの俳句 20選 -かがみびらき-

縁側での鏡開き

お正月の気分もだんだん薄れてきたという頃に、正月飾りとして供えてあった鏡餅を砕いていただく鏡開きが行われます。

この「鏡開き」は俳句において新年の季語でもあり、多くの作品に詠み込まれてきました。

このページには、「鏡開き」が詠まれた俳句を多く集めました。新年の雰囲気に満ちた作品ばかりですので、どうかじっくりと鑑賞してみて下さい。

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鏡開きの俳句 20選

新年の季語である「鏡開き」が詠み込まれた俳句を集め、句の文字の五十音順に並べました。

どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞下さい。

 

 

伊勢海老の かがみ開きや 具足櫃

【作者】森川許六(もりかわ きょりく)

【補足】具足櫃(ぐそくびつ)とは、当世具足(とうせいぐそく:室町時代後期に生じた甲冑の一形式)を納める櫃(ひつ:ふたが上に向かってあく大形の箱)のことです。

 

うれしさや 養君の かがみ割り

【作者】黒柳召波(くろやなぎ しょうは)

【補足】養君(やしないぎみ、ようくん)とは、養育する貴人の子のことで、乳母が養い育てた子を呼ぶ語です。

 

帯買うて 鏡開きの 街を行く

【作者】小澤克己(おざわ かつみ)

 

鏡開 明日とはなりぬ 演舞場

【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)

 

鏡開 障子に影の とびにけり

【作者】岡井省二(おかい しょうじ)

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鏡びらき 店名旧に もどりけり

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

 

鏡びらき 豊の雪ふる ためしかな

【作者】久保田万太郎

【補足】「豊の雪(とよのゆき)」とは、豊作の兆し(きざし)とされる雪のことで、古くには、新年に降る雪は豊作のしるしとして、大変縁起が良いとされていました。

 

鏡開く 日の姿見に 老いにけり

【作者】阿部みどり女(あべ みどりじょ)

【補足】姿見(すがたみ)とは、全身をうつして見ることのできるほどの大型の鏡のことです。

 

子の家の 鏡開きに 来合せし

【作者】能村登四郎(のむら としろう)

 

三寸の お鏡開く 膝構ふ

【作者】殿村菟絲子(とのむら としこ)

【補足】三寸(さんずん)は、約 9cm に相当します。

砕かれた鏡餅

 

新橋の 鏡開の 飲屋かな

【作者】高澤良一(たかざわ よしかず)

 

雀来て 鏡びらきの 膝がしら

【作者】宮坂静生(みやさか しずお)

 

雀来よ 鏡開きの 屑撒かむ

【読み】すずめこよ かがみびらきの くづまかむ(ん)

【作者】三嶋隆英(みしま りゅうえい)

 

紬着て 鏡開きの 済みにける

【作者】岡井省二

【補足】(つむぎ)とは、紬糸で織られた絹織物のことをいいます。

 

手力男 かくやと鏡開きけり

【作者】京極杜藻(きょうごく とそう)

【補足】「手力男」の読み方は「たぢからお」です。天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)は、日本神話に登場する神です。

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二月堂 鏡開きに 子連れの僧

【作者】松崎鉄之介(まつざき てつのすけ)

【補足】二月堂(にがつどう)あ、奈良の東大寺にある仏堂です。

 

離家の 父待つ鏡開きかな

【作者】能村登四郎

【補足】「離家」の読み方は「はなれや」です。

 

一言主 神来て鏡開きかな

【作者】岡井省二

【補足】一言主(ひとことぬし)は、『古事記』や『日本書紀』などに登場する神です。

 

また過ぎぬ 鏡開の 一日も

【作者】百合山羽公(ゆりやま うこう)

 

夜の雨や 鏡開きの 漬け小豆

【作者】能村登四郎

【補足】「小豆」の読み方は「あずき」です。

 

 


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