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『冬の俳句』 ベスト20!+3

白梅

私は人に「夏と冬では、どちらが好きですか?」と尋ねることがあります。答えは人によってそれぞれですが、身の回りでは夏と答える人がかなり多くいました。

しかし私は、冬の生まれのせいかどうか、たとえ厳しい寒さであっても冬のほうが過ごしやすいのです。そして、冬の風物がとても気に入っています。

今回は、冬らしさを感じさせてくれる「冬の俳句」を集めてみました。有名な俳句も多く選びましたので、是非じっくりと味わってみて下さい。

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冬の俳句について

  • 季語から分類すれば「冬」でないものもあるかもしれませんが、私が冬を想起する句を選んでいます。
  • 「字余り」、「字足らず」の句は選んでいません。
  • 並んでいる順番は、五十音順です。

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冬の俳句 ベスト20 +1

 

いくたびも 雪の深さを たずねけり

【作者】正岡子規(まさおか しき)

【私感】子規が病床にあっての句といわれています。何か切ないものを感じます。

 

 

いざ行かん 雪見にころぶ 所まで

【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

【私感】芭蕉の浮き立つような気持が感じられます。

 

 

うまさうな 雪がふうはり ふわりかな

【作者】小林一茶(こばやし いっさ)

【私感】「うまそうな」がいかにも一茶らしい句です。

 

 

帰り咲く 八重の桜や 法隆寺

【作者】正岡子規

【私感】「柿くへば」の法隆寺の句も秀逸ですが、こちらも負けず劣らずと考えます。

 

 

寒月や 門なき寺の 天高し

【作者】与謝蕪村(よさ ぶそん)

【私感】やはり、寒月は冬の句にしっくりときます。

寒月

 

 

木の影や 我影動く 冬の月

【作者】正岡子規

【私感】月の冷たさと冬の寒さがシンクロしています。

 

 

草枯れて 狐の飛脚 通りけり

【作者】与謝蕪村

【私感】「狐の飛脚」の表現が印象に残ります。

 

 

これがまあ 終のすみかか 雪五尺

【作者】小林一茶

【私感】一茶にしては、寂しさが込められた句です。

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さらさらと 竹に音あり 夜の雪

【作者】正岡子規

【私感】「さらさらと」の5文字で雪の降るさまが目に浮かぶという俳句の妙!

 

 

百八の 鐘鳴り止みぬ そとは雪

【作者】三橋鷹女(みつはし たかじょ)

【私感】除夜の鐘と雪という冬の風物が二つ詠まれていて、これ以上はない雰囲気を感じさせてくれます。

 

 

杉の雪 一町奥に 仁王門

【作者】正岡子規

【私感】自分の知る仁王門から、子規の詠んだ仁王門を想像してみましょう。

杉の木に積もった雪

 

 

旅に病んで 夢は枯れ野を かけめぐる

【作者】松尾芭蕉

【補足】この句が最後のもので、芭蕉は病床で

旅に病んで なほかけ廻る 夢心

旅に病んで 枯野を廻る ゆめ心

などとするかを推敲したといわれています。

 

 

ともかくも あなたまかせの 年の暮

【作者】小林一茶

【私感】「あなた」は神仏と解するべきでしょうか。思いを寄せる人として味わうのも楽しいものです。

 

 

南天に 雪吹きつけて 雀鳴く

【作者】正岡子規

【私感】南天と雪、赤と白の対比が鮮やかに目に浮かびます。

 

 

南天よ 炬燵やぐらよ 淋しさよ

【作者】小林一茶

【私感】「よ」を3回繰り返すことによって生まれるリズム。俳句をつくる上でのヒントとなります。

 

 

ねぎ白く 洗ひたてたる 寒さかな

【作者】松尾芭蕉

【私感】ねぎ白さと冬の寒さを最初に結び付けたのが芭蕉の才です。

 

 

箱根こす 人もあるらし けさの雪

【作者】松尾芭蕉

【私感】名古屋で詠んだ句といわれています。

山中湖の雪景色

 

 

化けそうな 傘かす寺の 時雨かな

【作者】与謝蕪村

【私感】時雨から受けるのは、やはり冬の印象です。「化けそうな」に遊びが感じられる句です。

 

 

初雪や 水仙の葉の たわむまで

【作者】松尾芭蕉

【私感】水仙は好んで詠まれる言葉です。

 

 

冬紅葉 冬のひかりを あつめけり

【作者】久保田万太郎(くぼた まんたろう)

【私感】「冬」の繰り返しに技巧を感じます。

 

 

吾が影の 吹かれて長き 枯れ野かな

【作者】夏目漱石(なつめ そうせき)

【私感】「枯れ野」を詠んでいながら、漱石らしさを感じさせてくれます。

 

 

わが門へ 来さうにしたり 配り餅

【作者】小林一茶

【私感】一茶には配られなかったのでしょうか。

 

 

をさな子や 文庫に仕舞ふ はつ氷

【作者】小林一茶

【私感】子供の可愛らしい仕草が思い浮かぶ句です。

 

 

四季の俳句

他の季節の俳句は、こちらをご覧になってください。

⇒ 春の俳句

⇒ 夏の俳句

⇒ 秋の俳句

 

【関連ページ】

⇒ 有名な俳句 30選

⇒ 冬の短歌 ベスト20

⇒ 冬の風物詩 50

⇒ 冬の言葉 20

⇒ 新年の俳句 30選

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