『冬の言葉』 30コを厳選!
真冬の寒さには厳しいものがあるので、「冬」にはつらいというイメージがあるかもしれません。しかし、真夏の暑さよりは真冬の寒さの方が耐えられると思うので、私は冬の方を選びます。
冬には冬なりの風物詩もありますし、いずれは訪れる春を待つのも趣があるといえるでしょう。
このページには、そのような冬を絶妙に表現している言葉、冬を感じる言葉、冬の気候を指す言葉などを集めました。冬ならではの魅力的な言葉ばかりなので、是非チェックしてみて下さい。
「冬」を含む言葉
季冬(きとう)
冬の終わりのこといいます。
玄冬(げんとう、けんとう)
冬の異称です。
中国の五行説にもとづくもので、春夏秋冬はそれぞれ「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」と表されます。
「玄」は訓読みで「くろ」です。
三冬(さんとう)
冬の三ヶ月のことをいいます。
冬月(とうげつ)
冬の季節、または冬の夜の月のことをいう言葉です。
冬至(とうじ)
「一年のうちで、もっとも昼が短くなる日」のことをいいます。
一年を 24等分した二十四節気 (にじゅうしせっき)のうちの一つです。
二十四節気については、こちらをご覧ください。
【参考】二十四節気とは?
杪冬(びょうとう)
冬の終わりを意味する言葉です。「杪」は、「末(すえ)、終わり」の意です。
冬霞(ふゆがすみ)
冬に発生する霞(かすみ)のことです。
冬構え(ふゆがまえ)
冬を迎えるための準備をすることです。
冬枯れ(ふゆがれ)
冬になって草木が枯れること、また、その寂しい眺めのことをいいます。
冬化粧(ふゆげしょう)
雪が降り積もって化粧をしたかのような景色になることをいいます
冬木立(ふゆこだち)
冬の林、森、並木のことをいいます。
冬籠り(ふゆごもり)
冬の寒い間、人や動物が家・巣・土の中などにこもって外に出ないでいることです。
冬座敷(ふゆざしき)
襖(ふすま)や障子(しょうじ)を立て、火鉢や炬燵(こたつ)をおくなど、冬に備えた座敷のことをいいます。
冬ざれ
冬の荒れさびれた頃を表現する言葉です。
冬将軍(ふゆしょうぐん)
冬の厳しい寒さのこと、または寒さが厳しい冬のことをいいます。
ナポレオンがモスクワに遠征したときに、冬の厳しい寒さと雪が原因で敗北したことから生まれた言葉です。
冬野(ふゆの)
冬に草木が枯れて、もの寂しくなった野のことです。
冬晴れ(ふゆばれ)
冬のおだやかに晴れた日のことをいいます。
冬日和(ふゆびより)と同じ意味です。
冬めく
冬らしくなることをいいます。
冬紅葉(ふゆもみじ)
冬になっても残っている紅葉をいいます。
立冬(りっとう)
二十四節気のうちの一つで、暦の上で冬が始まる日とされています。
立冬については、こちらをご覧ください。
【参考】立冬とは?
「冬」を含まない言葉
やはり冬だけに、「寒」の文字が含まれたものが多くなります。
寒雨(かんう)
冬の冷たい雨のことをいいます。
寒菊(かんぎく)
菊の品種の一つで、12月から翌年の1・2月頃にかけて黄色い花を咲かせます。
寒月(かんげつ)
冬の夜に冷たくさえわたった光の月のことです。
寒凪(かんなぎ)
寒(かん=冬の寒さが厳しい期間)の、風がなく穏やかな天気ことをいいます。
寒梅(かんばい)
寒の頃に咲く梅のことです。
寒夜(かんや)
冬の寒い夜のことです。
寒林(かんりん)
冬枯れして葉が落ち、寒々とした林のことをいいます。
歳寒(さいかん)
冬の寒さの厳しい時期をいいます。
三寒四温(さんかんしおん)
冬に寒い日が3日くらい続いた後に4日くらいの暖かい日が続き、また寒さが戻ってくるというように、寒さと暖かさが交互に繰り返される気候の変化をいいます。
三寒四温については、こちらをご覧ください。
【参考】三寒四温とは?
白姫(しらひめ)
冬をつかさどる女神のことです。
四季の言葉
他の季節の言葉も、ご覧になってみてください。
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