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3月といえば… をごっそり集めてみました

桃の花

3月になると、まだ寒い日もありますが、春の訪れを感じられることが多くなってきます。さらに、お彼岸を過ぎた頃になると、いよいよ春になるという喜びに似た気持ちに満ちてきます。

そして、3月ならではの行事やイベントからは、「日本の春」というものを満喫することができます。

このページには、3月といえばすぐに思い浮かぶもの、3月ならではの風物詩などを、ランキング、行事、食べ物、花などに分けて集めてみました。是非ともチェックしてみて下さい。

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3月といえば、ランキングの上位は何?

まず、「3月といえば○○」といったランキングに入っている、代表的なものをみていきましょう。

複数のランキングで上位にあったものを、五十音順に並べました。3月らしい風物詩ばかりで、いずれも上位になるのが納得できるようなものばかりです。

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お花見

お花見は日本古来の風習で、桜の花を対象とすることが多いのですが、梅の花や桃の花でも行われます。

奈良時代の花見では梅の花が鑑賞されていましたが、平安時代には桜がとって代わるようになりました。

 【関連】 花見の俳句

 

お彼岸

お彼岸のお供え物は、春の場合は牡丹餅(ぼたもち)、秋の場合は御萩(おはぎ)といいます。

それでは、夏と冬の場合は…?

 【関連】 お彼岸とは?  お彼岸の俳句

 

お水取り

お水取りとは、奈良の東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)で行われるもので、閼伽井屋(あかいや)の香水を汲む行事です。

この香水は、若狭の遠敷明神(おにゅうみょうじん)が神々の集いに遅れたお詫びとして、二月堂本尊に献じられたと伝えられています。

関西では主に、お松明(おたいまつ)と呼ばれます。

 

花粉症

日本では、1960年代から花粉症という言葉が一般に広まりました。枯草熱(こそうねつ)といわれることもあります。

 

高校野球

3月の下旬から開催される高校野球大会の正式名称は選抜高等学校野球大会で、春の甲子園、センバツという通称があります。

一般的な出場校数は 32です。

 

日本人にとって馴染みの深い桜は、古くから諸行無常(しょぎょうむじょう)という言葉と結びつけられてきました。

咲くときには一気に開花し、さっと散ってしまう姿に「はかなさ、潔さ」が強く感じられるので、私たちの心に強く訴えてくるものがあります。

 【関連】 桜の和歌  桜の短歌  桜の俳句

見事な桜で、花びらが舞う光景がとても美しいです

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春分の日

春分(しゅんぶん)とは、天文学的に定義されているもので、「太陽が春分点を通過した瞬間」または「太陽黄経が 0° となったとき」と表現されます。

 【関連】 春分の俳句

 

卒業

卒業式が現在のような形式のものとして定着し始めたのは、1870年代後半から1880年代にかけてのことでした。

 【関連】 卒業の俳句

 

春休み

一般にいう春休みを正式に表現すると、学年末休業と学年始休業、あるいは春季休業となります。

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ひな祭り

ひな祭りの由来は、平安時代の「ひなあそび」という貴族の子女のあそびごとです。

 【関連】 ひな祭りにはまぐりを食べるのは何故?

 

プロ野球の開幕

始球式で記録に残っている最古のものは、1908年11月22日にアメリカ大リーグ選抜チーム対早稲田大学野球部の試合のものとされています。

大隈重信(おおくま しげのぶ)が投球しましたが、ストライクゾーンからは大きく外れました。しかし、早稲田大学の 1番打者がわざと空振りしてストライクにしました。

 

ホワイトデー

ホワイトデーは日本で生まれた習慣です。

中国、台湾、韓国などでも定着していますが、欧米諸国では見られない見られないものです。

スイーツ

 

 

3月といえば、行事などは?

3月の行事、イベント、記念日などをカレンダー形式でまとめました。

 

3/1~7 火災予防週間

全国火災予防運動は春と秋におこなわれますが、1952年までは「全国大火撲滅運動」と呼ばれていました。

 

3/3 ひな祭り

ひな祭りはかつて、旧暦の 3月3日に行なわれていたので、ちょうど桃の花が咲く頃であったことから、桃の節句ともいわれます。

また、もともとは 3月上旬の(み、し)の日であったため、上巳(じょうし)とも呼ばれます。

 【関連】 ひな祭りの俳句

 

3/3・4 深大寺 だるま市

東京の深大寺(じんだいじ)の最大の行事が厄除元三大師大祭で、境内ではだるま市が開かれます。

このだるま市は、日本三大だるま市の一つに数えられます。

 

3/3 耳の日

耳の日は、数字の 3が耳の形に似ていることと、「み(3)み(3)」の語呂合わせから、1956年に日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日です。

 

3/7 消防記念日

消防記念日は、消防組織法が施行された3月7日(1948年)にちなんだ記念日で、1950年に定められました。

 

3/8 国際女性デー

国際女性デーは、国際婦人デー、国際女性の日などとも呼ばれています。

1904年3月8日に、アメリカのニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたことに由来します。

横向きの女性と夕日

 

3/第2日曜日 高尾山薬王院 火渡り祭

東京の高尾山薬王院(たかおさん やくおういん)で行われる火渡り祭には一般の人も参加ができ、修験者(しゅげんじゃ)に続いて火を渡ることができます。

 

3/10 鹽竈神社 帆手(ほて)まつり

宮城の鹽竈神社(しおがまじんじゃ)でおこなわれる帆手まつりは、約300年前に火伏せの神事として始まりました。

 

3/10 東京大空襲

第二次世界大戦の末期に、東京は 100回以上の空襲を受けています。

そして、死者数が10万人を越えた 1945年3月10日の空襲(下町空襲)を指して、東京大空襲といわれることが多くあります。

 

3/11 東日本大震災

東北地方太平洋沖地震は 2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に発生し、この地震によって福島第一原子力発電所事故も起こりました。

 

二日灸

二日灸(ふつかきゅう)とは、旧暦の 2月2日にすえるお灸のことで、この日のお灸の効能は倍になるといわれています。

また同様に、旧暦の 8月2日のお灸も二日灸といいます。

 

3/12 お水取り

お水取りは、正式には修二会(しゅにえ)といいます。この修二会とは、仏教の寺院で行なわれる法会(ほうえ=僧侶、檀信徒の集まり)の一つです。

 

3/13 春日祭

春日祭(かすがさい、かすがまつり)は、奈良の春日大社(かすがたいしゃ)で行われる、国家の安泰と国民の繁栄を祈る祭礼です。

明治維新以前には、旧暦の 2月、11月の最初の申(さる)の日に行なわれていたので、申祭とも呼ばれていました。

春日大社の釣り灯籠

 

3/15 善光寺 御会式

長野の善光寺(ぜんこうじ)の御会式(おえしき)は、本尊の善光寺如来の遷座を記念して行われる法会です。

 

3/20 上野動物園開園記念日

東京の上野動物園は、1882年3月20日に開園した、日本で最も古い動物園です。

 

春分の日 3/20ころ

春分の日は、お彼岸のお中日となります。

 

春の社日

社日は春と秋の 2回あり、春の社日は春分に一番近い戊(つちのえ)の日です。

 【関連】 社日とは?

 

3/22 NHK放送記念日

NHK放送記念日は、1925年(大正14年)3月22日にNHKラジオ第1放送が仮放送を開始したことを記念して制定されました。

 

3/25 電気記念日

電気記念日は、1887年(明治20年)3月25日から家庭用の配電が始まったことに由来して定められた記念日で、1927年(昭和2年)に日本電気協会が制定しました。

 

3/30~4/5 薬師寺花会式

奈良の薬師寺(やくしじ)の修二会は、一般に花会式(はなえしき)と呼ばれています。この名前のように、10種類の造花が本尊の薬師如来(やくしにょらい)に捧げられます。

薬師寺

 

 

3月といえば、食べ物は?

3月の行事食としては、ひな祭りの白酒(しろざけ)、ひなあられ、はまぐりなどがあります。また、お花見での花見酒(はなみざけ)などもあります。

このほかにも 3月に旬となる食材は数多くありますので、野菜、果物、海産物に分けて、主な物をみてみましょう。(一部、2月のものと重複しています)

 

野菜

  • うど
  • かぶ
  • キャベツ
  • せり
  • 玉ねぎ
  • にら
  • ふきのとう
  • ブロッコリー
  • みつば
  • わらび

 

果物

  • オレンジ
  • キウイ
  • デコポン
  • はっさく
  • マンゴー

 

海産物

  • あおやぎ
  • あさり
  • イイダコ
  • 牡蠣(かき)
  • かずのこ
  • 桜海老
  • ズワイガニ
  • はまぐり
  • ひじき
  • わかめ

 

 

3月といえば、花は?

3月に咲く花で代表的なものをみてみましょう。

  • 馬酔木(あせび):ツツジ科アセビ属の常緑性低木
  • 梅:バラ科サクラ属の落葉高木
  • クロッカス:アヤメ科クロッカス属の総称
  • 春蘭:ラン科シュンラン属の蘭
  • 水仙:ヒガンバナ科の属の名
  • 菫(すみれ):スミレ科スミレ属の総称
  • 菜の花:アブラナ科アブラナ属の総称
  • 白木蓮(はくもくれん):モクレン科モクレン属の落葉高木
  • 福寿草:キンポウゲ科の多年草
  • 桃:バラ科スモモ属の落葉低木
  • 雪柳(ゆきやなぎ):バラ科シモツケ属の落葉低木

桃の木

 

 

3月といえば、異名は?

旧暦では 3月を弥生(やよい)と呼んでいました。現在の新暦でも 3月の別名として用いることがあります。

弥生の由来は、「弥」にはいよいよという意味、「生」には生い茂るという意味があるので、「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が短くなったとする説が有力です。

また、弥生以外にも多くの異名がありますので、それらをみていきましょう。

  • 花月(かげつ)
  • 嘉月(かげつ)
  • 華節(かせつ)
  • 季春(きしゅん)
  • 建辰月(けんしんづき)
  • 桜月(さくらづき)
  • 早花咲月(さはなさきづき)
  • 蚕月(さんげつ)
  • 残景(ざんけい)
  • 宿月(しゅくげつ)
  • 春抄(しゅんしょう)
  • 桃月(とうげつ)
  • 花見月(はなみづき)
  • 春惜月(はるをしみづき)
  • 晩春(ばんしゅん)
  • 雛月(ひいなづき)
  • 暮春(ぼしゅん)
  • 夢見月(ゆめみづき)
  • 緑秀(りょくしゅう)

 

 

3月といえば、俳句・季語は?

多くの場合、俳句や季語は季節によって分類されていて、12ヶ月のそれぞれに分けているのはあまり見かけません。

しかし、季語が持つ季節感は旧暦によるものです。そして、私たちが使っている現代の暦(=新暦)の感覚からすると、その季節感に「ずれ」を感じることもあります。

そこで、当サイトでは新暦の各月にふさわしくなるように、俳句・季語を集めてご紹介しています。

今の季節、3月に合った俳句や季語を是非鑑賞してみて下さい。

⇒ 3月の俳句

⇒ 3月の季語と例句

 


 関 連 ペ ー ジ 


⇒ 春の風物詩

⇒ 4月といえば?

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