9月といえば… をたくさん集めてみました
9月になると厳しい暑さも収まり、季節が夏から秋へと移り変わってゆきます。朝晩の過ごしやすい涼しさの中で、なんとなく寂しさを感じることもあります。そして、夏とは違った風物に接しているうちに、いつしか秋の真中にいることに気が付くのでしょう。
このページには、9月といえば思い浮かぶもの、9月ならではの風物詩などを、ランキング、行事、食べ物、花などに分けて集めてみました。是非ともチェックしてみて下さい。
目次
- 1 9月といえば、ランキングの上位は何?
- 2 9月といえば、行事などは?
- 2.1 9/ 1 防災の日
- 2.2 9/ 1~ 3 越中八尾(やつお)おわら風の盆
- 2.3 9/ 2 宝くじの日
- 2.4 9/ 4 北野祭
- 2.5 9/ 4 くしの日
- 2.6 9/ 9 重陽の節句
- 2.7 9/ 9 救急の日
- 2.8 9/10 カラーテレビ放送記念
- 2.9 9/11 警察相談の日
- 2.10 9/12~18 筥崎八幡宮・放生会大祭
- 2.11 9/15 老人の日
- 2.12 9/16 鶴岡八幡宮・流鏑馬神事
- 2.13 岸和田だんじり祭
- 2.14 9/第3月曜日 敬老の日
- 2.15 9/18 しまくとぅばの日
- 2.16 9/19 苗字の日
- 2.17 9/20 空の日
- 2.18 9/20日~26日 動物愛護週間
- 2.19 9/23日ごろ 秋分の日
- 2.20 秋の社日(しゃにち)
- 2.21 9/24~30 結核予防週間
- 2.22 9/29 招き猫の日
- 3 9月といえば、食べ物は?
- 4 9月といえば、花は?
- 5 9月といえば、異名は?
- 6 9月といえば、俳句・季語は?
9月といえば、ランキングの上位は何?
まず、「9月といえば○○」といったランキングで代表的なものをみていきましょう。
複数のランキングで上位にあったものを、五十音順に並べてみました。いずれも 9月らしいものばかりで、上位になるのも納得できます。
秋祭り
秋祭りは各地で催されていますが、収穫を感謝する意味合いのものは 9月よりも10月に多くみられます。
大相撲九月場所(東京)
9月の中旬(第2土曜日の翌日の日曜日)から開催される九月場所は「秋場所」ともよばれています。
なお、年間の開催は次のようになります。
開催月 | 名 称 | 通 称 |
1月 | 一月場所 | 初場所 |
3月 | 三月場所 | 春場所 大阪場所 |
5月 | 五月場所 | 夏場所 |
7月 | 七月場所 | 名古屋場所 |
9月 | 九月場所 | 秋場所 |
11月 | 十一月場所 | 九州場所 |
お月見/十五夜
中秋の名月といわれるもので、旧暦の 8月15日に行なわれます。この時期に収穫される里芋(さといも)を供えることから、芋名月(いもめいげつ)と呼んでいる地域もあります。
【関連】 お月見の意味は?
お彼岸
暑さ寒さも彼岸までといわれるように、お彼岸を過ぎるとめっきり秋らしくなることが多いように感じます。
なお、春のお彼岸の「ぼたもち」と秋のお彼岸の「おはぎ」は同じものです。
敬老の日
現在は、国民の祝日の「敬老の日」は 9月の第3月曜日ですが、以前には 9月15日と定められていました。この日付は、聖徳太子(しょうとくたいし)あるいは欽明天皇(きんめいてんのう)に由来するとされています。
【関連】 敬老の日の意味について
コスモス
コスモスは、秋の花を代表するものといえるでしょう。漢字で書き表すと秋桜となります。
【関連】 コスモスの俳句
残暑
本来は暦の秋、すなわち二十四節気の立秋を過ぎてからの暑さをいいますが、現在では 9月に入ってからも「残暑」という言葉が使われています。
秋分の日
秋分の日は、天文学上の定義によって定められます。
シルバーウィーク
2015年の秋の大型連休・シルバーウィークが話題になりましたが、次に出現するのは 2026年と予測されています。
新学期
かつての 3学期制では、9月に新学期というイメージが強かったでしょうが、2学期制となると少しとらえ方が違うようです。
なお、近年では 3学期制に戻す動きが多くみられます。
台風
台風という言葉が生まれたのは、明治時代の末頃といわれています。なお、当時は「颱風」と書き表されていました。
【関連】 台風の俳句
重陽の節句/菊の節句
五節句の一つである重陽の節句は 9月9日で、菊の節句とも呼ばれます。
虫の鳴き声
平安時代の頃には、虫の鳴き声を競う虫合(むしあわせ)などの遊びがありました。
9月といえば、行事などは?
9月の行事、イベント、記念日などをカレンダー形式でまとめました。
(なお、行事やイベントが中止になったり、日程が変更になることがあります。)
9/ 1 防災の日
この日付は、1923年(大正12年))9月1日に発生した関東大震災に由来しています。また、これより一週間は防災週間とされています。
9/ 1~ 3 越中八尾(やつお)おわら風の盆
おわらの由来は、江戸時代の元禄期に、町外に持ち出されていた八尾の『町建御墨付(まちだておすみつき)文書』を町民が取り戻したことを祝って三日間踊り明かしたことといわれています。
9/ 2 宝くじの日
9(く)と 2(じ)の語呂合わせから「宝くじの日」とされています。
宝くじのハズレ券が対象となる「宝くじの日お楽しみ抽せん」が実施されていて、全国自治宝くじ事務協議会は「ハズレ券を捨てるのは、9月2日までお待ちください!」と呼びかけてています。
9/ 4 北野祭
北野祭は、京都の北野天満宮の例祭で、平安時代から 1000年以上続いているものです。
9/ 4 くしの日
9(く)と4(し)の語呂合わせから「くしの日」とされました。
9/ 9 重陽の節句
前出のとおり、菊の節句とも呼ばれています。
9/ 9 救急の日
9(きゅう) 9(きゅう)の語呂合わせから、1982年に厚生労働省によって定められたものです。
9/10 カラーテレビ放送記念
日本でカラーのテレビ本放送が開始されたのは、1960年9月10日のことでした。
9/11 警察相談の日
生活上の安全や悩みなどを警察に相談できる電話番号として「#9110」が設定されていて、これにちなんで 9月11日が警察相談の日と定められました。
9/12~18 筥崎八幡宮・放生会大祭
福岡の筥崎宮(はこさきぐう)で行われている放生会(ほうじょうや)は、1000年以上も続いている神事です。
9/15 老人の日
2001年の老人福祉法の改正により 9月15日が老人の日、それより 1週間が老人週間と定められました。
9/16 鶴岡八幡宮・流鏑馬神事
鎌倉の鶴岡八幡宮の流鏑馬(やぶさめ)は、1187年に源頼朝が奉納したのが始まりとされています。
岸和田だんじり祭
本祭は 敬老の日の直前の土・日曜日に行なわれています。
9/第3月曜日 敬老の日
前出です。
9/18 しまくとぅばの日
「しまくとぅば(島言葉)」は、沖縄で伝えられてきた言葉という意味です。
9(く)と10(とぅ)と8(ば)の語呂合わせから 9月18日に定められました。
9/19 苗字の日
1870年(明治3年)9月19日の平民苗字許可令(へいみんみょうじきょかれい)によって、平民にも苗字の使用が許されたことに由来しています。
9/20 空の日
空の日には、次のような変遷がありました。
- 1940年9月28日に「航空日」が制定された
- 1941年 「航空日」が9月20日と決定された
- 1992年 「空の日」と名称が変更された
9/20日~26日 動物愛護週間
1915年にアメリカ動物愛護協会が制定したものが始まりです。
9/23日ごろ 秋分の日
前出です。
秋の社日(しゃにち)
社日は春と秋の 2回あり、秋の社日は秋分に一番近い戊(つちのえ)の日です。
【関連】 社日とは?
9/24~30 結核予防週間
厚生労働省が定めたものです。
結核は現在の日本でも、毎年新たに2万人ほどの発症者が出ています。
9/29 招き猫の日
9(来る)29(福)の語呂合わせから、日本招猫倶楽部が制定したものです。
9月といえば、食べ物は?
9月の行事食としては、お月見で供える月見団子、栗、豆、里芋などがあります。また、お彼岸ではおはぎをお供えします。
このほかにも 9月に旬となる食材は数多くありますので、野菜、果物、海産物に分けて、主な物をみてみましょう。(一部重複しています)
野菜
- 隠元豆(いんげんまめ)
- 胡麻(ごま)
- 薩摩芋(さつまいも)
- 里芋(さといも)
- 椎茸(しいたけ)
- 湿地(しめじ)
- 茄子(なす)
- 松茸(まつたけ)
果物
- 無花果(いちじく)
- 香母酢(かぼす)
- 栗(くり)
- 酢橘(すだち)
- 梨(なし)
- 葡萄(ぶどう)
海産物
- 鮑(あわび)
- 鰯(いわし )
- 鰹(かつお)-戻りがつお
- 昆布(こんぶ)
- 鮭(さけ)
- 秋刀魚(さんま)
- 鯣烏賊(するめいか)
9月といえば、花は?
9月に咲く花で代表的なものをみてみましょう。
- 金木犀(きんもくせい)
- 鶏頭(けいとう)
- 秋桜(こすもす)
- 紫苑(しおん)
- 彼岸花(ひがんばな)=曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
なお、秋の七草とは、次のものをいいます。
- 女郎花(おみなえし)
- 尾花(おばな)
- 桔梗(ききょう)
- 撫子(なでしこ)
- 藤袴(ふじばかま)
- 葛(くず)
- 萩(はぎ)
9月といえば、異名は?
旧暦では 9月を長月(ながつき)と呼んでいました。現在の新暦でも 9月の別名として用いることがあります。
しかし、長月以外にも多くの異名がありますので、それらをみていきましょう。
- 色取月(いろとりづき)
- 詠月(えいげつ)
- 菊開月(きくさきづき)
- 菊月(きくづき)
- 青女月(せいじょづき)
- 竹酔月(ちくすいづき)
- 寝覚月(ねざめづき)
9月といえば、俳句・季語は?
多くの場合、俳句や季語は季節によって分類されていて、12ヶ月のそれぞれに分けているのはあまり見かけません。
しかし、季語が持つ季節感は旧暦によるものです。そして、私たちが使っている現代の暦(=新暦)の感覚からすると、その季節感に「ずれ」を感じることもあります。
そこで、当サイトでは新暦の各月にふさわしくなるように、俳句・季語を集めてご紹介しています。
今の季節、9月に合った俳句や季語を是非鑑賞してみて下さい。
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